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私たちのSDGs~66 暗闇レストラン 灯無(ほのあ)

2026年3月1日

ページ番号:674199

北区広報紙わがまち北区3月号(令和8年)掲載

SDGsロゴ

地球規模の環境問題や社会課題の解決も、まずは一人ひとりの小さな実践の積み重ねから。毎月、区内の様々な活動をお伝えします。

全盲のスタッフに導かれ 視覚に頼らず料理を味わう

 ドアの中は完全な暗闇。隣の人と手をつなぎ、全盲のスタッフの案内で暗闇の空間を恐る恐る進みます。手探りで席に着くと、和食のコースがゆっくり始まります。
 ディレクターの森泰代さんは、長年セラピストを続ける中で、視覚の影響を学びたくて10年ほど前から暗闇イベントを展開。パリの暗闇レストランの存在を知り、事業化を思い立ちました。2年前、同じ志を持つ全盲の女性と出会い意気投合。「映える」料理のブームに疑問を抱いていた料理人の協力も得て、2025年3月、灯無をオープンしました。
 店は予約制でコースは一斉スタート。料理をサーブするのも、全盲のスタッフの仕事です。メニューは明かされず、味や香り、食感を手掛かりに食材を当てようと、会話が弾みます。食後の「答え合わせ」では、白身魚の種類などは、ほぼ「不正解」。一方で「だしの味をすごく感じた」「嫌いなはずの野菜が食べられた」といった声が出ます。スタッフも会話に加わります。
 暗闇レストランの狙いを森さんは、「障がい者との関わりは支援が入口になりがちで、どうしても関わる人が限られてしまう。『面白い』を入口にすることで、より多くの人に広げたいと考えました。エンタメとして暗闇で食べる体験をしに来てもらって、それが障がいや社会のことを考えるきっかけになれば」と話します。
 事業拡大にあたり、視覚障がいがある方の雇用にも積極的に取り組んでいます。「暗闇では視覚障がいがある人とない人の立場が逆転します。この事業には、暗闇のプロの力が必要なんです」

ディレクターの森泰代さんが10番のボードを持っている

ディレクターの森泰代さん

食事の前の簡単な説明をしている様子

食事の前に、別室で簡単な説明を聞く

詳細

暗闇レストラン 灯無  中崎1-6-15

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注)本記事に関する内容は、北区広報紙わがまち北区への掲載時点のものです。現時点での詳細につきましては、掲載団体等に直接お問い合わせください。

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