SDGs(持続可能な開発目標)の取り組み
2022年9月7日
ページ番号:492793

水道局 SDGsプラットフォーム
SDGsへの貢献、次世代水道へ繋ぐために~持続と成長~



3 すべての人に健康と福祉を
事業活動を通じて人々の健康と福祉に貢献します。
浄水施設等の適切な維持管理
安全な水道水をお届けするため、浄水施設や水質計器等を適切に維持管理しています。

浄水施設の一例
(沈でん池)

水質計器の一例
(濁色度計・pH計)
「地域見守りの取組」への参画
大阪市福祉局が実施する、協力事業者による地域見守りの取組へ参画しています。



4 質の高い教育をみんなに
水に関する学習の機会を提供します。
「浄水場見学」「出前水道教室」等の実施
水の大切さや水道の仕組みを学習していただくために、「浄水場見学」や「出前水道教室」、「水の流れツアー」を実施しています。
水道や水環境に関心を寄せていただくきっかけ作りとなることを目的として、「水」の絵コンクールを実施しています。

浄水場見学

水の流れツアー

「水」の絵コンクール


5 ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等を促進する取組を行います。
職員向けの人権問題研修等の実施
男女間の格差や固定的な性別役割分担意識等に関わる人権問題研修や性の多様性についての正しい知識と理解を深めるためのLGBT研修を実施するなど、職員の意識向上に努めています。

ワーク・ライフ・バランスの確保と女性が活躍できる職場環境づくり
大阪市特定事業主行動計画に基づき、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を確保でき、子育てしながら働きやすいと実感できると同時に、一人一人の女性が、その能力と個性を十分に発揮できる職場環境づくりを推進しています。



6 安全な水とトイレを世界中に
安全な水道水をお届けするとともに、海外の水道整備に貢献します。
高度浄水処理の実施
かび臭やトリハロメタンの原因となる有機物を低減し、より安全で良質な水をつくるために、従来の浄水処理にオゾンと粒状活性炭による処理を加えた高度浄水処理を実施しています。

水質管理計画に基づく総合的な水質管理
毎年策定する「大阪市水道・水質管理計画」により、水源・浄水場・給水栓(蛇口)といった、それぞれの段階での水質監視・検査を定め、良質で安全な水道水をお届けしています。
水道GLPに基づく品質管理システムにより、信頼性の高い水質検査結果をお知らせします。


残留塩素管理の高度化
市内全域で均衡のとれた残留塩素管理を推進しています。

浄水場 配水場 | 残留塩素濃度シミュレーションに基づく塩素注入の適正化 | |
配水過程 | 短期的 | 末端部で水需要が少ない地域における排水作業 |
中長期的 | 需要に見合った管網整備の検討 |
水質試験所リノベーションによる水質管理体制の強化
水質試験所の建替えを機に、最新の分析環境を整備するとともに、水質管理体制を再構築することで、様々な水質異常等の事象に対応できるよう水質管理機能を強化します。

鉛給水管の取り替え
道路部分における鉛給水管の解消に向けた取替えを行っています。

宅地内に残存する鉛給水管の取替えについては、工事費の一部を助成する制度をご利用いただけます。
浄水場における警備体制の強化

開発途上国等における水道の改善


ベトナム・ホーチミン市での調査
海外水道技術者の研修受入れ
浄水場や体験型研修センターに海外水道技術者等を受入れ、研修等を行っています。

体験型研修センターでの研修受入れ

最適先端処理技術実験施設
これらの他
「管路耐震化の促進」、「重要給水施設管路の耐震化」、「浄水場の耐震化」などの取組も行っています。


7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
省エネルギー設備の導入や、再生可能エネルギーの利用に努めます。
省電力設備の設置
水づくりにおいて最も電力を使用するポンプ設備に、回転速度制御設備(必要な水量・水圧となるよう、ポンプの回転速度を制御し電力量を抑制する設備)を設置することにより、電力使用量を削減しています。

楠葉取水場 取水ポンプ及び回転速度制御設備
(写真下部) (写真上部)
大阪市水道局環境報告書にも詳細を記載しています。
水道リソースを活用したバーチャル・パワー・プラントの構築
電力使用量の多い水道事業者として、環境負荷低減に向け、水道リソースを活用したバーチャル・パワー・プラント(仮想発電所)の構築に向けた調査研究に積極的に取り組みます。

(資源エネルギー庁HP資料を一部加工)
バーチャル・パワー・プラント:仮想発電所=工場や家庭などが有する分散型エネルギーリソースを、IoTを活用した高度な技術により束ね、遠隔・統合制御することで、電力の需給バランス調整に活用し、あたかも一つの発電所のように機能させるしくみ。略称VPP。
小水力発電設備の導入
未利用エネルギーの有効活用を図るため、配水池流入水の残存水圧を利用した小水力発電設備を導入しています。

大阪市水道局環境報告書にも詳細を記載しています。
太陽光発電設備の設置
地球環境保全の観点、また災害時の応急給水活動の電源確保のため、太陽光発電設備を設置しています。

柴島浄水場
大阪市水道局環境報告書にも詳細を記載しています。
オフィスにおける環境への配慮
省エネルギー(照明のLED化等)・省資源(ペーパーレス会議の推進や業務システムの電子決裁化などによる用紙の節約等)、廃棄物の減量・リサイクル及びグリーン購入、物品等納入時のグリーン配送、公用車へのエコカー導入の推進など、環境に配慮した取組を行っています。

事業所における照明のLED化

ペーパーレス会議


8 働きがいも経済成長も
働き方改革に取り組み、職員の生産性向上を図ります。
テレワーク制度の実施
仕事と生活の両立を図り、効率的に働くことができる職場環境づくりに向けて、時間や場所にとらわれない働き方を実現します。

ワーク・ライフ・バランスの推進
「ワーク・ライフ・バランス期間(7~8・11月)」を設定し、職員のワーク・ライフ・バランスを推進しています。
<期間中の取組内容>



9 産業と技術革新の基盤をつくろう
持続と成長が可能な次世代水道を構築します。
新技術の導入に向けた多角的な調査研究

上図の取組の詳細は、下記リンク先ページ「経営戦略104ページ」よりご確認下さい。
総合水運用システムの高度化
総合水運用システム(注)をICTの活用により更に高度に発展させ、庭窪・豊野浄水場の運転管理機能についても総合水運用システムに統合し、浄水・配水の運転管理を全て総合水運用センターから一元的かつ効率的に行う体制を構築しています。総合水運用センターは浄配水技術の拠点と位置づけ、効果的なナレッジマネジメントにより確実な技術継承を実現し、公的ガバナンスの強化を図っています。

(注)総合水運用システム
市域全体の配水実績に基づく水需要予測により、市内の配水池の水位計画及び浄水場の浄水計画を自動立案する機能を備えたシステムのことをいいます。
ICTの徹底活用
「水道局ICT計画」に基づき、水道のあらゆる部門において、ICTの徹底活用を推進しています。

工業用水道事業の運営
地下水の汲み上げによる地盤沈下対策としての役割を果たしつつ、本市の産業活動を支える重要なインフラとして工業用水道事業を運営しています。



10 人や国の不平等をなくそう
的確な情報をすべてのお客さまに届けます。
点字による水道使用量の案内

「水道ご使用量のお知らせ」
ホームページによる情報の発信
あらゆるお客さまが等しく水道局の情報へアクセスできるよう(ウェブアクセシビリティ)配慮した情報発信を行っています。

心身の機能や利用する環境に関係なく、提供されている情報やサービスを利用できるよう配慮しています。
あらゆるお客さまへの広報

(ホームページにも掲載しています。)


11 住み続けられるまちづくりを
災害に強い水道施設の構築により都市の強靭化に寄与します。

管路耐震化の促進
生活、都市活動に欠かせない水を皆さまに確実にお届けするため、「管路耐震化促進・緊急10ヵ年計画」に基づき、水道管の更新(耐震化)に取り組んでいます。

南海トラフ巨大地震に備えた耐震管路網の構築


重要給水施設管路の耐震化
重要給水施設を設定し、「耐震管」化を推進しています。
特に重要となる広域避難場所及び災害医療機関に至る管路を耐震管に更新します。


浄水場の耐震化
コンパクトで強靭な水づくり拠点の形成に向け、将来の水需要を見据えつつ、これに見合った規模の施設に対して、耐震整備を進めています。

浄水場(凝集沈殿地)の耐震化工事
送配水ネットワークの強化
1つの浄水場や配水場が停止するなどの緊急時に、他の浄水場や配水場から大量の水を融通することによる応援を可能とする送配水幹線をより緊密に連絡するなど、信頼性の高いライフラインを形成します。

停電対策の推進
停電が長期化した場合においても浄水処理を継続するため、施設運転用自家発電設備の設置を進めます。

漏水防止のための配水設備の適切な点検・補修
配水設備の漏水率低減を図るため、点検・維持補修作業に取り組んでいます。
全体的に漏水件数は減少傾向にあるものの、管種別に見ると事故件数が横ばいとなっている管種(鋼管など)もあるため、これらに対しては対策を強化し、効率的な点検・補修を行っていきます。
応急給水体制の充実
地震などの災害発生により水道が使えなくなった場合に、市民の皆さまに飲料水や生活用水など、その時々の状況に応じて必要量の水をお届けできるよう、応急給水体制を整備しています。

市民・お客さまと協働した応急給水訓練の実施
災害時に円滑に応急給水拠点を運営できるよう、また、市民・お客さまにも応急給水の仕組みを知っていただくため、市内各区や地域での防災訓練において、応急給水訓練を実施しています。




12 つくる責任 つかう責任
事業運営において持続可能な消費と生産パターンの構築に努めます。
浄水発生土のリサイクル
浄水場での浄水処理過程で発生する浄水発生土(脱水ケーキ)の減量化、販売等の有効利用による再資源化に取り組んでいます。


柴島・庭窪浄水場の脱水ケーキ

豊野浄水場の脱水ケーキ
「大阪市庁内環境管理計画」の着実な実行



13 気候変動に具体的な対策を
気候関連災害や自然災害に対する強靭性を確保します。
原水水質異常時における粉末活性炭の効果的な運用
原水水質異常時に、より迅速かつ効果的な粉末活性炭の運用を実施します。

本市被災時の受援体制の強化
本市が被災した際の他都市からの支援の受入体制を構築します。

ISO22000の運用による品質管理の徹底
ISO22000の適切な運用を継続し、水源から給水栓までの水道プロセス全体を適切に管理し、水道水の安全性向上に努めます。



14 海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源の保全に繋がる活動を実践します。
関係自治体と協力した水質保全活動
淀川から取水する水道事業体で構成する「淀川水質協議会」を通じ、淀川の水質保全を目的として、水源水質の共同監視や水質保全上の課題を関係各省へ要望する活動等を実施しています。

淀川(三川合流地点)
給水スポットを活用した情報発信と環境配慮行動
水道水の安全性やおいしさを実感していただくとともに、環境配慮行動(プラごみやCO₂の削減など)の一環としてマイボトルの利用を推進するために、給水スポット「水色スイッチ」を市内5か所に設置し、冷たい水道水を無料で提供しています。
付属のデジタルサイネージでは、当局の取組をショートムービーで情報発信しています。

(注)マイボトルをセットすることで冷たい水道水を注ぐことができる給水機で、これに画像や動画などのデジタルコンテンツを表示できるディスプレイを備えたもの。


15 陸の豊かさも守ろう
多様な自然環境の保全に繋がる取組を推進します。
緑の拠点と水辺空間の連携の促進
柴島浄水場総合管理棟では、施設整備の基本方針の一つに「環境配慮」を掲げ、省エネルギーはもとより、ヒートアイランド対策にも取り組んでいます。

大阪市水道局環境報告書にも詳細を記載しています。
都市景観の保全と創造
浄水場では、周辺の自然環境や景観との調和を保つために、樹木(3浄水場合計:約7万本)の育成・管理を積極的に行っています。

柴島浄水場
大阪市水道局環境報告書にも詳細を記載しています。
化学物質の監視体制の整備
水源へ流出する可能性のある化学物質などについて情報収集をするとともに監視体制を確立し、水源水質保全に努めていきます。


大阪市の水道水源はこちら


16 平和と公正をすべての人に
内部統制体制を徹底し、適正な業務執行を確保します。
透明性の高い組織づくり
内部統制に係る4つの目的(業務の効率的かつ効果的な遂行、財務報告等の信頼性の確保、業務に関わる法令等の遵守、資産の保全)の達成を阻害する「不適切な事態」を生じさせないため、内部統制を徹底し、適正な業務執行を確保します。



17 パートナーシップで目標を達成しよう
次世代水道の構築に向けた効果的なパートナーシップを推進します。
官民連携による設計施工体制の強化

連携協定の拡大と新たな推進体制の構築
連携協定を締結している事業体との相互コミュニケーションを活発に行い、これまでの技術支援に加え、多様化する支援ニーズに応えるため、外郭団体の活用などにより実施体制を強化し、広域的な基盤強化に貢献します。

周辺事業体との連携状況
官民連携による海外水ビジネスの推進
大阪市水道局では、海外水ビジネスにおける民間企業との連携を一層強化し、新規案件の形成をはじめとするビジネス機会の創出につなげていくことを目的として、「大阪市水道局 海外水ビジネスパートナー制度」を創設し、官民連携による海外の水ビジネス事業を推進しています。

関連リンク集
- 大阪市水道経営戦略(2018-2027)
- 大阪市水道局ICT計画
リンク先より最新版の計画をご覧ください。 - 大阪市水道局環境報告書
リンク先より最新版の報告書をご覧ください。
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