城北ワンド
2016年6月28日
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ワンドとは淀川本流とつながっているか、水が増えたときにつながってしまうような場所を言います。ワンドの言葉の語源ははっきりしていませんが、「入り江」や「川の淀み」「淵」のことをワンドと読んでいる地方があることから、淀川でもワンドと呼ぶようになりました。そしてこのワンドは「淀川らしさ」の象徴ともなっています。
淀川はもともと平均水深40cm程度の浅い川で、江戸期には、三十石船が大阪と伏見を行き交っていましたが、明治以降は、輸送手段として蒸気船を航行させることになり、航路を確保するため150㎝程度の水深が必要となりました。
そこで、雑木などを束ねた粗朶を川底に沈める粗朶沈床による水制工(河川の両岸に構築物を設置する工法)が、オランダ人技師デ・レーケらが中心となって進められました。これがやがて淀川全体で数百におよぶワンドを形成することとなったのです。ワンドはイタセンパラをはじめとする淡水魚にとって格好の生息場所となり、淀川の多様な生態系を支えることとなりました。
(淀川河川事務所HPより引用)

城北ワンド全景

菅原城北大橋から見る城北ワンド
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