大都市水道局合同防災訓練
2023年12月26日
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大阪市水道局では、地震等大規模災害発生時における初動体制の確立や、応急対策活動の習熟を図るため、「19大都市水道局災害相互応援に関する覚書及び同実施細目」並びに「東京都水道局と大阪市水道局の災害時の救援活動に関する覚書」に基づき、神戸市水道局、福岡市水道局、東京都水道局、堺市上下水道局と大都市水道局合同防災訓練を実施しました。
1 訓練概要
本訓練では、上町断層帯地震の発生に伴い、大阪市域の広範囲で減水・断水が発生している想定のもと、机上訓練を実施するとともに、併せて実働訓練として、地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センターにおいて、給水車による応急給水訓練を実施しました。
2 実施日及び場所
実施日 | 場所 | 主な訓練内容 |
---|---|---|
令和元年11月20日(水) | 大阪市水道局ATC庁舎 | 情報伝達訓練 |
令和元年11月21日(木) | 柴島浄水場 大阪急性期・総合医療センター | 応援隊受入、机上訓練 応急給水訓練 |
3 訓練詳細
11月20日(水)情報伝達訓練(大阪市水道局ATC庁舎)
午前9時、大阪市域を震源とする最大震度6強の直下型地震(上町断層帯地震)が発生した想定で、大阪市水道局事業継続計画(BCP)及び大阪市水道局受援計画に基づき、応急対策活動に係る他都市応援隊の受入計画を策定し、神戸市、福岡市、東京都に対し、災害時優先電話・FAX・衛星携帯電話等を活用し、応援要請を実施しました。
11月21日(木)応援隊受入、机上訓練
(1)応援隊受入(柴島浄水場)
午前10時、応援要請を受理した各都市が柴島浄水場に到着し、着任報告を行いました。本訓練では、神戸市14名(車両4台)、福岡市10名(車両:3台)、東京都11名(車両3台)が応援に駆け付けました。

応援隊到着

応援隊着任報告の様子
(2)机上訓練(柴島浄水場)
机上訓練は発災3日後及び発災7日後を想定し、2部構成で実施しました。第1部では発災3日後を想定し、受援計画に基づき、他都市応援隊に対し大阪市域の状況や現在の活動状況等について説明を行い、今後、他都市応援隊が幹事応援水道事業体として活動する上で必要な情報を伝達しました。

訓練第1部の状況

訓練第1部の全景
第2部では神戸市、福岡市、東京都の職員が幹事応援水道事業体となり、発災7日後を想定し、他都市応援隊への応急活動の指揮を執る訓練を実施しました。
本訓練に参加した神戸市、福岡市、東京都の職員からは、「幹事応援水道事業体として、被災都市(大阪市)から受け取った情報を整理し、他都市応援隊に対し指揮する今回の訓練内容はこれまで経験したことがなく新鮮であり、良い経験となった」などコメントをいただきました。

訓練第2部の状況

訓練第2部の全景
11月21日(木)応急給水訓練
(1)応急給水車への注水作業(柴島浄水場)
同日午後からの大阪急性期・総合医療センターと連携した応急給水訓練に備え、柴島浄水場構内の応急給水用注水設備から給水車への注水を実施しました。
応急給水車への注水作業
(2)応急給水訓練(大阪急性期・総合医療センター)
地震により大阪府の基幹災害拠点病院である大阪急性期・総合医療センターの受水槽において貯留水が減水している想定のもと、大阪市及び3都市応援隊に堺市が合流し、受水槽への応急給水を実施しました。
同センターにおいては、災害時などにおける受水槽への円滑な応急給水に資するため、給水車用入水管が今年度新たに設置されており、当該入水管を活用し注水を実施しました。


応急給水訓練の後、大阪急性期・総合医療センターの総長より「有事の際には、応援隊が円滑に応急給水活動を実施いただけるよう設置した給水車用入水管を活用して、訓練を実施できたことは、非常に有意義であった」との感想をいただきました。
その後、同センターへの応急給水を実施する場合における、給水車への注水拠点となる住吉配水場に向かい、応急給水用注水設備の確認などを行いました。
4.本訓練を終えて
5.最後に
【参考】
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大阪市水道局総務部総務課(危機管理担当)
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