令和6年度 旭区運営方針
2025年6月10日
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運営方針の進捗管理を実施しました。その結果について、「アウトカム指標の達成状況(定量評価)」、「自己評価(運営方針全体の定性評価)」及び「今後の方針」に反映しています。(令和7年6月10日)

目標(何をめざすのか)
「安心して住み続けられるあたたかいまち 旭区」の実現

使命(どのような役割を担うのか)
「安心して子育てできるまち」「やさしさあふれるまち」「活力あるまち」「安全に暮らせるまち」の実現に向けて、「ニア・イズ・ベター」に基づく施策・事業を展開するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の着実な推進、官民連携や業務改革等の推進による効率的・効果的な行政運営に取り組む。

令和6年度 所属運営の基本的な考え方(区長の方針)
「安心して住み続けられるあたたかいまち 旭区」の実現に向けて、次の4点に重点的に取り組む。
- 子育て・教育支援等の一層の充実
- 区民一人ひとりの生活に寄り添った福祉・健康施策の推進
- 地域コミュニティの活性化とまちの魅力の向上
- 地域防災力・地域防犯力の強化

重点的に取り組む主な経営課題

【経営課題1 子育て・教育支援等の一層の充実】

課題認識
- すべての子育て家庭が安心と喜びを実感しながら、子どもを生み、育てられるよう子育て支援を充実させる必要がある。
- 学校・家庭・地域が連携して、子どもが健やかに成長するために、学力・体力向上等の支援や、ICTを活用した学習が進む中、子どもたちがICTに親しみ、活用していくための学習支援が重要である。
- 経済的な要因等による生活環境の問題により、学習環境や生活習慣が十分でない中・高生が、自らの選択によって進学等ができるよう、社会的自立に向けた支援が必要である。

主な戦略(課題解決の方策)

【1-1 子育て支援の充実】
- 「あさひ子育て安心ネットワーク(あさひキッズネット)」を中心とした地域全体で子育てを支える体制やしくみづくりの推進

【1-2 子どもへの教育支援等】
- 学校・家庭・地域が連携した子どもの学力・体力向上等の支援やICTを活用した学習の支援
- 安心できる環境(居場所)において、学習支援、自立支援、相談や居場所にかかる支援の実施

アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)
- 子育てに関する相談やサポートに満足していると答えた割合(乳幼児健診時の親へのアンケート)
令和9年度末までに85%以上
- 区役所からの連携や支援を得られていると答えた学校

アウトカム指標の達成状況(定量評価) ※A:達成 B:未達成
- 子育てに関する相談やサポートに満足していると答えた割合(乳幼児健診時の親へのアンケート)
前年度実績:93.2%
- 区役所からの連携や支援を得られていると答えた学校
前年度実績:小学校全10校、中学校全4校

【経営課題2 区民一人ひとりの生活に寄り添った福祉・健康施策の推進】

課題認識
- 健康寿命を延ばし、誰もが住み慣れた地域で自分らしくいきいきと心豊かに暮らすことができる環境を整備する必要がある。

主な戦略(課題解決の方策)

【2-1 人生百年時代の健康づくり】
- 医師会等と連携した生活習慣病や認知症の予防など健康維持に関する意識の啓発
- 地域での自主的な健康づくり活動に対する支援

【2-2 誰もが暮らしやすいまちづくり】
- 医療・福祉・介護・その他関係機関やNPO法人等と一体となったニーズに応じた包括的支援体制の強化
- 地域住民の協力のもと、日常の見守りや支援体制を充実
- 支援を必要とする人に必要な支援が行き届くよう、相互理解の醸成や啓発活動を実施

アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)
- 健康啓発事業参加者の満足度の割合(健康啓発事業参加者へのアンケート)
- 障がいのある方やその家族の方がさまざまなことについて、相談やサポートを受けられるようになっていると感じると答えた割合(障がい者福祉サービス利用者へのアンケート)
- 高齢者やその家族がさまざまなことについて、相談やサポートを受けられるようになっていると感じると答えた割合(高齢者対象事業参加者アンケート)

アウトカム指標の達成状況(定量評価) ※A:達成 B:未達成
- 健康啓発事業参加者の満足度の割合(健康啓発事業参加者へのアンケート)
前年度実績:89.2%
- 障がいのある方やその家族の方がさまざまなことについて、相談やサポートを受けられるようになっていると感じると答えた割合(障がい者福祉サービス利用者へのアンケート)
前年度実績:71.1%
- 高齢者やその家族がさまざまなことについて、相談やサポートを受けられるようになっていると感じると答えた割合(高齢者対象事業参加者アンケート)
前年度実績:79.9%

【経営課題3 地域コミュニティの活性化とまちの魅力の向上】

課題認識
- 地域活動協議会をはじめ、区民の自主的なコミュニティ活動を支援する必要がある。
- 区民のつながりやまちのにぎわいなど、旭区の魅力をより一層高めていく必要がある。

主な戦略(課題解決の方策)

【3-1 地域コミュニティの活性化促進】
- 地域団体やNPO、企業等が幅広く参画し、自律的に地域課題の解決に取り組む地域活動協議会の運営を支援

【3-2 地域資源を活用したまちの魅力づくり】
- 活発な区内の交流の和を広げ、新たなつながりを増やしながら、まち全体の魅力を高めていく取組の展開

アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)
- 地域活動協議会の構成団体が、地域特性に即した地域課題の解決に向けた取組が自律的に進められている状態にあると思うと答えた割合(地活協の構成団体へのアンケート)
令和9年度末までに88%以上
- イベント等の取組が旭区の魅力を高めることにつながると思う参加者の割合

アウトカム指標の達成状況(定量評価) ※A:達成 B:未達成
- 地域活動協議会の構成団体が、地域特性に即した地域課題の解決に向けた取組が自律的に進められている状態にあると思うと答えた割合(地活協の構成団体へのアンケート)
令和6年度実績:アンケート未実施 達成状況:評価なし
- 地域活動協議会に対してまちづくりセンター等が地域の実情やニーズに即した支援を実施していると思うと答えた割合70%以上(地域活動協議会へのアンケート)による測定結果 100%
前年度実績:89.9%
- イベント等の取組が旭区の魅力を高めることにつながると思う参加者の割合
前年度実績:95%

【経営課題4 地域防災力・地域防犯力の強化】

課題認識
- 地震や台風、火災、河川氾濫等による災害の発生や、被害の拡大を最小限に食い止めることができる、旭区のもつ強みである「地域コミュニティのつながりの強さ」を活かし、「自助・共助」の意識向上と自主防災組織の更なる育成が必要である。
- 公助の拠点である旭区災害対策本部が災害時にいち早く機能するために区職員の防災体制の強化と直近参集者職員との連携が必要である。
- 旭区医師会、旭区歯科医師会、旭区薬剤師会、旭区協力病院、福祉避難所と、より連携を図っていく必要がある。
- 水害時避難ビルの指定や災害時の協力協定などについて民間事業者と、より連携を図っていく必要がある。
- 区民の自転車マナーの向上や特殊詐欺や自転車盗をはじめとする街頭における犯罪の減少に向けた、地域、警察、その他関係団体と連携した啓発活動に引き続き取り組む必要がある。
- 地域、警察、その他関係団体と協働した防犯・交通安全対策に引き続き取り組む必要がある。

主な戦略(課題解決の方策)

【4-1 地域コミュニティの強さを活かした自助・共助によるまちづくり】
- 防災意識の啓発や防災教育の推進、防災物資の計画的配備の実施
- 地域住民、特に若い世代が地域防災訓練などに参画するための仕掛けづくり
- 災害時の医療体制に関する旭区医師会や医療機関、福祉機関などとの一層の連携
- 大規模災害時の区災害対策本部設置、機能向上のための直近参集職員との一層の連携
- 水害時避難ビルの指定や災害時の協力協定などに関する民間事業者との一層の連携

【4-2 地域防犯力の強化】
- 区民の自転車マナー向上や自転車盗、特殊詐欺をはじめとする街頭における犯罪の減少に向けた取組の実施

アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)
- 区内各地域の地区防災計画に基づき、自主防災組織等地域主体による地域実情に即した訓練など防災活動を実施した地域
令和9年度末までに10地域
- 区内の「大阪重点犯罪」(自転車盗を含む)発生件数
令和9年度末までに360件以下
- 区内の自転車交通事故発生件数
令和9年度末までに72件以下

アウトカム指標の達成状況(定量評価) ※A:達成 B:未達成
- 区内各地域の地区防災計画に基づき、自主防災組織等地域主体による地域実情に即した訓練など防災活動を実施した地域
前年度実績:10地域
- 区内の「大阪重点犯罪」(自転車盗を含む)発生件数
前年度実績:350件
- 区内の自転車交通事故発生件数
前年度実績:61件

自己評価(運営方針全体の定性評価)
子育て・教育について、子育て支援においては、妊娠時から学齢期にかけた切れ目のない支援が、さまざまな機関との連携により構築されつつある。あさひ子育て安心ネットワークを中心とした見守り体制が一定整えられ、関連事業の対象者への浸透や認知度の高まりなど当区の取組として定着しつつある。また、小・中学校における学力・運動能力等の向上、大学との連携によるICTを活用した学習支援の向上に向けて取り組んだ。
健康・福祉について、健康寿命を延ばす取組として壮年期以降の健康維持のため、自主的な取組を促すことを目的に、地域と共に「いきいき百歳体操」や「認知症予防活動」を新規に立ち上げた。また、福祉分野において、関係機関等と一体となって『見守り活動』『活動の場の提供』『啓発活動』『災害時の支援』『相談支援体制』の整備を図ってきた。
地域コミュニティ・まちの魅力について、地域活動に参加したことがない層を呼び込むため、区ホームページでの地域活動紹介、SNS発信の強化に取り組み、新たな参加者や担い手の発掘、地域コミュニティのつながりの強化に努めた。また、地域や商店街、大学等さまざまな方に協力をいただき「あさひファン★フェスタ」や「あさひわくわく♪キーワードラリー!」などのイベントを開催するなど、まちの魅力向上に取り組んだ。
防災・防犯について、地域防災においては、継続的に区内各地で防災訓練を実施、防災啓発講座等により防災意識の向上に取り組んだ。また、地域防犯においては、旭警察署をはじめとする関係機関と連携し、地域と協働して防犯・交通安全にかかる啓発活動や自転車対策等に取り組んだ。
以上経営課題の解決に向けて総じて進捗をみている一方で、めざすべき将来像の実現に向けては、なお途上にあり、引き続き、各戦略や具体的取組における課題への対応や改善を図りながら取り組んでいく必要がある。

今後の方針
「安心して住み続けられるあたたかいまち旭区」の実現に向けて、各経営課題の解決に向けた戦略の構成及び基本的な方向性は今後も継続していく。
各取組を進める上では、さまざまなニーズの把握に努め、関係機関と連携して、より多くの区民に「知ってもらう」ことを着実に進め、「関心を持ってもらう」さらには「参画してもらう」ことを意識しつつ、中長期的な視点を踏まえ、必要に応じてアウトカム指標の見直し等も検討しながら、取組を進める。
引き続き、「ニア・イズ・ベター」の考え方に基づき、区民の安心・安全の確保や区の活性化に向けて必要な取組を推進していくとともに、区民サービスのさらなる向上や効率的・効果的な行政運営をめざし、業務改善やDXの推進等に取り組んでいく。

令和6年度 旭区運営方針(令和7年6月10日更新)
令和6年度 旭区運営方針
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