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住之江区の都市景観資源(わがまちナイススポット)

2024年1月30日

ページ番号:196268

住之江区の都市景観資源(わがまちナイススポット)について

 大阪市では、平成15年度に住之江区の都市景観資源(旧・指定景観形成物)1件を登録するとともに、平成23年度に住之江区の都市景観資源の発掘のため、「わがまち自慢の景観」を募集し、大阪市都市景観委員会の審議を経て、平成24年12月21日に10件を都市景観資源に登録しました。また、令和2年5月15日に3件を追加登録しました。
都市景観資源一覧表
港大橋大和橋地蔵尊のある風景(安立連合町会のなかの紀州街道沿いのお地蔵様)
野鳥園臨港緑地住之江公園大阪護國神社と杜
加賀屋新田会所跡住吉高燈籠住吉公園
名村造船所大阪工場跡地南港オズ岸壁と大阪南港コスモフェリーターミナル 髙砂神社
髙崎神社シーサイドコスモ

平成15年度登録の都市景観資源(旧・指定景観形成物)

港大橋(みなとおおはし)

登録年月日

平成15年4月11日

所在地

大阪市港区海岸通3丁目-住之江区南港東9丁目 間

概要

 昭和49年(1974年)に完成した最大支間長510mのダブルデッキ形式のゲルバートラス橋で、阪神高速道路に架けられた橋の中で最も長い支間長を持ち、トラス橋としては世界第3位の規模を誇っている。また、橋下を4万トン級の大型コンテナ船が航行できるよう、海面から桁下までは50m以上の空間が確保されている。そのスケールや色彩、重量感から、大阪港のランドマークになっている。

講評

港区都市景観資源(港大橋(住之江区との間))

 港大橋はその名のとおり、大阪港を代表する橋である。その鮮やかな赤い色と全長910mという大架構は、遠くからも一目でわかる堂々たる大阪港のランドマークの一つとなっている。とりわけ間近に寄って見上げたトラス構造は、実に巨大で圧倒される。この橋は、旧港地区と南港地区を結ぶ重要な位置にあり、完成後30年を経ていることもあって、近代的な構築物ながら人々にとって忘れられない存在感をもっている。 [大阪市都市景観委員 鳴海邦碩]

平成24年12月21日登録の都市景観資源

大和橋(やまとばし)

住之江区都市景観資源(大和橋)

所在地

住之江区安立4丁目~堺市

概要

 大阪市と堺市を結ぶ大和橋は、大和川の開削と共に宝永元年(1704年)、紀州街道が川を渡るところに架けられた公儀橋であり、当時、大和川にはこの橋しかなかった。洪水のたびに修復が繰り返され、明治18年の大洪水によって大きな被害を受けたため、大正5年に大阪府の手によってはじめて鉄橋に架替えられた。現在の橋は昭和49年(1974年)に架替えられ、橋長192.00m、幅員9.50mの斜張橋である。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 紀州街道が大和川を跨ぐかつての公儀橋であり、市民の生活動線として、歴史・文化をしのぶ要所として、重要な景観を構成している。その構造はケーブル本数が少なく、初期の斜張橋として典型的な姿であり、土木遺産としても価値がある

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地蔵尊のある風景(安立連合町会のなかの紀州街道沿いのお地蔵様)(じぞうそんのあるふうけい[あんりゅうれんごうしんこうちょうかいのなかのきしゅうかいどうぞいのおじぞうさま])

住之江区都市景観資源(地蔵尊のある風景(安立連合町会のなかの紀州街道沿いのお地蔵様))

所在地

住之江区安立2丁目3番、8番

概要

 古い町並みが残る地蔵尊の風景は住之江区の大切な景観となっている。当地の「安立」という地名は、元和年間(1615年~1623年)に、名医として名を馳せた半井安立がここに居を構えたことにちなむ。多くの人がその治療を求めて集まり、いつしか町が形成されたといわれている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 安立連合町会内にかつては24体の地蔵があり、地域に親しまれていた。現在は、残存する数も定かではないが、今後も大切に維持し続けて欲しい景観資源である。

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野鳥園臨港緑地(やちょうえんりんこうりょくち)

住之江区都市景観資源(野鳥園臨港緑地)

所在地

住之江区南港北3丁目5番30号

概要

 日本における渡り鳥の重要な生息地であった大阪湾岸一帯に生息する野鳥の保護を目的に設置された。総面積は19.3haで、園内には、海が展望できる丘や林、干潮時に人工干潟になる西池のほか、八角形の屋根を持つ展望塔が整備されている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 自然との共生が体感できる貴重な場所であり、施設の運営状況も良い。環境省の「日本の重要湿地」に指定されている。展望塔からみる、夕焼けの美しさや大阪湾を一望できる良好な景色も素晴らしい。

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住之江公園(すみのえこうえん)

住之江区都市景観資源(住之江公園)

所在地

住之江区南加賀屋1丁目1番

概要

 昭和5年(1930年)に開設された府営公園。花と緑に満ちた都会のなかのオアシスとして親しまれている。「花や緑とふれあう」「緑の中で憩う」「スポーツを楽しむ」をテーマに、自然と親しめる花と緑のスクエア、児童遊戯場、プールや球技広場が整備されている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 広い公園内に、各種スポーツ施設、緑地、庭園などが配置されて気持ちの良い空間になっている。施設の管理も行き届いており、休日などには市民の憩いの場となっている。

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大阪護國神社と杜(おおさかごこくじんじゃともり)

住之江区都市景観資源(大阪護國神社と杜)

所在地

住之江区南加賀屋1丁目1番77号

概要

 大阪護國神社は、明治維新以降の大阪府出身並びに縁故の戦没者の御霊(10万5千余柱)を祀る神社として昭和15年(1940年)に創建された。現在の社殿は、府民の熱意を結集して昭和38年(1963年)に竣工した。春秋の「例大祭」をはじめ、4月第一土曜日の「同期の桜を歌う会」やお盆の「献灯みたままつり」には、遺族・戦友や一般区民も多数参加し、盛大に開催されている。皇室の崇敬は厚く、昭和天皇・香淳皇后には昭和45年(1970年)に、今上陛下・皇后陛下(御親拝時は皇太子同妃両殿下)は昭和53年御親拝を仰いだ。約2万㎡の神域には樹木が生い茂り、閑静なたたずまいを見せる。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

広い敷地内が良く整備されており,美しさが感じられる。都会の中の大きな空地であり、広い空と同時に静粛な雰囲気を感じることができる。

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加賀屋新田会所跡(かがやしんでんかいしょあと)

住之江区都市景観資源(加賀屋新田会所跡)

所在地

住之江区南加賀屋4丁目8番

概要

 加賀屋甚兵衛が開発した加賀屋新田の管理のために、会所兼別邸として約250年前に建てた建物と庭園を修復・整備したもの。敷地内にある数寄屋風(すきやふう)茶室(鳳鳴亭(ほうめいてい))、書院、居宅は平成13年(2001年)に市の有形文化財・建造物に、会所跡は史跡に指定されている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 大変に贅沢で粋なしつらえが現在も保存状態よく残っている建築物および庭園である。市内に現存する唯一の新田会所跡であり、第一級の歴史的建築物と言える。景観性、美観性も十分であり今後も残していきたい景観資源である。

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住吉高燈籠(すみよしたかどうろう)

住之江区都市景観資源(住吉高燈籠)

所在地

住之江区浜口西1丁目1番

概要

 住吉高燈籠は美しい景観を誇ったすみのえの浜を実証するもので、建設は江戸時代中頃と考えられる。付近の浜辺の埋立てに伴い海から遠ざかり、大正末期には灯台の役目を終えた。昭和49年(1974年)、現在の地に、昔の形状で鉄筋コンクリート造により再建された。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 現在の街並みには面影のない住吉浦の歴史を伝える唯一の建物であり、歴史を踏まえた形状で復元されており管理状況もよい。また、内部は資料館として活用されており、月に2回、無料で公開されている。

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住吉公園(すみよしこうえん)

住之江区都市景観資源(住吉公園)

所在地

住之江区浜口東1丁目1番

概要

 明治6年(1873年)の太政官布告に基づき住吉大社境内の一部に開設された歴史を有する公園である。遊戯広場や池を巡る遊歩道の周囲には運動場や野球場、体育館などのスポーツ施設が整備されているほか、四季を彩る草花の多さが特徴となっている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 明治6年創設の公園であり、歴史が古い。神輿を浜へ移動する道(汐掛道)に沿い、芭蕉の句碑もあり、地域の重要な景観資源となっている。また、通り抜けを含めた利用者も多く、地域の憩いの場として活用されている。

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名村造船所大阪工場跡地(なむらぞうせんじょおおさかこうじょうあとち)

住之江区都市景観資源(名村造船所大阪工場跡地)

所在地

住之江区北加賀屋4丁目1番55号

概要

 昭和6年(1931年)に稼働した名村造船所大阪工場の跡地が、当時の面影を残したまま、平成16年(2004年)、クリエイティブな活動をサポートする複合アートスペース「CCO(クリエイティブセンター大阪)」として整備されている。名村造船所大阪工場跡地は、「ものづくり大国・日本」の礎(いしずえ)として、また基幹産業のルーツとして大きな意義を持つものとして、平成19年(2007年)に経済産業省によって「近代化産業遺産」に認定されている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 近代化産業遺産として見応えのある借景をもつ敷地である。かつての造船所の特性を残しつつ、それを活かしたアートスペースとして、積極的な運営が見られる。近隣と合わせた地域活動の拠点として今後の展開が期待される景観資源である。

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南港オズ岸壁と大阪南港コスモフェリーターミナル(なんこうオズがんぺきとおおさかなんこうコスモフェリーターミナル)

住之江区都市景観資源(南港オズ岸壁と大阪南港コスモフェリーターミナル)

所在地

住之江区南港北2丁目

概要

 アジア太平洋トレードセンターの一部であるオズの岸壁は大阪市の帆船「あこがれ」の乗船場所となっている。その西北側の大阪南港フェリーターミナルは愛媛や北九州を結ぶ大型フェリーが就航しており、多くの船を眺めることができる。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

ATCに面した、帆船の乗船場所を兼ねる岸壁。人工的な美しさではあるが,景観的にも大阪ベイエリアの見どころのひとつと言える。また、夕日のスポットとしても期待できる。

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髙砂神社(たかさごじんじゃ)

住之江区都市景観資源(髙砂神社)

所在地

住之江区北島3丁目14番12号

概要

 1737年(元文2年)9月26日加賀屋甚兵衛が、北島新田開発の際に創建した鎮守の神社である。また、甚兵衛は出身地、河内国石川郡喜志村(富田林市)の産土神、天水分大神(あめのみくまりのかみ)を勧請(かんじょう)した。

 1835年(天保6年)に本殿は焼失したが、翌1836年(天保7年)に再建された。祭神は天水分大神、柿本人麿神(かきのもとのひとまろのかみ)、住吉大神の三柱、境内末社は三社があり、また、境内には大阪指定保存樹林の楠がある。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 本殿部分が一段高くなる社殿の構成は、この地域ならではのものであり、木造家屋が立ち並ぶ中で、大阪市指定保存樹とともに複数の巨樹が生育している緑豊かな景観は、歴史・文化性とともに美観性を有した景観資源である。

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髙崎神社(たかさきじんじゃ)

住之江区都市景観資源(髙崎神社)

所在地

住之江区南加賀屋4丁目15番3号

概要

 当地一円の開発者加賀屋甚兵衛氏の埋立工事が洪水、高潮に度々阻害されたため、その加護を祈願して、1755年(宝暦5年)に自身の生国(しょうごく)の氏神水分社の御分霊を祀官松原若狭守により大和川河口に勧請祭祀(かんじょうさいし)し、高崎宮と称した。 1837年(天保8年)に現在地に移築され、その時、天照皇大神、柿本人丸大神を合祀した。

 1839年(天保10年)に鎮霊されて以来埋立工事は着々と進み、西成区に接する嬰木町に至る宏大な土地が完成した。その守護神として、又五穀豊穣、縁結びの神として崇拝された。1863年(文久3年)に火災に遭うがその2年後に再改築され現在に至っている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 様々な神事の開催など、地域コミュニティ活動の場として親しまれるとともに、本殿部分が一段高くなる社殿の構成など、認知性や歴史・文化性を有した景観資源である。

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シーサイドコスモ

住之江区都市景観資源(シーサイドコスモ)

所在地

住之江区南港北1丁目32番

概要

 シーサイドコスモは、世界各国から入港のある航路に面する延長1.8km、面積3万5千平方メートルの海浜緑地で、「大阪港の緑の玄関づくり」「臨海新都の前庭づくり」をコンセプトに掲げて設計された。林立する建築群の足元を緑で支えるグリーンベルトをつくることにより、緑豊かな都市イメージを表現しており、海側には、ボードウォーク「船見の海廊」を設け、歩行者自らが大きな船の甲板デッキに乗っているような印象をつくりだしている。

 シーサイドコスモには休憩所、芝生公園、ボードウォーク、魚釣り園などの施設があり、市民の新たな親水空間として憩いの場となっているとともに、大阪港を広く見渡せる海辺の遊歩道からは、夕日や夜景も大変美しく見ることができ、ベイエリアならではの、雄大な海辺の景観を楽しめる場所となっている。

講評〔大阪市都市景観委員会〕

 芝生公園、休憩所、ボードウォーク、魚釣り園などの施設が整備され、大阪港を広く見渡せる、夕日や夜景といった海辺の景観を楽しめる景観資源として評価できる。

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計画調整局 計画部 都市計画課(都市景観)
電話: 06-6208-7887 ファックス: 06-6231-3751
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所7階)

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