苅田南地域の見守り活動について
2025年10月23日
ページ番号:662931

【活動目的・背景】
平成26年度から、住吉区では、日頃の見守り活動と災害時の支援を一体的なものとして取り組む、『地域見守り支援システム』事業を開始しています。
この事業では『災害時要援護者支援台帳』を地域活動協議会に提供し、地域での見守り活動に活用してもらうこととなっており、各地域が特色のある活動を展開しています。

活動内容
苅田南地域では、現在、常駐地域支援相談員が6名、見守りボランティアは約80名となっており、年1回~2回のペースで訪問や電話訪問の活動を行っています。訪問の際に『見守りカード』を配布しており、訪問の際のツールとして独自の工夫を行っています。
常駐地域支援相談員は平日10時~12時、13時~16時に交代で支援事務所に詰めており、見守り活動の拠点となるほか、地域のさまざまな活動の場ともなっています。古くからある地域の拠点であり、地域住民のよりどころとなっています。
今回は4名の常駐地域支援相談員さんにお話しをお聞きしました。

常駐地域支援相談員さんの声
≪最近活動に加わりました!!≫
- この活動に携わったきっかけは、他の常駐地域支援相談員に誘ってもらったから。
- 歳を重ねても、やりがいのあること、人に喜んでもらえることに携わりたい。
- 活動を通じてまだまだいろんなことを勉強して、未熟ながらもサポートを仰ぎながらがんばりたい。
- 以前のように地域の人の多くが顔見知り、ということではなくなったけれど、あいさつなど何事も自分から声掛けをしていくことも大切だ、という姿勢で地域に尽くしていきたい。
≪保護司として30年、その経験を生かして≫
- 保護司の経験があってこそ今の活動ができている。
- 対応が難しい世帯もあるが、こちらからの『持っていきかた』が大切。相手の反応はこちらの接し方次第。事務的な言葉ではなく、労いや思いやりの態度で接することが大切。
- 活動をしていて、感謝や労いの言葉をいただくことがあり、励みになっている。
≪民生委員としても地域から頼られる存在!≫
- 『遠巻き』の見守りがコツ。直接の訪問をしなくても、夜に電気がついているか、ポストに新聞などがたまっていないか、など、見守りの方法はいろいろあっていい。
- 『見守りカード』活用で、訪問時の会話のきっかけに。
≪地域をよくしたい!その気持ちは誰よりも強く!≫
- 活動立ち上げ当初から、みんなが活動しやすくするにはどうすれば良いかといつも気にかけてきた。
- 支援事務所は高齢者支援の取組の拠点でもあるが、事務所が保育所の2階に設置されており、階段があるために、地域の高齢者の活動や相談が敬遠されがちであることが気がかりだ。高齢者に配慮した活動しやすい施設になればと思っている。
- この支援事務所は、町会に入っている人もそうでない人も分け隔てなく引き受ける。そういう姿勢が地域全体に行き渡れば良い。

最後に
どの常駐地域支援相談員さんからも、地域への愛情が感じられ、本当にこの地域を大切に思っているのだと思いました。大変なことも多々あるであろう活動にもかかわらず、明るく答えてくださったみなさん。地域をよくしたいという純粋な気持ちが、輝いて見えました。皆さんの活動は、きっと誰かの安心につながっていると思います。
インタビュー終盤で、『見守り活動をしている自分も、(見守られる側の)名簿に載っている』という話が飛び出し、深刻な話になるのかと思いきや、『老老訪問』と言って笑い合っている姿を拝見し、まだまだこの地域はつながりの輪が広がっていくのだ、と明るい気持ちになりました。
インタビューにご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
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