住之江区の都市景観資源
2018年1月10日
ページ番号:196268

住之江区の都市景観資源について
港大橋 | 大和橋 | 地蔵尊のある風景(安立連合町会のなかの紀州街道沿いのお地蔵様) |
野鳥園臨港緑地 | 住之江公園 | 大阪護國神社と杜 |
加賀屋新田会所跡 | 住吉高燈籠 | 住吉公園 |
名村造船所大阪工場跡地 | 南港オズ岸壁と大阪南港コスモフェリーターミナル |
平成15年度登録の都市景観資源(旧・指定景観形成物)

港大橋(みなとおおはし)
登録年月日
所在地
概要
講評
港大橋はその名のとおり、大阪港を代表する橋である。その鮮やかな赤い色と全長910mという大架構は、遠くからも一目でわかる堂々たる大阪港のランドマークの一つとなっている。とりわけ間近に寄って見上げたトラス構造は、実に巨大で圧倒される。この橋は、旧港地区と南港地区を結ぶ重要な位置にあり、完成後30年を経ていることもあって、近代的な構築物ながら人々にとって忘れられない存在感をもっている。 [大阪市都市景観委員 鳴海邦碩]
平成24年12月21日登録の都市景観資源

大和橋(やまとばし)

所在地
住之江区安立4丁目~堺市
概要
大阪市と堺市を結ぶ大和橋は、大和川の開削と共に宝永元年(1704年)、紀州街道が川を渡るところに架けられた公儀橋であり、当時、大和川にはこの橋しかなかった。洪水のたびに修復が繰り返され、明治18年の大洪水によって大きな被害を受けたため、大正5年に大阪府の手によってはじめて鉄橋に架替えられた。現在の橋は昭和49年(1974年)に架替えられ、橋長192.00m、幅員9.50mの斜張橋である。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
紀州街道が大和川を跨ぐかつての公儀橋であり、市民の生活動線として、歴史・文化をしのぶ要所として、重要な景観を構成している。その構造はケーブル本数が少なく、初期の斜張橋として典型的な姿であり、土木遺産としても価値がある
地蔵尊のある風景(安立連合町会のなかの紀州街道沿いのお地蔵様)(じぞうそんのあるふうけい[あんりゅうれんごうしんこうちょうかいのなかのきしゅうかいどうぞいのおじぞうさま])

所在地
住之江区安立2丁目3番、8番
概要
古い町並みが残る地蔵尊の風景は住之江区の大切な景観となっている。当地の「安立」という地名は、元和年間(1615年~1623年)に、名医として名を馳せた半井安立がここに居を構えたことにちなむ。多くの人がその治療を求めて集まり、いつしか町が形成されたといわれている。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
安立連合町会内にかつては24体の地蔵があり、地域に親しまれていた。現在は、残存する数も定かではないが、今後も大切に維持し続けて欲しい景観資源である。
野鳥園臨港緑地(やちょうえんりんこうりょくち)

所在地
住之江区南港北3丁目5番30号
概要
日本における渡り鳥の重要な生息地であった大阪湾岸一帯に生息する野鳥の保護を目的に設置された。総面積は19.3haで、園内には、海が展望できる丘や林、干潮時に人工干潟になる西池のほか、八角形の屋根を持つ展望塔が整備されている。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
自然との共生が体感できる貴重な場所であり、施設の運営状況も良い。環境省の「日本の重要湿地」に指定されている。展望塔からみる、夕焼けの美しさや大阪湾を一望できる良好な景色も素晴らしい。
住之江公園(すみのえこうえん)

所在地
住之江区南加賀屋1丁目1番
概要
昭和5年(1930年)に開設された府営公園。花と緑に満ちた都会のなかのオアシスとして親しまれている。「花や緑とふれあう」「緑の中で憩う」「スポーツを楽しむ」をテーマに、自然と親しめる花と緑のスクエア、児童遊戯場、プールや球技広場が整備されている。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
大阪護國神社と杜(おおさかごこくじんじゃともり)

所在地
住之江区南加賀屋1丁目1番77号
概要
大阪護國神社は、明治維新以降の大阪府出身並びに縁故の戦没者の御霊(10万5千余柱)を祀る神社として昭和15年(1940年)に創建された。現在の社殿は、府民の熱意を結集して昭和38年(1963年)に竣工した。春秋の「例大祭」をはじめ、4月第一土曜日の「同期の桜を歌う会」やお盆の「献灯みたままつり」には、遺族・戦友や一般区民も多数参加し、盛大に開催されている。皇室の崇敬は厚く、昭和天皇・香淳皇后には昭和45年(1970年)に、今上陛下・皇后陛下(御親拝時は皇太子同妃両殿下)は昭和53年御親拝を仰いだ。約2万㎡の神域には樹木が生い茂り、閑静なたたずまいを見せる。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
広い敷地内が良く整備されており,美しさが感じられる。都会の中の大きな空地であり、広い空と同時に静粛な雰囲気を感じることができる。
加賀屋新田会所跡(かがやしんでんかいしょあと)

所在地
住之江区南加賀屋4丁目8番
概要
加賀屋甚兵衛が開発した加賀屋新田の管理のために、会所兼別邸として約250年前に建てた建物と庭園を修復・整備したもの。敷地内にある数寄屋風(すきやふう)茶室(鳳鳴亭(ほうめいてい))、書院、居宅は平成13年(2001年)に市の有形文化財・建造物に、会所跡は史跡に指定されている。
講評〔大阪市都市景観委員会〕
大変に贅沢で粋なしつらえが現在も保存状態よく残っている建築物および庭園である。市内に現存する唯一の新田会所跡であり、第一級の歴史的建築物と言える。景観性、美観性も十分であり今後も残していきたい景観資源である。
住吉高燈籠(すみよしたかどうろう)

所在地
住之江区浜口西1丁目1番
概要
講評〔大阪市都市景観委員会〕
現在の街並みには面影のない住吉浦の歴史を伝える唯一の建物であり、歴史を踏まえた形状で復元されており管理状況もよい。また、内部は資料館として活用されており、月に2回、無料で公開されている。
住吉公園(すみよしこうえん)

所在地
概要
講評〔大阪市都市景観委員会〕
明治6年創設の公園であり、歴史が古い。神輿を浜へ移動する道(汐掛道)に沿い、芭蕉の句碑もあり、地域の重要な景観資源となっている。また、通り抜けを含めた利用者も多く、地域の憩いの場として活用されている。
名村造船所大阪工場跡地(なむらぞうせんじょおおさかこうじょうあとち)

所在地
概要
講評〔大阪市都市景観委員会〕
近代化産業遺産として見応えのある借景をもつ敷地である。かつての造船所の特性を残しつつ、それを活かしたアートスペースとして、積極的な運営が見られる。近隣と合わせた地域活動の拠点として今後の展開が期待される景観資源である。
南港オズ岸壁と大阪南港コスモフェリーターミナル(なんこうオズがんぺきとおおさかなんこうコスモフェリーターミナル)

所在地
概要
講評〔大阪市都市景観委員会〕
ATCに面した、帆船の乗船場所を兼ねる岸壁。人工的な美しさではあるが,景観的にも大阪ベイエリアの見どころのひとつと言える。また、夕日のスポットとしても期待できる。
ダウンロードファイル
住之江区の都市景観資源紹介(その1)(pdf, 316.68KB)
住之江区の都市景観資源紹介(その2)(pdf, 379.79KB)
住之江区の都市景観資源紹介(その3)(pdf, 492.73KB)
住之江区の都市景観資源紹介(その4)(pdf, 368.32KB)
住之江区の都市景観資源紹介(その5)(pdf, 309.49KB)
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このページの作成者・問合せ先
都市計画局 計画部 都市計画課(都市景観)
電話: 06-6208-7885 ファックス: 06-6231-3753
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所7階)