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ペットのための災害時の備えをしていますか

2022年4月1日

ページ番号:211717

避難を伴うような災害はいつ発生するか分からず、ペットと同行で避難するために平常時から心構えをしておき、必要なものをすぐに持ち出せるよう準備しておくことが大切です。何が必要なのかをあらかじめ確認しておき、それらをできるだけひとまとめにしておくようにしましょう。

避難に必要なものリスト

人用に避難時持ち出すものとともに、ペット用のものも準備しておきましょう。一般的に必要なものは下記のとおりです。

優先順位1 動物の健康や命に係わるもの

  • 療法食、薬
  • ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7日分])
  • キャリーバッグ、ケージ
  • 予備の首輪(ハーネス)、リード
  • トイレ用品(猫の場合はトイレ砂)
  • 排泄物処理用品(トイレットペーパー、新聞紙、ビニール袋)
  • 食器

優先順位2 情報

  • 予防接種証明等
  • ペットの写真

優先順位3 ペット用品

  • タオル、ブラシ
  • ガムテープまたは養生テープ

ペットに対する備えは飼い主の責任です

  • 療法食、薬
    持病用のペットフードや薬は避難先ではなかなか手に入らないことが考えられるため、持ち出し用袋で保管するなど、いざというときに忘れてしまわないようにしましょう。
  • ペットフード・水
    最低5日分、できれば7日分を準備しておきましょう。支援物資が到着するまで何日かかるのかは分かりません。また、支援物資として届くのはほとんどがドライタイプのもので、ふだんから食べ慣れたものではないことも考えられるため、いろいろなペットフードが食べられるようにしておきましょう。
    水はできればペットフード以上に準備しておくようにしましょう。災害時の飲料水は人用としては早急に給水されますが、被災者が多い場合には十分な供給量がないことも考えられます。
  • キャリーバッグ、ケージ
    小型や中型のペットであれば、ケージに入れて避難するようにし、避難時に何かの衝撃で扉が開いてしまわないよう養生テープなどで扉を固定するようにしましょう。また、ケージに入るのを嫌がらないように、ふだんから慣らしておきましょう。ケージを動物病院へ行くときだけ使っているというような場合では、ペットはケージを嫌なものだと考えるようになり、入るのを強硬に嫌がってしまうことになります。ふだんから扉を開いて置いておき、柔らかいシーツを敷いておくなどして、ケージは落ち着ける場所として慣らしておくようにしましょう。
    猫の場合、もしもケージに入って暴れたとしても、布などでケージを覆って目隠しをすれば、ほとんどの場合はおとなしくなります。
    ケージに入れて避難する方がより安全ですが、避難の途中に扉を開けて中の様子をみることは絶対にしないでください。災害時にはペットもパニックになっている可能性があり、扉が開いた瞬間に飛び出して走り去ってしまう可能性があります。避難途中の見知らぬ場所で失踪したペットを捜索するのはかなり困難です。
  • 予備の首輪(ハーネス)、リード
    震災時にはペットもパニックになっていることが考えられ、予測できない行動をとるかもしれませんので、金属製の頑丈なリードも用意しておきましょう。避難時にはペットにとってリードが命綱になりますので、不具合に備えて複数本準備しておくようにしましょう。伸縮機能があるリードは、固定ボタンの不具合などで危険を伴うこともあるため、体の大きさや力の強さに合わせた、しっかりとしたリードを準備しておくようにしましょう。
    首輪やハーネスには鑑札や狂犬病予防注射済票のほか、連絡先を記した迷子札もつけておきましょう。また、ゆるみなどで外れる可能性のある首輪よりも、外れにくくペットをコントロールする助けになるハーネスの方がより安全です。ハーネスは着け慣れていないと嫌がる場合がありますので、ふだんから慣れさせておくと良いでしょう。
  • トイレ用品
    ペットシーツや猫用トイレ砂を持ち出せるようにしておきましょう。避難生活を衛生的に保つためと、ふだんから慣れたトイレで排泄させるために必要です。
    また、避難生活には制約も多いため、決められたトイレで排泄できるように慣らしておきましょう。
  • 排泄物処理用品
    避難生活を衛生的に保つために必要です。トイレットペーパーや新聞紙などの紙類と、処理後の紙類を二重にして包むためのビニール袋を準備しておきましょう。
  • 食器
    ふだんから使い慣れた食器を持ち出せるようにしておきましょう。。
  • 予防接種証明等
    避難所等において集団生活するためには、予防接種やノミダニ対策が実施されていることは必要であり、その実施結果を示すことができるようにしておきましょう。
    また、飼い犬の鑑札や狂犬病予防接種済票は、つねに犬に装着しておくことが狂犬病予防法で義務付けられています。
  • ペットの写真
    ペットの写真を準備しておけば、万が一ペットと離ればなれになった時の捜索に有用ですし、飼い主と一緒に写っていれば、発見した時に飼い主である証明にもなります。プリントしたもの数枚のほかに、携帯電話にもデータとして保存しておくようにししょう。
  • タオル、ブラシ
    避難生活を衛生的に保つために必要です。また、ふだんからブラッシングに慣らしておけば、ペットのストレス解消にもなります。
  • ガムテープまたは養生テープ
    ペットをケージに入れて移動させる際に扉が開かないように固定したり、破損した場合には補強に役立ちます。

飼っている場所の安全確認

  • 災害の発生時に、家具や塀などの倒壊やガラスの飛散によってペットがケガをしてしまわないようにしておいてください。ふだんの居場所が室内であれば、近くの家具が倒れてこないよう、窓にはガラス飛散防止フィルムを貼るなどの対策をしましょう。居場所が屋外であれば、近くの塀に不具合がないかチェックしておき、室内と同様に窓ガラスにも対策をしておきましょう。
  • 災害発生時にはペットもパニックになり、予想できないような行動をしてしまうかもしれません。特に屋外で放し飼いしている犬の場合には、ふだんは越えない高さの塀なども越えてしまったり、リードに不具合があったり首輪がゆるんでいたりした場合には、驚いて引っ張った力で外れてしまうかもしれません。そうなってしまえば、災害時のパニックでどこに行ってしまうかも予測できませんので、屋外で放し飼いはせず、リードや首輪のチェックを怠らないようにしましょう。

猫の隠れ場所の確認

猫は屋内で飼われていても、災害発生時には家の中のどこかに隠れてしまい、飼い主がいくら呼んでも応答せず、確保ができないということがあります。猫は家の中でいくつもの隠れ場所を決めていますので、ふだんからすべての隠れ場所を把握しておくようにしましょう。

迷子札などの装着

  • 災害の混乱でペットと離ればなれになってしまった時のために、飼い主の住所や連絡先を記した迷子札を着けておくようにしましょう。ただ、迷子札は外から見えるという利点がありますが、脱落してしまうという欠点もあります。マイクロチップは外からは見えませんが、脱落してしまうことはないため、装着しておけば二重の対策になります。
  • 飼い犬の登録は犬の戸籍です。飼い犬の鑑札や狂犬病用接種注射済票の装着は狂犬病予防法で義務付けられており、行方不明になって保護された場合に、鑑札の番号や済票番号は飼い主特定にも役立ちますので、必ず装着するようにしましょう。
  • マイクロチップは、装着をしていて番号を読み取りできたとしても、飼い主の情報が正確でなければ意味がないものになってしまいます。変更事項があった時には、必ず登録事項の変更について公益社団法人日本獣医師会(03-3475-1695)へ連絡しましょう。

飼い犬の登録について

飼い犬の登録は狂犬病予防法で義務付けられています。登録時に交付される鑑札には自治体名と鑑札番号が記されています。万が一、犬が迷子になったとしても鑑札が装着されていて、どこかで保護されていることが自治体に伝わりさえすれば、すぐに飼い主へ連絡することができます。ただ、引越しや譲渡の際に、犬の情報が更新されていなければ、飼い主へ連絡しようとしてもできなくなってしまいます。犬を飼い始めたときの飼い犬登録をすることと、引越したり譲渡したときなどは、必ず自治体へ届け出てください。

避難生活のために

  • 避難所ではいろいろな考えを持った方々との共同生活になります。当然、動物が好きな人ばかりではありません。災害が発生し、みんなが不安を抱え余裕を失っている状況では、「動物だから仕方がない」という考え方は通用しません。自分が連れてきたペットが、人や動物に噛みつく癖があったり、やたらと吠えてしまうなどであれば、他の避難者とトラブルにもなります。いざという時に困らないように、日頃からしっかりとしつけをしておくようにしましょう。
  • 動物の性質は、不妊去勢することによって落ち着くこともあります。また、不妊去勢することによりさまざまな病気を予防することができます。繁殖をするつもりがないのであれば、手術を考えることも大切です。
  • 避難生活にはさまざまな制限があり、長期間にわたってしまう場合、ペットと同行し続けることは飼い主にもペットにも大きなストレスになります。緊急時にペットを預かってくれる方を確保しておくようにしましょう。

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