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⑲「生野区の地域交通をみんなで考えましょう!」 生野区地域公共交通検討会を開催しました。

2022年6月23日

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  大阪市生野区内は、バスなどの公共交通機関により、区民の皆さんの移動手段はおおむね確保されていますが、いまなお、日常生活の移動に影響のある地域が存在し、さらに、近年高齢者の自転車事故が多く発生しているなど、公共交通の重要性・必要性はますます高まっています。

 生野区役所では、 令和2年10月、Osaka Metro GroupよりAIオンデマンド交通の社会実験の事業提案があり、大阪市地域公共交通会議の協議を経て、令和3年3月30日から社会実験が開始されています。

 今回、実施事業者にも参加いただき、社会実験のこれまでの振り返りや今後の方向性について報告していただくとともに、いまざとライナー(BRT)についても社会実験開始から3年が経過しましたので、利用状況などの報告をさせていただきました。

 生野区役所では、これまで地域交通の課題に対してさまざまな検討を重ねています。詳しくは、大阪市ホームページ「生野区の地域交通の取り組み」をご覧ください。

開催日程・場所

1.日時

令和4年3月24日(木曜日) 18時30分から20時30分まで

2.場所

生野区役所 6階大会議室(大阪市生野区勝山南3-1-19

3.参加者

29名

4.内容

下記の内容で検討会を開催しました。

  1. 前回検討会(令和2年11月27日)の振り返り
  2. 生野区を対象としたAIオンデマンド交通の社会実験のこれまでの振り返り及び今後の方向性について
  3. いまざとライナー(BRT)の運行による社会実験3年目の効果検証と今後の進め方(案)について
  4. 質疑応答

 

生野区を対象としたAIオンデマンド交通の社会実験のこれまでの振り返り及び今後の方向性について

Q1 AIオンデマンド交通の社会実験の対象者について(商業ベースか福祉ベースか)

A1 福祉ベースに限らず、高齢者の方をはじめ、こども連れの方、通勤・通学利用など幅広くご利用いただきたい。

 

Q2 オンデマンドバスの乗合率について

A2 30%、40%の乗合率を出した日もあるが、まだまだ乗合率を高めていけると思うので、今後も社会実験の中で高めていきたい。

 

Q3 こども用の通学定期券の導入について

A3 システム改良に要するコストの面など課題はあるが、検討させていただく。

 

Q4 運転手の接客について

A4 運転手への研修は行っているが、いたらない点があるので、再度徹底していく。

 

Q5 1日当たりの目標の乗車人数について(持続可能なものにするために)

A5 人件費の見直しや運行時間帯、運行回数の見直しなどコスト削減にも取り組みながら、目標人数を示すことができるよう努めていく。

 

Q6 住所や電話など個人情報の提示について

A6 乗車時、個人情報の提示なく利用できる。ただし、クレジットカードでご利用される方は、アプリにクレジットカード情報を登録していただく必要がある。

 

Q7 定時定路線の乗合タクシーについて

A7 どのような運行形態がいいのか、社会実験の中で検証していきたい。

 

Q8 他のモビリティとの連携について

A8 タクシーやシェアサイクルとのアプリの連携は実施済みだが、一元的に予約できるようなことも検討していく。また、オンデマンドバスの定期券とタクシーのクーポンを組み合わせて、セットで割引して販売するようなことも考えていきたい。

 

Q9 補助金の活用について(国の補助金や市の補助金(敬老パス)など)

A9 MaaSアプリの開発に国の補助金が一部入っているが、オンデマンドバスの運営には補助金が入っていない。敬老パスを導入するには、ICカードシステムの装置が必要になるが、社会実験なので、できるだけコストを抑えている。高齢者の利用が少ないことについては、期間限定の割引イベントを実施して検証できればと考えている。

 

Q10 平均待ち時間、最大まち時間について

A10 平均待ち時間は、15分~20分になるが、最大待ち時間は、朝夕のご利用が集中する時間帯は、1時間待ちという状況もある。

 

ご意見:

  • 障がい者や高齢者の移動手段を第1に考えていただきたい。
  • 路線バスは、どんどん減便されている。オンデマンドバスはきめ細かく運行していただきたい。
  • 社会的弱者や高齢者の視点でオンデマンドバスを考えていく必要があり、敬老パスでの利用など抜本的な改善が必要である。

 

いまざとライナー(BRT)の運行による社会実験3年目の効果検証と今後の進め方(案)について

Q1 新たな収入源について

A1 本格運行する際は、車内広告なども考えていくべきと思う。協賛金やネーミングライツ、サポーターの募集は、貴重なご意見として参考にさせていただく。

Q2 鴫野駅への延伸について(鴫野駅~湯里六丁目間の乗り換え抵抗の解消)

A2 今里筋線との乗り換えをスムーズにするため、今里駅に高機能な停留所を設置し、乗り継ぎのためのダイヤ調整も行っている。ただし、今里駅での乗り継ぎ状況を見ると、千日前線との乗り継ぎが9割で、今里筋線との乗り継ぎが少ない状況となっている。

 

ご意見:

  • いまざとライナーの運行により、外出機会の増加につながっており、健康増進や地域の活性化など非常に大きな成果だと思う。
  • コロナ禍の利用状況ではなく、収まった中で見ていくべき。
  • 阿倍野や長居に行くことができ、非常に便利になった。
  • いまざとライナーだけの収支ではなく、メトロ全体の収支の中で見ていく必要がある。
  • 行政も力を入れて支援していくべき。

生野区地域公共交通検討会 チラシ

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大阪市生野区役所 地域まちづくり課

〒544-8501 大阪市生野区勝山南3丁目1番19号(生野区役所4階)

電話:06-6715-9734

ファックス:06-6717-1163

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