食中毒に注意しましょう!
2024年12月24日
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食中毒は様々な原因物質によって1年中発生しています。高温多湿な夏は細菌が増殖しやすいため細菌性食中毒が増え、冬はノロウイルスを始め、低温や乾燥を好むウイルス性の食中毒が増えます。また、春や秋には、他の時期に比べて、キノコやフグなど自然毒による食中毒が増える傾向にあります。
食中毒を起こす食品は味や匂いで区別できないので、日頃から次のポイントに注意して食中毒を予防しましょう。

家庭でできる食中毒予防

ポイント1 食品の購入
- 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを、表示のある食品は消費期限などを確認して購入しましょう。
- 生の肉や魚は他の食品に汁がかからないようにビニール袋などで分けて包み、持ち帰りましょう。


ポイント2 家庭での保存
- 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
- 冷蔵庫は詰めすぎに注意(目安は7割程度)し、冷蔵は10℃以下、冷凍は−15℃以下で保存しましょう。
- 肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に汁がかからないようにしましょう。


ポイント3 下準備
- 調理前や、生の肉・魚・卵を取り扱った後は手を洗いましょう。
- 肉や魚などの汁が、果物やサラダなどの生で食べる食品や調理済みの食品にかからないようにしましょう。
- 包丁やまな板は、生の肉や魚に使ったあとは洗って熱湯をかけましょう。肉用、魚用、野菜用と別々に揃えて使い分けるとさらに安全です。
- 料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。


ポイント4 調理
- 調理は手早く、加熱は十分に行いましょう。(加熱の目安:中心温度75℃で1分間以上)
- 料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり増えたりします。途中でやめる時は、冷蔵庫に入れましょう。


ポイント5 食事
- 食卓につく前に手を洗い、清潔な器具を使って清潔な食器に盛り付けましょう。
- 調理が終わったら、できるだけ早く食べましょう。


ポイント6 残った食品
- 残った食品は素早く冷却し、冷蔵・冷凍保存を、また、再加熱は十分に行いましょう。
- 時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。


カンピロバクター食中毒に注意

カンピロバクターは鶏や牛などの腸管に存在する細菌で、食べて2~7日で下痢・腹痛・発熱などを起こします。生又は加熱不十分な鶏肉を食べたことが原因となるケースが多く、全国的にも多発していて注意が必要です。
予防策は、肉の中心部が白くなるまでしっかり加熱することと、新鮮であっても生又は加熱不十分な鶏肉料理は食べないようにすることが大切です。また、生肉に触れた手や調理器具は洗浄消毒し、肉を焼くときは食べる箸と区別しましょう。

ふぐによる食中毒に注意

自分で釣ったり、譲られたふぐを素人調理したことによる食中毒が発生しています。ふぐ毒(テトロドトキシン)は、青酸カリの千倍以上の毒性を持ち、有毒部位を食べると体が痺れたり、重症の場合は呼吸困難で死亡することがあります。なお、ふぐ毒は加熱や水さらしで除去することはできません。
釣ったふぐの処理は、ふぐを取り扱う資格を持つ専門の方に依頼するか、依頼できない場合は食べないでください。そして、人にも譲らないでください。

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