2021年7月号
2021年7月1日
ページ番号:571851
水害の危険性が高まる季節。 大切な命を守るため、災害に対する備えを。
川と運河に囲まれた大正区は、津波や高潮の影響を直に受けるエリアです。大阪府防災会議がまとめた被害想定によれば、南海トラフ巨大地震が発生すると大正区には117分で大津波が到達するとされています。住民の皆さんは地震発生から2時間足らずの間に避難を完了しなければなりません。
大正区は本年3月、自助の理念を基本とした「大正区地域防災計画」を改訂しました。津波や高潮の発生時には“まずは自力で逃げ延びる”ための備えが必要です。そのためには各自が日頃から津波避難ビルの場所などを頭に入れた上で、地域で実際に避難訓練を行うなど、災害への備えが大切です。
そこで今年度は、地域の皆さまとご相談しながら、小学校区ごとに津波避難ビル等を掲載した区独自の「地域防災リーフレット」(仮称)を作成してまいります。あわせて、大阪市が作成した浸水想定区域などを図示した「水害ハザードマップ」も順次、全戸配布します。高齢者や障がいのある方など、要援護者を地域で支える共助のしくみも重要です。地域の取組として、避難ルートを要援護者と共に実際に歩いてみるなど、実践的な防災訓練をお願いしたいと思います。各自で、地域で、着実に災害に備えてまいりましょう。