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概要

2023年4月1日

ページ番号:464064

所長挨拶


 今後、子どもたちはどのような社会を生きてゆくのでしょうか。

 学校や社会では、仮想空間と現実空間を高度に融合させた未来社会、いわゆる「Society5.0」が話題になりました。例えば、ロボットによる医療支援やAIによる防災システム、自動車や農業機械の自動化・無人化等です。大阪・関西万博では空飛ぶ車が実現しようとしています。

 また、文部科学省は、幼児期の教育や体験活動、家庭環境が、その後の成長や生活にどのような影響を与えるかを調べるため、長期の追跡調査に乗り出すと発表しました。これは、今後変化の激しい近未来に対応するため、子どもたちに必要といわれている「非認知能力」が、幼児教育・保育を豊かにすることで育まれることを検証するためと考えられます。

 このように変化の激しい社会において、教育の果たすべき役割や教員の育成は重要になります。大阪市教育振興基本計画では、最重要目標の「未来を切り拓く学力・体力の向上」の土台には、乳幼児期の発達の特性を踏まえた教育・保育の実践が不可欠であると示されました。

 さて、当センターは、平成29年に開設され、今年で7年目を迎えます。開設以来、公立・私立の別や、幼稚園・保育所等の施設の種類に関わらず、本市の就学前施設における幼児教育・保育の振興のため、「研修の企画・実施」「カリキュラムの開発支援」「幼児教育・保育に関する調査・研究等」の3つの機能を柱として取り組みを進めています。

 就学前施設教職員を対象とした研修では、教育・保育理論や人権保育、安全・危機管理等をテーマに、直営・委託事業を合わせて年間約200回の研修を実施しています。常に、現場のニーズや育成指標に応じた研修内容の充実に努め、保育者の資質向上を図っています。

 また、就学前教育カリキュラムパイロット園所の実践研究事業や保幼こ小連携・接続推進事業においては、講師(学識経験者)の指導のもと、現場の教職員とセンター職員が一緒になって研究を深め、その成果と課題を発信しています。 

 今後も、大阪市保育・幼児教育センター職員が一丸となり、「チームセンター」として、幼児教育・保育の推進と質の向上を図ってまいります。ご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。


目的

 乳幼児期は、生涯にわたる人格形成や生きる力の基礎を培う重要な時期であることから、市内の就学前施設(公立・私立、幼稚園・保育所・認定こども園・地域型保育事業等の施設種別を超えたすべての施設)の教職員を対象とした研修の企画・実施、カリキュラムの開発支援、幼児教育・保育に関する調査・研究、幼児教育・保育に関する情報提供などを行い、本市における幼児教育・保育の質の向上を図ります。

事業概要

研修

  • 就学前施設教職員を対象とした、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づいた研修等
  • 人権教育・保育に関する研修
  • 職種、経験年数等に応じた研修

就学前教育カリキュラムの開発支援

  • 就学前教育カリキュラムの開発・改訂・普及
  • パイロット園所での乳幼児の実態に基づく就学前教育カリキュラムの活用・検証

調査・研究

  • 保幼こ小連携・接続に関する研究
  • 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づいた保育内容の研究
  • 障がい児保育、特別支援教育に関する研究

情報提供

  • 幼児教育・保育に関する情報提供

研修


研究会


就学前教育カリキュラムの普及・啓発


保幼こ小交流会


展示

センターロゴについて

 令和元年度、保育・幼児教育センターが担っている「“子どもの育ち”を支える保育・幼児教育の質と保育者・指導者の資質・専門性の向上に関わる業務」をテーマにして、ロゴマークを作成しました。今年度から使用しますので、よろしくお願いいたします。

保育・幼児教育センターロゴ

〔ロゴマークに込めた思い〕

 子どもたちは、様々な人や環境との関わりの中で、人格を形成しながら成長していきます。ロゴマークでは、ふた葉が、豊かな土壌に根を張って養分と水を吸収し、降り注ぐ日(太陽)の光のもと、本葉を出し、茎や枝を伸ばし、葉を茂らせ成長していくように、子どもたち一人ひとりが自分らしくたくましく育っていけるように、保育・幼児教育の質や保育者・指導者の資質・専門性の向上を通して、子どもの成長を支援し援助していく機関でありたいという願いと決意を込めています。

関係する団体等

大阪市内の関係機関

国の機関

 幼児教育研究センター別ウィンドウで開く(文部科学省国立教育政策研究所)

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 こども青少年局保育・幼児教育センター
住所:〒535-0031 大阪市旭区高殿6丁目14番6号
電話:06-6952-0173(代表)  電話:06-6952-0177(研修・保育実習担当)
電話:06-6953-9105(認可外保育施設教育費給付審査担当/民間保育園等発達障がい児等相談事業担当)
ファックス:06-6952-0178