平成25年度　大阪市文化財保護審議会　会議要旨

開催日時　平成25年8月2日（金）午後2時から午後4時15分

出席委員　有坂委員、一瀬委員、岩間委員、植松委員、近江委員、長田委員、京樂委員、谷委員、東野委員、百橋委員、中嶋委員、森西委員、山脇委員（13名）

事務局　森本生涯学習部長、冨田文化財保護担当課長、植木研究主幹、鈴木研究副主幹、佐藤主任学芸員、宮本主任学芸員、櫻井主任学芸員

議題「大阪市指定文化財の指定と今後の課題」

冒頭、大阪市文化財保護条例施行規則に基づき、今回の出席委員数が定数を満たしていることを確認したのち、審議会が始められた。

今回の審議会が、前審議会の谷会長からの提案を受け、各委員それぞれの専門の立場から今後の運営のあり方について意見をいただく機会として開催する趣旨を説明。その後、谷会長の議事進行により、各委員からの意見を寄せてもらった。

議論のなかで、平成11年の文化財保護条例制定時に考えられていた、指定の際の留意点、(1)文化財の分野や時代については、これまで考えられてきた枠にとらわれない指定、(2)個体としては指定の対象とはならないものであっても、群として重要性の高いものは、群として指定、が再確認された。そうしたなかで、より大阪ならではのもの、町人文化にもっと目を向けるべきといった意見が多く出された。また、指定案件を検討する際に、専門部会のようなワーキンググループを設置して、新たな分野の指定を考えていく場としていくことも話された。散逸の危険のあるものを指定して保護するのはもちろん、その一方で活用のきっかけをつくる指定ということも必要であり、大阪の文化をアピールしていくための新しい創造的な指定の仕方を考えていくべきとまとめられた。

開催日時　平成26年3月31日（月曜日）　午後2時から午後5時15分

出席委員　岩間委員、近江委員、大森委員、長田委員、草野委員、谷委員、百橋委員、中嶋委員、橋寺委員、弘本委員、山脇委員（11名）

事務局　森本生涯学習部長、冨田文化財保護担当課長、植木研究主幹、鈴木研究副主幹、櫻井主任学芸員 

議題「平成25年度大阪市指定文化財の指定候補物件の諮問について」

まず、大阪市文化財保護条例施行規則に基づき、今回の出席委員数が定数を満たしていることを確認したのち、審議会が開始された。

開会にあたり生涯学習部長より挨拶の言葉があり、事務局より指定文化財をめぐるこの一年間の動きが報告された。

続いて、今回の指定案件となっている有形文化財17件、有形民俗文化財3件について、事務局より説明をおこなった。

その後、案件それぞれについて参加委員より意見や質問をいただいた。その結果、おおむね事務局側の提案について賛同が得られたが、有形文化財候補の5案件については再度調査のうえ次の審議会で継続して検討することとなった。

次回の審議会の開催日については、日程確認表を送付して調整することとし、当日の審議会を終了した。