住吉かるた(2)め、み、し
2016年8月18日
ページ番号:1455
[め] 明治の頃の甘酒屋

あま酒売りは、夏は暑気払に、冬はぬくもる(温める)ためと庶民に愛される飲みものであった。明治の頃の飲み物として、夏は涼しいところ、冬は盛り場か縁日で生姜汁を入れて、一本箸で飲む。また春は花、秋は草を見ながら、風情があった。

[み] 神輿が渡る大和川

八月一日、住吉大社大神が堺市宿院御旅所へ渡御され、そこの飯匙堀で荒和大祓が行われる。昔は、宮司は輿に、神職は馬で堺へと向った。そして神輿は担いで大和川まで行き、川を担いで渡るのでこの時は大和川両岸は大変な人で賑った。現在は神輿船の渡御の変った。

[し] 新名月は菖蒲園

昭和二年、日泉土地株式会社が細江川西突当り(十三間川)西の低湿地に菖蒲を移植し、新名月の名称で遊園地とした。昭和十一年、大阪府がこの地に三か年計画で住吉新地の移転を指定した。新地はこの地に移転したが、戦争のため芸妓は徴用されたので、貸席業者は転・廃業し、戦後復活したが今はない。
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