2021年9月号
2021年9月1日
ページ番号:571854
敬老の日に寄せて・・・コロナ禍でも元気に楽しく! 心と体を刺激して健康長寿をめざしましょう
大正区は65歳以上の高齢者人口割合が大阪市24区の中で3番目に高い30.1%と、市全体の25.3%を大きく上回り、高齢化が進んだまちだと言われます。一方で要介護認定率は24.3%と、市平均の25.3%を下回っています。お元気で頑張っておられる高齢者が比較的多いのは素晴らしいことですね!
それでもこのコロナ禍は厄介です。各地域の敬老会の式典などは、残念ながら今年も中止となるようですし、食事サービスやふれあい喫茶など飲食を伴う行事も休止が続いています。孤立している高齢の方が増えていないか心配です。
高齢者の健康維持のためには、人と会話ができる機会を増やし、心身を活性化していくことが重要です。こうした状況下でも、老人福祉センターの各種事業や、高齢の方に限らず幅広い世代の方々を対象とする生涯学習ルームなど、開催方法を工夫しながら活動を行っている場もあります。まずは好きな分野、楽しいと思えることに参加してみてはいかがでしょう。
「余暇に趣味の活動をすることで認知機能低下のリスクが減った」という国立長寿医療研究センターの研究成果もあります。心と体を楽しく刺激し、認知機能を維持して、健康長寿を実現できればと願います。
人生100年時代、高齢だと言われる年齢も、担える役割も変わってきていると思います。「元気な高齢者が多い大正区は、むしろ活気があるまち」と胸を張れるよう、手を携えて取り組んでまいりましょう。