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慶沢園のリニューアルオープンについて

2025年2月3日

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 大阪市は、令和7年3月1日(土曜日)に天王寺公園内の慶沢園をリニューアルオープンします。隣接する地方独立行政法人 大阪市博物館機構 大阪市立美術館(以下「美術館」という。)との一体的な活用を図るために、令和6年4月より実施していた改修工事が完了予定です。

 天王寺公園内の慶沢園は、住友家15代当主吉左衞門(春翠)の、茶臼山本邸の庭園として、明治41年(1908年)から大正7年(1918年)にかけて造営された大阪市指定文化財の日本庭園です。作庭家の第7代小川治兵衞(植治)は、京都の平安神宮神苑や名勝無鄰菴などを手掛けた近代日本庭園を代表する造園家です。大正15年(1926年)に住友家から大阪市に寄贈され、一般に公開されています。

 本庭園は、大名庭園風の林泉回遊式庭園で、白い石の州浜を前景に、大きく広がる大池と、その中央に浮かぶ黒松を配した中島や点々と浮かぶ岩島の様子は、大海を彷彿とさせます。それらの様子や北東の築山、その麓の大きな滝、四阿(あずまや)などを、池を眺めながら回遊できる庭園です。


全体図案

(注)写真は工事中のものであり、開園後のイメージとは異なる場合があります。

1. リニューアルの概要

美術館との一体性の向上

 美術館と慶沢園をつなぐ連絡通路を新しく整備し、美術館前に作庭当時の明るい芝生の空間を復元しました。加えて、茶臼山本邸の書院跡に建てられた美術館のテラス(無料エリア)から、当時書院から庭園を眺望していた様子を再現するよう、庭園全体が眺望できるようにし、美術館と慶沢園の一体性を生み出しました。


慶沢園から臨む美術館(整備後イメージ)

(注)開園後のイメージとは異なる場合があります。

庭園の改修

 慶沢園の作庭当時の本来の姿や、文化財庭園としての魅力向上を図るため、樹木の仕立て直しや園路整備等を実施しました。


整備後の庭園


(注)写真は工事中のものであり、開園後のイメージとは異なる場合があります。

券売所のリニューアル

 庭園の南西側にあった旧券売所については、料金所機能を備えたエントランスとしてリニューアルし、これまで以上に皆様が利用しやすい環境を整えました。


券売所(整備後イメージ)

茶室(長生庵の耐震化)

 茶室(長生庵)については、安心してご利用いただけるよう耐震化を図るため、3月下旬頃の完成に向け引き続き工事を実施しております。
 茶室の使用予約受付再開については、令和7年4月1日(火曜日)以降の利用分を、2月17日(月曜日)から、受付開始します。
(注)工事の進捗状況によっては利用可能日が延期となる可能性があります。


長生庵(整備後イメージ)

2. 開園時間

9時30分から17時まで
(注)令和7年3月1日(土曜日)のみ10時から17時まで

3. 入園料

慶沢園の入園料
入園料区分入園料
(令和7年3月1日以降)
大人300円
大学生・高校生
(大学・高校に準ずるものの学生・生徒を含む)
200円
小中学生無料
未就学児無料

 また、隣接する大阪市立美術館と慶沢園を一体として更なる活用を図るため、新たに大阪市立美術館との共通入場券の販売を開始し、更に特別展観覧者への入園料値引きを実施します。

慶沢園・大阪市立美術館 共通入場券
区分料金
大人600円
大学生・高校生
(大学・高校に準ずるものの学生・生徒を含む)
300円

大阪市立美術館特別展観覧者への入園料値引き
一律100円引き
(注)慶沢園券売所にて、特別展観覧券を提示した場合に適用
(注)団体割引との併用不可

4. アクセス

所在地

交通アクセス

  • JR、Osaka Metro「天王寺駅」より徒歩約5分
  • Osaka Metro
    「動物園前駅」1号出口より徒歩約15分
    「恵美須町駅」 3号出口より徒歩約15分
  • 近鉄 「大阪阿部野橋駅」より徒歩約10分

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 建設局公園緑化部調整課

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟4階

電話:06-6615-6600

ファックス:06-6615-6070

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