大阪市立クラフトパークの指定管理予定者の選定結果について

　大阪市教育委員会では、大阪市立クラフトパークの指定管理予定者の選定を行うため、外部の有識者等からなる指定管理予定者選定会議（以下、「選定会議」という。）を設置し、審査を行いました。

　その結果を踏まえ、このたび、次のとおり指定管理予定者を選定しましたので、お知らせします。　　　　　

　なお、指定管理予定者は市会の議決を経て、指定管理者に指定されることになります。

• 名称　一般財団法人大阪教育文化振興財団・イオンディライト株式会社共同事業体
• 代表者　一般財団法人　大阪教育文化振興財団　理事長　小倉　健宏
• 代表者住所　大阪市中央区船場中央4丁目1番10－203号

　令和3年4月1日から令和8年3月31日まで（5年間）

• 募集要項配布期間　令和2年7月31日（金曜日）から令和2年9月30日（水曜日）
• 現地説明会　令和2年8月25日（火曜日）
• 申請受付　令和2年9月24日（木曜日）から令和2年9月30日（水曜日）

• 第1回選定会議　令和2年7月9日（木曜日）
• 第2回選定会議　令和2年10月13日（火曜日）
• 第3回選定会議　令和2年10月19日（月曜日）

議事要旨の詳細については別添「大阪市立クラフトパーク選定会議の議事要旨」をご覧ください。

　1団体　一般財団法人大阪教育文化振興財団・イオンディライト株式会社共同事業体

　大阪市立クラフトパーク条例第15条、大阪市立クラフトパーク指定管理予定者選定会議開催要項及び、本市が定める「指定管理者制度の導入及び運営に係るガイドライン」による基準に基づき、総合的に評価し、審査を行った結果、次の理由から、「一般財団法人大阪教育文化振興財団・イオンディライト株式会社共同事業体」は、指定管理予定者として適格であると判断しました。

• 「施設の維持管理の方針・手法」「平等利用の確保」「利用促進策」「サービス向上策」等の提案内容から判断して、「住民の平等な利用の確保」に関して、条例等に基づく適正な運用を行うことが可能と見込まれる。
• 事業計画書に記載されている「施設の運営方針」「事業の実施計画」等の提案内容が、施設の設置目的（クラフトパーク条例第2条）や「生涯学習大阪計画」をふまえた内容になっている。また、「利用促進策」「サービス向上策」「経費縮減策」等の提案内容から、市費の縮減に向けて、管理経費の削減に努める姿勢が一定認められる。
• 提出された「経営方針」「経営状況」に関する書類や「同種施設の管理運営実績」「生涯学習事業の実施実績（専門性の有無）」「職員研修の実績」の報告に関する書類等から、申請団体の経理的基礎について特に問題は認められず、施設の管理に必要な基盤や技術的能力を有している。
• 申請団体における個人情報保護、情報公開に関する取組みについては、関係規定の整備状況や実績報告に関する書類等から、関係法令や大阪市の条例・規則を順守し、大阪市に準ずる取扱いが可能と見込まれる。また、申請書類の内容から、クラフトパークの管理に関して支障を及ぼすおそれはなく、適正な業務遂行が見込まれる。

【附帯意見】

• 省エネルギー化やコスト削減策として、印刷製本費等、物件費の見直しなどをあげているが、このような見直しは、現在の指定管理者も行っており、これ以上の削減については限界があるところでもある。削減も必要であるが、収入増加策として、抜本的な見直しが必要と考えるが、体験教室など通常あるもの以外の新しい収入増となる自主事業に取り組みを増やしていくよう検討を図られたい。
• 経費削減も当然のことながら今後は、収入を増やすとともに、必要な支出を増やして、施設の活性化を図られたい。
• 1日あたりの教室の利用者数が増加するよう、受講料の値下げ等見直しや広報の工夫を行うなどの取り組みを図られたい。
• クラフトパークを支援するサポーターやボランティアを育成するための取り組みを、どのように具体化するか検討を図られたい。
• 民間企業との連携について、納期や収益の面等シビアな面もあるが、どのように具体化するか検討を図られたい。

　今西　幸蔵（高野山大学文学部客員教授）　座長

　打上　紋（中小企業診断士）

　大里　眞司（公認会計士）

　田中　晃代（近畿大学総合社会学部准教授）

　（五十音順）