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住吉かるた(2)に、ほ、へ

2016年8月18日

ページ番号:1399

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[に] 日本一の黍団子

かるた“に”の札



 「さあさあ日本一のきび団子の曲搗きの始まり始まり」と太鼓叩いて賑やかに囃したてれば、子供がとび出すと親も出てくる。四・五人の男が揃いの半纏に向う鉢巻に紅襷、身振りおかしく曲搗きをする。丸めてきな粉でまぶす。子供は一銭、大人は五銭・十銭と買う。

[ほ] 干し店という昼の店。

かるた“ほ”の札



 住吉税務署とその南、細江川までの広場に、ほし店ともひる店とも呼ばれ、毎月一日、十五日、二十五日に店が出された。当時の露天百貨店で、食料品・果物・金物・日用品に大工道具・衣服・瀬戸物から骨董品に至るまですべての品がテントを張って店を出していて、大変にぎわった。

[へ] へぼ将棋は夕涼み。

かるた“へ”の札



 「へぼ将棋、王より飛車をかわいがり」といわれるように、夏の夕方、表に床机を持ち出して「松ちゃん一番やろか」と鶴さんが将棋盤と駒を持って来る。へぼ将棋が始まると次第に熱が入った頃に、立見の横目八段が声をかけ出す。長閑な時代であった。

 

 

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