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木造地蔵菩薩立像 1躯(寶珠院)

2018年4月12日

ページ番号:430778

木造地蔵菩薩立像

もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品[彫刻]

所有者

 宗教法人 寶珠院(ほうじゅいん)

所在地

 大阪市北区与力町1

紹介

 法量 : 像高 64.5cm
木造地蔵菩薩立像/写真
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天満寺町に寺地をしめる寶珠院は、弘法大師建立と伝え、天満宮寺の寺号をもち、菅原道真が立ち寄った由緒をもつと伝える真言宗寺院である。本像は境内の地蔵堂の本尊であり、穏やかな面相や彫りの浅い上品で簡潔な衣文は顕著な定朝様を示す。頭体を通して一木から彫出し、割首や内刳りは施さない。両手首先と、右手にとる錫杖、左手にとる宝珠は、後補の別材をあてる。製作年代は12世紀後半の平安時代末期と考えられる。
 

用語解説

定朝様(じょうちょうよう) 11世紀に活躍した仏師 定朝(不明-1057年)の彫刻様式。当時の貴族好みの華麗優美な作風が特徴で、平安時代後期の多くの作品がこの様式で作られている

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