2022年2月号
2022年2月1日
ページ番号:571859
「あの人は大丈夫かな…」 要援護者の見守りは、顔がわかる地域のつながりから
大阪市では、障がいをお持ちの方や介護が必要な高齢の方など、日常及び災害時に何らかの支援が必要な方(=要援護者)を支援しています。こうした人を含め、誰もが安心して暮らせるまちを実現するためには、住民同士の日頃の声かけなど、地域のつながりが何よりも大切です。
どなたが要援護者で、どこに住んでいて、どのような手助けが必要か。地域の皆さんがこれらを把握し、普段から見守っていくことは、地域福祉のために重要な活動です。このうち、災害時に自力での避難が困難で特に支援が必要な方(=避難行動要支援者)については、法律に基づき区役所が名簿を作成し、本人の意向確認を行った上で災害時の備えとして地域に提供し、避難等の支援につなげていくことが求められています。
大正区は現在、大正区民生委員児童委員協議会及び区内6地域の「地域まちづくり実行委員会」との間で、要援護者の個人情報の取扱いについて協定を結ぶとともに、区と地域で要援護者名簿を作成し、日頃の見守り活動に利用していただいております。地域でこの名簿を活用することで、いざというときにお互いの顔がわかる関係が築かれていきます。
要援護者に対する声かけや、敬老会・夏祭り・防災訓練等の行事参加への呼びかけなどを通じ、地域での見守り活動が円滑に行えるよう、区役所も地域まちづくり実行委員会の皆さまと一緒に考えてまいります。
日頃の地域のつながりが土台となって、支援が必要な人の顔がすぐに思い浮かぶことこそ、見守りの第一歩なのかもしれません。区民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。