JR職員の連携した活動により一人の命が救われました！

　令和7年3月8日、JR大阪環状線大阪城公園駅構内において、突然意識を失った乗客に対して、適切な救命処置を実施し、人命を救ったJR職員の原田　悠司（はらだ　ゆうじ）氏、田島　初（たじま　はじめ）氏、福井　智大（ふくい　ともひろ）氏、増尾　健太郎（ますお けんたろう）氏に中央消防署長が感謝状を贈呈しました。

　JR大阪城公園駅1番線ホームに停車中の車両内において、乗客が意識を失い倒れたもので、目撃した乗客により非常ボタンが押下されたため、ホームにいたJR職員の田島氏及び原田氏が現地へ向かい、改札にいたJR職員の福井氏及び増尾氏がAEDを携行し現地へ向かいました。田島氏と原田氏が傷病者の元へ到着した時には心肺停止状態であり、直ぐに心肺蘇生法、AEDを用いた電気ショック、群衆整理および到着した救急隊の誘導を実施しました。4人の連携した懸命な救命活動の結果、救急隊が到着した時には、心拍および自発呼吸が回復していました。

　「多くのお客様が利用する環境ではありますが、まさか自分達がこのような現場に遭遇するとは思っていませんでした。救命講習の受講経験が本当に役にたち、普段からのシュミレーションが大切であると実感致しました。」とコメントを頂きました。

　今回、原田さん、田島さん、福井さん、増尾さんの勇気ある行動により一人の尊い命が救われたことに署員一同、深く感謝申し上げます。

　このような状況でとっさに対応するのは難しいですが、普段から救命講習を受講していれば、きっとあなたも目の前の命を救うことが出来るはずです。