水道局職員の海外出張（ジャンビ市等）報告について

インドネシア共和国　ジャンビ市及びジャカルタ首都特別州

2023（令和5）年7月23日（日曜日）～7月29日（土曜日）

水道局総務部広域連携・海外支援担当課長

水道局総務部連携推進課 担当係長

　大阪市水道局では、インドネシア・ジャンビ市の水道事業体であるジャンビ市水道公社（Tirta Mayang）と2022（令和4）年6月にジャンビ市の水道改善に協力する旨の関心表明レターを交換し、2022（令和4）年11月にはジャンビ市の水道が抱える課題の現状を把握するための現地調査を実施するなど、ジャンビ市の水道改善に向け、検討を進めてきました。

　ジャンビ市では、高い漏水率や施設管理不足などの課題を抱えており、これらの課題の背景にはTirta Mayang職員の技術力及び水道事業運営能力の不足があると考えられます。

　このため、Tirta Mayang職員の人材育成などの技術支援を進めていくに当たり、一般財団法人自治体国際化協会（CLAIR）の自治体国際協力促進事業に「インドネシア共和国・ジャンビ市水道事業運営能力向上支援事業（人材育成）」として応募し、2023（令和5）年3月に採択されました。

　当該事業ではTirta Mayangにおける事業運営、人材育成の現状、ニーズを把握し、それに基づき実効性の高い研修プログラムを作成し、訪日研修を行うこととしており、今回の渡航において、Tirta Mayangの事業運営や人材育成等に関して詳細なヒアリング、視察、資料収集を行いました。また、当該事業を含め、ジャンビ市での取組に関してインドネシア関係機関（公共事業省（PU）、水道協会（PERPAMSI）、JICAインドネシア事務所）に理解・協力を得るため、これらの機関を訪問し、意見交換を行いました。