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【第62号】イヤイヤ期攻略法 その3 ~よくある行動と対応方法(食事・睡眠・言語編)  イヤイヤ期専門家 西村 史子

2019年3月20日

ページ番号:381484

イヤイヤ期あるある行動

イヤイヤ期の「イヤイヤ」は、たくさんあります。よくある行動に、どのように関わればよいのでしょうか。

食事編

スプーンやフォークを投げる!


遊びの一つだと思い、わざとスプーンやフォークを投げます。投げてしまった場合は、投げたスプーンやフォークを一緒に洗うなどしてください。気分転換をしてから再度食事に集中すると良いですね。この時、「下に落ちて汚れたから洗おうね」などと理由も話します。お水でそのまま遊んでしまうようなら、「遊ぶならごはんはおしまいにしようね。」と言ってさげてしまいましょう。また、「投げて良いのはボールだよ〜」などと、遊んで良いものを提示してあげるのも一つの方法です。

立ち歩く!

食事中にもかかわらず、立ち歩き、食べてくれません。何度「食べようよ」と誘っても、立ち歩いてしまうときの対処法は、まずは「これだけ食べたらもうおしまいにしよう」と見やすくすることです。見てわかるようにスプーンに一杯、すくってあげると良いですね。それを食べたら、どんな状況であれ片付けるようにします。それでも「食べたい!」という場合は、「あと何口たべたい?」と量を聞いてあげると良いです。言葉で答えられない場合は、YESかNOで答えられる質問に変えてみましょう。そして、その条件を終えたら必ず片付けることを繰り返しましょう。

また、生活習慣を見直すことも大事です。時間になったら食べてほしいものですが、子どもは本能的に生きています。そもそもお腹が空いていない可能性があるので、できるだけ外で身体を動かして遊ぶようにしましょう。また、一度の食事量を減らして、少しでも食べきる感覚を味わわせてあげることも良いでしょう。トータルで考えて、食べられていればいいという考え方で、一度の食事にこだわらないことが大切ですね。

食べ物で遊ぶ!

食事をぐちゃぐちゃに手で混ぜたり、食べ物を投げたりする状況です。手づかみ食べは脳の発達を促す、とても大切な要素です。できるだけ手づかみをするほうが、早くスプーンなどが使えるようになるとも言われています。手づかみ食べを卒業し、1歳半くらいになると、スプーンなどが使えるようになってきます。その頃には、「食べ物はおもちゃにしない」ことは充分にわかっています。遊びだと思っているので、「遊ぶならおしまいだよ」と声をかけ、メリハリをつけましょう。とは言え、手づかみで食べられることによる汚れが気になる場合もあります。その場合は、食材をつぶれにくいものを使うなど、ママが工夫することが大事です。手づかみよりも、はしやスプーンを持って食べること、遊ぶことよりも食べることの方が楽しいことを伝えましょう。

偏食が激しい!


イヤイヤ期は気に入ったものを食べるので、偏食が激しくなります。偏食が激しいということは、「嫌いなものを知っている」または、「嫌いだと表現できる」ことです。これは、とても大事な表現方法なので、大事にしてあげたいところです。しかし、ウィンナーばかり食べる、味の濃い物、味がついたものを好んで食べるなど、栄養面などが心配になりますね。そのため、ママが強要してしまいがちですが、それではいつまでも「嫌いな食べ物」になりかねません。しかし、食べてくれないからと、食卓へ出さなくなれば、触れる機会がなくなります。だからこそ、ママができることと言えば、「一緒に食べること」「必ず一つは嫌いなものも出すこと」「楽しく食事をすること」です。嫌いなのは今だけです。ぜひ、長い目で見ていっていただきたいと思います。

自分のものは食べず、他の人のものを欲しがる!

大人の食べているものばかり欲しがる傾向があります。自分のものよりも人のものが良く見えるのが、イヤイヤ期の特徴です。身近な人が食べているものが気になるので、もし可能であればあげてもいいでしょう。「ママのはいいけど、他の人のはだめよ」と決まりごとも伝えておくようにしましょう。虫歯が気になる場合は、ママ自身の歯の状態を良くすることに意識を向けましょう。子どもが唾液をたくさん出せるように、耳下腺(ほっぺの下あたり)をマッサージするのも良いでしょう。


食べている最中に遊びだす!


おもちゃに気がちってしまって、ちっとも食べないというお悩みを聞きます。この場合の対策は、おもちゃを全く見えない場所にしまってしまうことです。目に映るから遊びたくなります。できるならば、遊び場と食事をする部屋は、別にすると良いでしょう。もしそれができない場合は、完全に視界からおもちゃが見えなくなる工夫が必要です。例えば、ふたのついたボックスにしまってしまうなどが良いですね。そこまでおもちゃが隠せないという場合は、布やカーテンなどで覆うことも効果的です。その場合、色があまりカビでない布を利用すると良いですね。また、どうしても車を使いたがるなどであれば、一台だけなら良いなど、その家庭なりのルールを決めておくと良いでしょう。

睡眠編

眠いのに遊ぶという!

目をこすってグズるくらい、明らかに眠たいのがわかるのに、遊ぶ!とダダをこねます。

眠いのに遊ぶというお子様は、自分でコントロールできる、理性的な状態を通り越してしまっている場合が多いです。その場合は、眠くなるより先に布団に入って、スキンシップを多めに取るようにします。寝る前の絵本や、布団の中でもおもちゃ遊びなども良いでしょう。早くに布団に入ると、良いことが起こるということを記憶させるのです。すると、自然に早めに布団へ入るようになります。また、ふざけている場合は、とことん遊びに付き合うことも良いでしょう。付き合うのが大変だというママは、先に寝てしまうのも良いですね。自分で遊び疲れたら、自分のペースで眠りに入るので、眠る時間は子どもに任せてしまってみてくださいね。


寝る前に服を着ようとしない!


お風呂に入った後、パジャマをなかなか着てくれないという悩みです。これは、興奮状態にあるか、試しているかのどちらかです。興奮状態にあるというのは、寝る前のハイな状態だと、振り切って逃げるなどの行動が見られます。この場合は、「おいで」と声をかけ、抱きしめ落ち着かせてから、服を着させてあげましょう。声をかけても来ない場合がありますが、じっと待ちましょう。

また、「もう履かなくてもいいよ」と反対の言葉を言うと、その反対を言ってくることもあります。かまをかけるということですね。試している場合は、最初は笑いながら逃げているのですが、足をつかんだりすると泣き真似をするような状態です。試されていますから、泣き叫んでもどうしても「風邪をひきます。服を着ます。」と淡々と対応をしてください。ママが笑って追いかけてくることを楽しんでいて、更には泣くと困った顔をすることも遊びだと思っています。そのため、できるだけ淡々と対応するのがコツです。 ここで淡々とできないという方は、ぜひ「敬語ぜめ」をおすすめします。大人と話をするように「敬語」で話をするのです。敬語で話せば、自ずと感情をそらすことができます。ぜひ、自分が思っている以上に怒らないために「敬語攻め」を使ってみてくださいね。

絵本を何度も読まされる!

絵本を読む冊数を決めてあるにも関わらず、どんどん読めと、せがまれることがあります。その絵本は、自分で決めた絵本でしょうか?そうでなければ、子どもに絵本をきめさせてあげてください。選択肢をあげる時に、「こっちとこっち、どっちがいいかな?」と二択にしてあげるといいですね。それを三回繰り返して、「これで三冊だけど、これでいいかな?」と聞きます。そこでもっとと言うなら、「あと二冊ね」と五冊までに限定します。そこは大人がある程度誘導しましょう。自分で選んだ満足感と共に、更に聞いてもらえたということが、「その分を読んでもらって満足」に変わります。また、ここで大事なのは、選んだ絵本はどんな絵本であっても、選んだものを読んであげることです。「これは長いからこっちにしない?」などの提案は、結局満足感が得られないままで、悪循環になります。自由に選ばせることを意識してください。読む絵本をコントロールしたい場合は、選択肢を選ばせる時に、短いものを選んでおくことをオススメします。こちらの思惑通りに「自分で選んだ感」を実感してもらうように、誘導することがポイントです

言語編

何を言ってもいや!と返ってくる・・・


何を言っても、問いかけても「いや!」と返事が返ってきます。反射的にいやと言っている可能性があります。「いや」という表現に惑わされないことがポイントです。いやと言っているのはきまぐれの可能性があるので、よく観察しましょう。気まぐれの場合は、その後しばらくして同じことを提案すると、快く受け入れてくれることもあります。また、ただ単に機嫌が悪い場合もあります。その場合は、何によって機嫌がわるいのかを探りましょう。概ね、眠い、空腹である、体調が悪いのどれかです。機嫌が悪い場合は、「だめ」などと口を挟んでしまうと、より悪化してしまいます。できるだけ放おっておきましょう。

暴言をはく!

「やめろ!」「あっちいけ!」などの攻撃的な言葉を使う場合があります。どこかで聞いて習得したと思われます。こまめにこれを注意することは、「かまってもらえるんだ」と勘違いしてしまいがちなので、逆効果です。できるだけ触れずに、その部分はスルーしてあげてください。

もし、どうしても注意したい場合は、「その言葉は、厳しく聞こえます。厳しいと怖かったり、嫌な感じが私はするので、やめて欲しいです。」などと自分の気持ちを伝えましょう。主語を「私は」という言葉にすることで、子どもが自分を否定された気持ちにならず、淡々と話を聞くことができます。

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大阪市 教育委員会事務局生涯学習部生涯学習担当生涯学習推進グループ

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