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第3章 地震・風水害に対する日ごろの備え

2021年1月1日

ページ番号:301075

第3章 地震・風水害に対する日ごろの備え

阪神・淡路大震災の死因は、家屋の倒壊や家具の転倒などによる圧迫死が大半を占めていました。そうならないためには、あなたの家の内外を点検し、いざというときのために備えることがとても大切です。

阪神・淡路大震災での死亡原因 

  • 圧迫死88パーセント 
  • 焼死他12パーセント 

家屋倒壊や家具の転倒などによる圧迫死が大半を占めています。 消防庁「消防白書」より

 

家族で防災会議を開こう

地震の被害を小さくするためには日頃からの備えが大切です。身の回りの安全について家族で考えましょう。

1 家族一人ひとりの役割を決める

家族で話し合って、災害発生時の役割を決めておきましょう。

  • 火を消す
  • ガスの元栓を閉める
  • 子どもやお年寄りの安全を確認する
  • 危険物を安全なところへ移す
  • 消火器、バケツなどを準備する
  • 電気器具のコンセントを抜く、ブレーカーを切る
  • ラジオ、テレビなどで情報を確認する。
  • 出入口を確保する
  • 非常持ち出し品を確認する
  • すぐに戻ってこられない家族へ伝言を書いておく
  • 家の前に行先や連絡先を書いた紙を貼っておく

 

2 危険個所をチェックする

家の内外に危険個所がないかどうかチェックしましょう。危ない場所は、修理や補強について話し合いましょう。

 

3 「非常持ち出し品」と「非常備蓄品」をチェックする

必要な物品がそろっているか確認します。また、定期的に保存状態や消費期限を点検し、必要なら交換しましょう

 

4 防災用具をチェックする

消火器や救急箱を確認しましょう。消火器の使い方や応急手当の方法を覚えておきましょう。

 

5 緊急連絡カードを用意する

家族の避難場所や集まる場所、家族の連絡方法などを話し合い、決めたことは緊急連絡カードとして記入したものを携帯するようにしましょう。

 

6 わが家の防災マップをつくろう

家族で避難場所や避難路などを確認し、わが家の防災マップを作成しましょう。

 

非常持ち出し品

リュックサックなど両手が自由に動かせるものに入れておき、いつでもすぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。

家族構成を考え、必要最小限に絞り込み、一度背負ってみましょう。また、少なくとも年に一度は点検しましょう。

女性は約10キログラムが目安、男性は約15キログラムが目安 (注意)あくまで目安です。自分で持って避難できる量にしましょう。

 

基本品目32点 大人2人分の目安

非常持ち出し袋 1個、缶入り乾パン(110グラム) 2個、飲料水(500ミリリットルペットボトル) 6本、懐中電灯 2個、ライター 2個、携帯ラジオ 1台、十徳ナイフ 1本、軍手・手袋 2組、ロープ 5メートル以上 1本

救急袋 1枚、(以下の物を救急袋の中に入れておく) 毛抜き 1本、消毒液 1本、脱脂綿 適当量、滅菌ガーゼ 2枚、ばんそうこう 10枚以上、包帯 2巻、三角巾 2枚、マスク 2枚、常備薬・持病薬など 適当量 (ここまでを救急袋の中に入れておく)

レジャーシート 1枚、サバイバルブランケット 2枚、簡易トイレ 2枚以上、タオル 4枚以上、ポリ袋 10枚、トイレットペーパー 1ロール、ウェットティッシュ 2個、現金(公衆電話用の小銭) 約50枚、布製ガムテープ 1個、太い油性マジック 1本、筆記用具 1セット、生理用品 1セット

 

個人や家庭の事情にあわせ備えを検討するもの

  • 必需品・貴重品類
    車や家の予備鍵、予備メガネ、コンタクトレンズ等、預金通帳の写し、健康保険証の写し、運転免許証の写し、パスポート、外国人登録証の写し、支援プラン

 

  • 赤ちゃん用品
    粉ミルク、哺乳瓶、おやつ、離乳食、スプーン、洗浄綿、バスタオル、ガーゼ、紙おむつ、母子手帳、玩具、着替え、ベビーカー、おんぶひも、毛布

 

  • 高齢者用品
    おむつ、着替え、持病薬、予備メガネ、看護用品

 

家庭に備えておくもの

避難後に少し余裕がでてから安全を確認して自宅へ戻り持ち出したり、自宅で避難生活を送るうえで必要なもので、救援物資が届くまで1週間程度、自足するつもりで備えましょう。ふだんから食べなれた常温保存が可能な食品を、少し多めに買い置きし、非常時に役立てましょう。ローリングストック法で買い置きをすると、ふだんから食べなれた食品を「非常食」にすることができます。

非常備蓄品

  • 飲料
    飲料水(2リットルペットボトル)、非常用給水袋

 

  • 食料
    アルファ米、乾パン、パン缶、インスタントラーメン、缶詰類、レトルト食品、スープ、味噌汁、ビスケット、キャンディ、チョコレート、塩

 

  • 衣類
    上着、下着、靴下

 

  • 生活用品
    タオル、バスタオル、毛布、雨具、予備電池、卓上コンロ、ガスボンベ、固形燃料、鍋、ラップ、アルミホイル、やかん、皿(紙・ステンレスなど)、コップ(紙・ステンレスなど)、わりばし、スプーン、フォーク、歯ブラシ、石鹸、ドライシャンプー、携帯電話の充電器、新聞紙、使い捨てカイロ、安全ピン

 

  • その他
    ブルーシート、布製ガムテープ

 

あなたの家の耐震性能は大丈夫ですか?

あなたは家屋の耐震診断、耐震改修などの対策をしましたか?特に昭和56年(1981年)5月31日以前の旧耐震基準で建てられた建物は、地震に対して強度がどの程度か調べることが重要です。

建設時期と地震被害状況(JR三宮駅近辺における全数調査)

  • 昭和56年(1981年)以前の建築 大破・倒壊29%、中破・小破37%、無被害・軽微34%
  • 昭和57年(1982年)以降の建築 大破・倒壊9%、中破・小破16%、無被害・軽微75%
     (「平成7年阪神・淡路大震災調査委員会中間報告」(建設省)に基づき作成)

「耐震診断」、「耐震改修」を応援します

お住まいに不安がある場合は専門家に診断を依頼し、強度が不足していれば耐震改修を行う必要があります。

大阪市には、震災に強いまちづくりをめざし、耐震診断・改修費用の一部を補助する制度があります。

詳しくは、大阪市都市整備局 耐震・密集市街地整備受付窓口(電話6882-7053 ファックス6882-0877)にお問い合わせください。

 

あなたの家の安全対策は大丈夫ですか?

定期的に家の中や周囲をチェックしておきましょう。

台風の場合などで、風雨が強まってから屋根などの補強をするのは非常に危険です。絶対にやめましょう。

  • 瓦やスレートは定期的に点検しておき、ひび割れ、ずれ、はがれ、トタンのめくれがあれば補修しておく
  • 落ちる可能性のあるところに植木鉢などを置かない
  • しっかりとした基礎部分がなかったり、鉄筋の入っていないブロック塀は補強しておく
  • 背の高いタンス、冷蔵庫などは転倒防止器具で固定
  • テレビはできるだけ低い位置に置き、粘着マットで固定する
  • 玄関や出入口までの通路に家具など倒れやすいものを置かない
  • 窓や戸棚のガラスに飛散防止フィルムを貼る
  • 吊り下げ型の照明は揺れ防止金具で固定
  • 寝室には大きな家具は置かない
  • トイレなど柱が多くせまい空間や、大きな家具などを置かない部屋など、いざというときの逃げ場を確保する。
  • 白アリ被害の有無など、床下の基礎や柱を点検、補強する
  • 窓ガラスはひび割れ、緩み、がたつきをチェックしておく。台風が近づいたら、外側から板でふさいだり、内側からガムテープをバツ印にはる
  • アンテナはしっかり固定しておく
  • 側溝や排水溝は掃除し、水の流れをスムーズにしておく
  • 雨どいは継ぎ目のはずれ、塗料のはがれがないか、土砂や落ち葉で詰まっていないかを確認する

 

もしものときに備えて「知る」「学ぶ」

  • 大阪市危機管理室
    電話6208-7388 ファックス6202-3776
    危機管理室ホームページでは、地震や風水害に対する日ごろからの備えや避難場所などを紹介しているほか、災害時には被害状況や対応状況などの緊急情報を提供します。
    各区の「防災マップ」も掲載しています。
    リンク「大阪市危機管理室ホームページ」

 

 

  • 各区役所
    地域ごとの防災マップ作成や出前講座を行うなど、特色ある取り組みがなされています。区のホームページなどをご覧ください。

 

 

  • おおさか防災ネット
    地震・津波・台風情報や気象に関する注意報・警報、府内に発表される避難勧告や指示情報、ライフライン情報へのリンクなど幅広い防災情報を提供しています。また、携帯メールアドレスを「防災情報メール」に登録しておくと、気象・地震・津波情報などがメールで配信されます。
    リンク「おおさか防災ネット」別ウィンドウで開く

 

 

 

 

 

    リンク「(子ども向け)「地球キッズ探検隊」地震の謎にせまる」別ウィンドウで開く

 

 

 

 

行ってみよう

  • 大阪市立阿倍野防災センター
    大阪市阿倍野区阿倍野筋3-13-23 あべのフォルサ3階
    電話6643-1031 ファックス6643-1040
    地震発生直後の街並みなどを体感し、消火・避難・救助といった一連の行動をリアルに体験することができる施設です。あなた自身や家族を守り、街を守り、人を助けることができる「体験」を通じて災害について考え、学んでみませんか。
    ご利用 無料
    開館時間 10時から18時
    休館日 水曜日、毎月最終木曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
    リンク「大阪市立阿倍野防災センターホームページ」

 

  • 津波・高潮ステーション
    大阪市西区江之子島2-1-64電話6541-7799 ファックス6541-7760
    かつて大阪を襲った高潮や近い将来必ず大阪を襲うと言われている東南海・南海地震とともに、地震、津波発生時の対応などを学べる広く開かれた施設です。
    リンク「津波・高潮ステーションホームページ」別ウィンドウで開く

 

 

電話が使えないとき

大規模な災害時には、一般電話や携帯電話の通話が制限されます。NTTの災害用伝言ダイヤルや携帯電話の災害伝言板を活用して、家族や友人に連絡しましょう。

1 災害伝言ダイヤル171NTT西日本(一般電話 音声)

「171」をダイヤルし、ガイダンスにしたがって伝言を登録・再生できます。

2 災害伝言板

安否情報を登録すると、家族や友人が携帯番号やパソコンから確認できます。詳しくは、各社のホームページなどをご覧ください。

携帯電話 災害伝言板

リンク「NTTドコモホームページ」別ウィンドウで開く

リンク「エーユーホームページ」別ウィンドウで開く

リンク「ソフトバンクモバイルホームページ」別ウィンドウで開く

リンク「ワイモバイルホームページ」別ウィンドウで開く

(注意) ワイモバイル電話からは、災害用伝言板アプリからアクセスできます。

 

パソコン(テキスト、音声、画像)

リンク「NTT西日本 災害用ブロードバンド伝言板(web(ウェブ)171)」別ウィンドウで開く

 

これらのサービスは、毎月1日と15日、正月三が日(1月1日から1月3日)、防災週間(8月30日から9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日から1月21日)に体験利用できますので、災害発生に備えて利用方法を事前に覚えておきましょう。

 

災害情報をお知らせします。

  • 緊急地震速報
    気象庁では、強い揺れが到達する前に地震の発生をお知らせする、緊急地震速報を提供しています。最大震度5弱以上と推定した地震の際に、震度4以上の地域へ強い揺れが来る数秒から数十秒前にお知らせするものです。テレビで「まもなく強い揺れがきます」などというテロップが流れるなどの予告が行われますので、身を守るための適切な行動がすばやくできるように日頃から考えておきましょう。

 

  • 緊急速報メール
    大阪市では携帯電話各社の緊急速報メールサービスを利用して、災害発生時における避難勧告や指示などの緊急情報を大阪市内の携帯電話等に一斉配信します。
    受信料は無料です。
    受信すると専用着信音が流れ、内容がポップアップ表示されます。
    一時的にエリア内にいる来阪者も情報が受信できます。

(注意)携帯電話の機種により受信できない場合や、あらかじめ受信設定が必要な場合があります。

緊急速報メール受信可能機種及び受信するための設定方法については各社のホームページをご覧ください。

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大阪市 危機管理室 

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所5階)

電話:06-6208-7388

ファックス:06-6202-3776

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