「AR案内サービスの有効性検証」の実証実験を支援します
2025年9月11日
ページ番号:661553
大阪市は、成長産業の振興等を図るため、民間事業者等による先端技術を活用した実証実験を支援しています。
このたび、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」として、株式会社空間コンピューティング研究所が実施する「AR案内サービスの有効性検証」の実証実験を大阪・咲洲の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」において、支援します。
実施主体の株式会社空間コンピューティング研究所が開発する「次世代ARガイドサービス(多言語対応)」(注)は、ユーザーのスマートフォンの位置情報とカメラに映った物体を認識し、目的地へのルート表示やARコンテンツ表示、アバターによる音声・字幕ガイドを組み合わせた次世代ARナビゲーションアプリです。
今回の実証実験は、理解度や満足度など体験の有効性、案内表示の精度や通信の安定性などの技術面、運用・サービス実装に関する検証を行います。
(注)独自に開発した仮想プライベートサーバー(VPS)を搭載したロケーションベースARサービス

概要

実施名称
AR案内サービスの有効性検証

実施内容
ソフト産業プラザTEQS内の5G X LAB OSAKAの来場者を対象に、同施設から最寄り駅であるニュートラム南港ポートタウン線トレードセンター前駅に帰るまでのルートをナビゲーションし、技術面の検証を行います。
実証実験を通じて、技術の確立や使用感の向上につなげ、早期の事業化をめざします。


実施主体
株式会社空間コンピューティング研究所
- 共同代表:クラウド・ファ、逆井 正幸
- 所在地:東京都中央区日本橋兜町17-2 兜町第6葉山ビル4階
- 事業内容:3D、AI、ゲーム開発などの専門家チームによって設立しました。ARスマートグラスがスマホに取って代わる未来を見据え、5G、AI時代に対応する先端のAR技術を駆使した次世代ARサービス開発に取り組んでいます。
詳しくは、株式会社空間コンピューティング研究所のホームページをご覧ください。

実施日
令和7年9月19日(金曜日)から12月まで(予定)

実施場所
アジア太平洋トレードセンター(ATC)(大阪市住之江区南港北2-1-10)ITM棟

検証項目
- 体験の有効性
ルート案内の分かりやすさ、情報提示の理解度、店舗情報・動画が来場者に正しく理解されるか、花火などのエフェクト演出が来場者の体験価値や満足度を高めるか、ストレスなく利用できるかなどの検証をします。 - 技術面での検証
案内用の矢印やオブジェクトが常に正しい位置に表示されるかなどのトラッキング精度、アバターの合成音声が聞き取りやすいかなどの音声ガイドの自然さや表示遅延、通信安定性などの検証をします。 - 運用・サービス実装に関する検証
運営側が設置・更新する際の作業負担は適切かなどの動線管理の安易さ、店舗情報やイベント告知などのAR上のコンテンツの情報更新性などの検証をします。

問合せ先
ソフト産業プラザTEQS(公益財団法人大阪産業局)
担当:田中、高木、安武
電話:06-6615-1000

(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」
大阪咲洲の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」と大阪舞洲のスポーツ施設を実証フィールドとして実施する、開発・改良に必要な実証実験の支援プログラムで、本市の中小企業支援施策の執行機関である公益財団法人大阪産業局が本市からの交付金による事業として実施するものです。実証実験支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでおり、今後も引き続き、全国から実証実験を募集します。
詳しくは、「AIDORエクスペリメンテーション」のホームページをご覧ください。

(参考)ソフト産業プラザTEQS
大阪市が設置する、IoTやAIなどの先端テクノロジーを活用した製品・サービスの開発を行う中小企業を支援する施設です。公益財団法人大阪産業局が運営しています。
詳しくは、ソフト産業プラザTEQSのホームページをご覧ください。

(参考)5G X LAB OSAKA
「5G X LAB OSAKA」は、5Gの通信環境を備えたオープンラボです。5G技術を体感し新たなビジネスの発想につなげてもらうことを目的に、約200平方メートルの空間に、5Gを活用した製品・サービスが約30点揃います。
大阪市・ソフトバンク株式会社・一般社団法人i-RooBO Network Forum・公益財団法人大阪産業局の官民連携により令和2年10月にオープンしました。
詳しくは、「5G X LAB OSAKA」ホームページをご覧ください。
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