停電によるビル・マンション等の断水に備えましょう
2020年10月5日
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ビル・マンション等の高層建築物では、水道管自体は断水していなくても、高層階まで水を送るためのポンプが停電により停止した場合、建物内で断水が起こります。
停電による断水の特徴
- 配水管が健全であればビル・マンション等でも2、3階程度まで(1階部分の集会所や共用の水栓など)は断水していない場合があります。
- 受水槽方式では、停電時でも高置水槽内に水がある間は断水しませんが、高置水槽内の水がなくなると断水になります。
- ポンプ用の非常用電源設備をあらかじめ備えているビル・マンション等では、停電時のポンプ停止による断水が起こってもすぐに断水を解消することができます。
停電による断水に備えた対策
ビル・マンション等の居住者・利用者の方へ
- 停電により断水した場合は、まず、ビル・マンション等の管理者(管理会社)へ連絡しましょう。
- 停電時にはエレベーターも停止します。特に高層階への水の運搬は大変な作業となりますので、日ごろからご家庭で飲料水を備蓄しておきましょう。
ビル・マンション等の所有者・管理者の方へ
- ポンプ用の非常用電源設備を設置すれば、断水リスクが下がります。
- 直結増圧方式では、配水管が健全であれば、2、3階程度までにある共用の水栓を、非常用給水栓として活用できます。
- 受水槽方式で、受水槽手前に検水栓が設置されている場合、非常用給水栓として活用できます。
- 受水槽方式のビル・マンション等においては、停電時等に建物全体が断水とならないように、直圧部からの分岐を非常用給水栓に限り設置することができます。
(詳しくはこちらをご覧ください。)
ビル・マンション等の主な給水方式の例

直結増圧方式(左図):建物内の給水管の途中に増圧ポンプを取り付け、蛇口まで水道水を直接お届けする方法です。
受水槽方式(右図):いったん受水槽に貯水し、揚水ポンプを用いて高置水槽に水を送ったのち、蛇口まで水道水をお届けする方法です。
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