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SDGs(持続可能な開発目標)の取り組み

2023年10月24日

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大阪市水道経営戦略と「SDGs」

 大阪市水道局では、水道事業の中長期的な経営の基本計画として「大阪市水道経営戦略(2018-2027)【改訂版】」(以下、「経営戦略」といいます。)を策定し、施設や組織、財政基盤の強化に取り組んでいるところです。

 持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015(平成27)年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030(令和12)年までに持続可能でよりよい世界をめざす17の国際目標です。 

 水道局では様々な取組を通じてSDGsの達成に貢献していくこととしており、この経営戦略に基づく取組が、SDGsの達成に寄与するものとなるよう進めていきます。

SDGs世界を変えるための17の目標

経営戦略の主な施策・取組

 経営戦略では、経営の基本理念の実現に向けた基本方針を明確化し、基本方針に基づく基本施策を掲げています。基本施策の戦略(取組の方向性)の中で、SDGsの17の目標に関連する主なものを紹介します。


経営戦略【基本方針1】 安全でおいしい水道水の安定的な供給


 基本方針1では、「安全でおいしい水道水の供給」と「水道水の安定的な供給」の2つの施策に取り組みます。

 主な戦略として、水道施設・管路の耐震化や、浄水処理過程における水道水質の管理の徹底等を掲げています。

住み続けられるまちづくりを

 住み続けられるまちづくりを

水道施設・管路の耐震化

 南海トラフ巨大地震の発生時においても、当面必要となる水道水を供給できるよう、取・浄水過程から配水過程に至る一連の水道水の供給プロセスの一体性を明確にして、管路や施設の耐震化に取り組んでいます。

水道施設の耐震化

 水道施設の耐震化

<完成した上系20~22号配水池(柴島浄水場)>

管路の耐震化

 管路の耐震化

<巽送水管の耐震化状況>

安全な水とトイレを世界中に

 安全な水とトイレを世界中に

浄水処理過程における水道水質の管理の徹底

 水道局では、安全で安心な水道水の製造が行えるよう、浄水場(総合水運用センター)において、24時間365日連続して、適正な浄水処理を行っています。

 また、水道水質の統合的モニタリング機関として、水質管理をより確実に実施し、災害や水質異常等の様々なリスクに柔軟に対応できるよう、水質試験所の建替えを行い、最新の分析技術にも対応できる環境を整備する取組を進めています。

水質検査

<水質検査>

 新水質試験所の完成イメージ

<新水質試験所の完成イメージ>


基本方針1はこちらのページをご覧ください。


経営戦略【基本方針3】 新たな技術の開発・導入による高度化の検討


 基本方針3では、「浄水処理・水質管理に関する新技術の開発」「より精度の高い施設の運転・維持管理に向けたデジタル技術、ドローン等の活用の検討」「水道スマートメーターの導入に向けた環境整備」「民間企業等や他の水道事業体との連携」の4つの施策に取り組みます。

 主な戦略として、管路のアセットマネジメントへのICT・AI等の活用の検討や、浄水施設や配水施設の運転管理における監視制御の高度化の検討等を掲げています。

住み続けられるまちづくりを

 住み続けられるまちづくりを

浄配水場監視制御システムの高度化

 浄配水場監視制御システムは、安全でおいしい水道水を安定して届けるための運転操作を行うシステムです。更新時期を迎えるこれらのシステムについて、システム相互間の親和性・信頼性の向上を目的に、ICT、IoT、AI等の最新技術導入によるシステムの高度化に向けた取組を実施しています。

 監視制御システム(総合水運用センター内)

<監視制御システム(総合水運用センター内)>


基本方針3はこちらのページをご覧ください。


経営戦略【基本方針4】 社会的責任の遂行


 基本方針4では、「他の水道事業体への支援」「開発途上国の水問題解消への貢献」「環境への負荷の低減」「水道事業に関するデータの積極的な提供」の4つの施策に取り組みます。

 主な戦略として 、他の水道事業体への技術支援、開発途上国における水道施設の整備及び運営の支援、再生可能エネルギーの導入拡大の検討や脱プラスチックに向けたマイボトルの普及促進等を掲げています。

安全な水とトイレを世界中に

 安全な水とトイレを世界中に

開発途上国が抱える水問題の解消に向けた支援

 ベトナム・ホーチミン市及びドンナイ省やインドネシア・ジャンビ市の水道事業体との間で、水道改善に関する技術協力を進めています。

ホーチミン市、ドンナイ省との技術交流の状況

<ホーチミン市、ドンナイ省との技術交流の状況>

ジャンビ市との技術交流の状況

<ジャンビ市との技術交流の状況>

つくる責任 つかう責任

 つくる責任つかう責任

再生可能エネルギーの導入拡大の検討

 エネルギー分野における技術動向等を注視し、再生可能エネルギーを利用する設備の現在運用中の施設への導入や施設更新・改良時の導入に向けた調査検討を継続して進め、技術的な観点や経済合理性の観点から有効性が確認できたものは速やかに導入していきます。

 柴島浄水場 太陽光発電設備

<柴島浄水場 太陽光発電設備>

脱プラスチックに向けたマイボトルの普及促進

 脱プラスチックの取組の一環として、ペットボトル水の利用からマイボトルによる水道水の飲用利用へのライフスタイルの転換の啓発・勧奨を行っています。

給水スポット

<給水スポット>

移動型給水スポット

<移動型給水スポット>

パートナーシップで目標を達成しよう

 パートナーシップで目標を達成しよう

他の水道事業体への技術支援

 外郭団体である株式会社大阪水道総合サービスの協力体制のもと、技術連携協定を締結している水道事業体より要請のあった技術支援について実施しています。

 連携協定締結事業体

<連携協定締結事業体>


基本方針4はこちらのページをご覧ください。


経営戦略【基本方針5】 持続性確保のための経営基盤の維持・強化


 基本方針5では、「堅実かつ戦略的な財政運営」「確実な技術継承と人材育成」「効率的な事業運営と危機事象に対する強靭性の高い業務運営」「お客さまからの信頼の確保」の4つの施策に取り組みます。

 主な戦略として、暗黙知の形式知化とナレッジマネジメントシステムの構築、官民連携(PPP/PFI)の推進や浄水場の施設能力の適正規模化と大阪府域内の他の浄水場との連携の検討等を掲げています。

質の高い教育をみんなに

 質の高い教育をみんなに

確実な技術継承と人材育成

 水道技術に関する知識・実技を継承する施策、並びに調査研究及び職員の自己研鑽を奨励・支援する施策を継続して実施することにより、将来の水道事業を担う人材の育成に取り組んでいます。

ナレッジマネジメントシステムのイメージ

<ナレッジマネジメントシステムのイメージ>

技術研修

<技術研修>

パートナーシップで目標を達成しよう

 パートナーシップで目標を達成しよう

官民連携(PPP/PFI)の推進

 基幹管路の更新について、PFI事業として実施することで、民間事業者の技術力と創意工夫の発揮により、工事及び業務の適正な履行による品質の確保等はもとより、コストも抑制しつつ、更新のペースアップを図ります。

【事業の概要】

 事業の概要

浄水場の施設能力の適正規模化と大阪府域内の他の浄水場との連携の検討

 大阪市の3つの浄水場を含め、吹田市、枚方市、守口市、大阪広域水道企業団の5団体が設置している淀川を水源とする浄水場については、令和5年6月に大阪府が策定した「大阪府水道基盤強化計画」に明記された施設整備方針に基づき、関係事業体間で連携を図りながら、ムダのない効率的な施設整備を進めています。

「府域一水道に向けた水道のあり方協議会」で取りまとめられた淀川系浄水場の最適配置

<「府域一水道に向けた水道のあり方協議会」で取りまとめられた淀川系浄水場の最適配置>


基本方針5はこちらのページをご覧ください。

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