大阪市水道局内部統制基本方針

　水道事業等を運営する大阪市水道局は、日々の生活や社会活動に必要不可欠となる水道水を安全・安心なものとして安定的に提供することを目的としており、水道水をお届けしている市民・お客さまの信頼が事業運営の基本となるものです。

　水道事業等を取り巻く経営環境は、今後の人口減少社会への移行等による水需要の低迷・料金収入の減少が見込まれる一方で、南海トラフ巨大地震等の震災対策、老朽化が進む施設の更新などの課題に着実に対応していく必要があり、市民・お客さまの信頼を得ながら、こうした課題に対応し将来にわたって安定的かつ持続的にサービスを提供していくためには、事業運営に係る業務の執行について、法令、条例、規則その他の規程にのっとったものとすることはもとより、最少の経費で最大の効果を挙げるよう、より一層効率的かつ効果的なものにしていく必要があります。

　この間、大阪市水道局では市民・お客さまに信頼される適正かつ効率的・効果的な業務の執行を確保することを目的として内部統制の体制を構築し取組を進めてきましたが、前記の課題に対応していくためには、これまで以上に内部統制を有効に機能させていくことが必要です。

　内部統制は、業務に組み込まれ日々の業務の中で組織内の全ての者によって組織的かつ自律的に遂行されるプロセスであって、職員一人一人の主体的な取組とともに、管理監督の立場にある職員の組織マネジメントが重要な要素となるものであり、内部統制を有効に機能させていくためには、全ての職員が誠実かつ真摯にそれぞれの職責を果たしていく必要があります。

　以上のような基本的な考え方に基づき、この基本方針を定め、これに基づき大阪市水道局における内部統制体制の整備及び運用を行ってまいります。

　評価結果等を踏まえ、柔軟に見直しを行います。

　令和3年6月1日

　大阪市水道局長　谷川友彦