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水質保全対策

2010年12月1日

ページ番号:7936

大阪市の下水道は、ほぼ全市域に普及しており、下水は市内12か所の下水処理場のすべてで活性汚泥法による高級処理を行い、流入時にはBODでおよそ130mg/ℓあった汚れを90%以上除去し、およそ10mg/ℓに浄化したうえで放流しています。市内の河川の水質は、下水道が急速に整備された昭和45年頃から大幅によくなっています。

しかし、なお一部の河川で水質環境基準が達成されていないところがあり、また、大阪湾では現在も毎年赤潮が発生しています。

このため、水質環境基準を達成・維持し、さらには人が水と親しむことができるようなより清らかな水環境を創出するために、合流式下水道の改善のための施設整備や、高度処理施設の建設を進めています。


                                 ↑大阪市環境白書(平成23年度版より)

下水処理によってこんなにきれいになります!


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合流式下水道の改善

大阪市の下水道は、ほとんどの地域が雨水と家庭や事業場から排出される汚水を同じ下水道管に集めて流す合流式下水道で整備されています。合流式下水道では、雨の強さが一定の水準を超えると、雨水とともに汚れの一部やごみ等が河川などに直接放流され、水質汚濁の原因のひとつになっています。

このため、本市では、短期間に実施可能で効果の高い事業を中心に実施する「合流式下水道の緊急改善対策」を推進しています。

具体的な対策としては、道頓堀川をはじめとする市内河川や大阪湾のより一層の水質浄化のため、降雨初期の汚れた雨水を一時的に貯留し、晴天時に下水処理場で浄化する平成の太閤下水や雨水滞水池の建設を進めています。また、下水処理場では、大阪市が独自に開発した雨天時に高級処理する水量を増大させる処理法の導入を進めています。

さらに、雨天時の下水道施設から流れ出るごみ等を取り除くために、スクリーンの改良および設置を行っています。


晴天時の合流式下水道の吐き口


雨天時の合流式下水道の吐き口

平成の太閤下水のイメージ
道頓堀川・東横堀川の水質浄化対策の図

これまでの道頓堀川


現在の道頓堀川

3W処理法(雨天時下水活性汚泥処理法:Wet Weather Wastewater Treatment method)

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本法は大阪市が独自に開発した処理法で、雨天時に流入する下水の一部を反応槽の最終槽に流入させ、少しでも多くの下水を高級処理するための方法です。

この方法は、導入に必要な機械設備の改造が少なく、汚濁負荷削減効果が高いため、「合流式下水道」を採用している他の都市からも注目を集めている方法です。大阪市では、平成18年度までに、全ての下水処理場に本法を導入しています。

高度処理

市内河川の汚れの原因となる有機物など(BOD・SS)をさらに除去するため、急速ろ過池の建設を進めます。また、大阪湾の赤潮の発生の原因になるリンや窒素を、さらに除去するための高度処理施設(嫌気好気法等)の整備を、既存の水処理施設の改築にあわせて進めます。

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■雨水滞水池 … 降雨初期の汚れた雨水を一時的に貯留する施設。なお、この雨水は降雨後下水処理場で処理し、河川等に放流する。

■嫌気好気法 … 大阪湾の赤潮の発生原因となるリンや窒素をさらに除去する処理方法。

■急速ろ過池 … 現在の処理水を砂を用いてさらにろ過処理し、より清澄な水に浄化する施設。

下水汚泥の集中処理

下水を処理することにより、毎日大量の汚泥が発生します。

大阪市では、これまで12か所の下水処理場から発生する汚泥の大部分を焼却炉のある処理場に集めて焼却し、北港処分地に埋め立て処分してきました。

しかし、合流式下水道の改善などにより、今後発生量の増加が見込まれる汚泥をより効率的に処理し、汚泥の有効利用を図っていくため、各下水処理場間で汚泥のパイプ輸送化を実施しています。

 

汚泥処理施設「舞洲スラッジセンター」については、こちらをご覧ください。


このページの作成者・問合せ先

大阪市 建設局下水道河川部調整課

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階

電話:06-6615-7586

ファックス:06-6615-7690

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