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住吉かるた(2)ゑ、ひ、も

2016年8月18日

ページ番号:1460

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[ゑ] 艶歌師唄う心中唄

かるた“ゑ”の札



 縁日や人通りの多い町角で「カスリ」の着物に袴をはいて、バイオリンを肩に音に合はせて、しゃがれ声で流行歌や心中の悲恋歌を唄う。人だかりになった頃合間を見て「エー一部が二銭」とザラ紙に刷った歌詞を売る。大正時代の風景である。

[ひ] 枇杷葉湯は烏丸

かるた“ひ”の札



 枇杷葉湯は暑気払の薬で、五月から夏の間売りに来る。宣伝に一ぱいは無料で飲ませる。要る人には、一包み四十八銭で東京では特に繁昌したとか。夏の町を美声で「烏丸枇杷葉湯―本家エーは烏丸枇杷葉湯」と。第一に暑気払、寝冷え・頭痛・めまい・立ちくらみ等に効くとか。

[も] 紋日を待っている丁稚どん

かるた“も”の札



 丁稚さんは、日頃は粗食であるから、紋日(月二回の休日)には食べるものが楽しみでこの日を待つ。家が近い子は帰れるが、そうでない子は映画をみて外食する。給料は小遣い程度のため限度がある。昭和の初め頃、びっくりぜんざい・びっくりうどんが一杯十銭でおいしくて満腹したため人気があったようである。

 

 

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