人生100年時代、皆さんはどのような人生を歩んでいきたいですか。【広報紙「かぜ」3月号】
2025年3月1日
ページ番号:648042
明日がどうなるか、誰にもわかりません。予期しない事故や突然の病気が訪れる場合もあります。
もしものときでも、自分らしく生きていくために、普段からあなたの思いや考えを家族やかかりつけ医、周囲の信頼する方と繰り返し話し合い共有することが重要です。
西区では、在宅医療を選択された方が充実した人生を過ごせるように、訪問診療医をはじめ、訪問看護師や訪問リハビリ、訪問薬剤師、ケアマネジャー等の専門職がチームになって支援する体制ができていると感じています。
特別なことはありません。自分らしい人生をどのように過ごしたいか、周囲の方と話してみませんか。

住み慣れた自宅や地域で療養しながら生活できるよう、さまざまな医療・介護サービスを提供している専門職の方にお話をうかがいました。

訪問診療医

四ツ橋診療所
安井 博規さん

人生会議とは、自分の人生をデザインすること
若いときから家族を含めて自分の人生のありようを話しておくことは大切なことです。
普段から話し合いができていれば、病気になっても慌てることなく十分に人生を楽しむことができると思います。病気とうまく付き合い、よりよい生活を送ることができるよう人生を伴走させていただきます。何でもお気軽にご相談ください。

訪問看護師

ニッセイ訪問看護ステーション
丸山 洋子さん

ひとつのチームで支援
在宅医療では、ご家族も含めてひとつのチームで患者さんを支えていきます。自分のできることや、したいことが分からなくなってしまった方も、信頼関係が築けてくると、心を開いて本音を言ってくださり、心に寄り添うことができます。
私が関わった30代の末期がんの女性は、小学生の娘さんもお手伝いをし、ひとつのチームとして支援しました。私もチームの一員として支援できたことを、誇りに思っています。

訪問薬剤師

あけぼの薬局
村井 扶さん

かかりつけ薬局で気軽にご相談を
日ごろ、薬局では患者さんと世間話などをさせていただくことが多いです。いざ、在宅医療を受ける際に「世間話」の内容が活きることもあります。
「かかりつけ薬局」をもっておられると、つなぎ役として支援者である専門職の方々と連携できますので、お薬のことだけでなく、医療や介護についても色々とご相談いただけると嬉しいです。

ケアマネジャー

居宅介護支援事業所ウィズ
中山 由美子さん

自分らしい生き方を支える
ご自宅で自分らしい生活をどう過ごしていくのか、一緒に考えていく過程で、ご本人の本当にやりたいことが見えてきます。その実現のために支援者全員が一丸となって支えていきます。
「看取り」に関わることもありますが、ご家族から「本人らしい笑顔が見られて、救いになった」という言葉をいただくこともあり、私自身も日々の出会いに感謝しています。

作業療法士

四ツ橋診療所
下川 貴大さん

一人ひとりに合った支援を
リハビリにおいて、目標をもって関わっていく中で、「看取り」が近い方は少しでも「できた」という達成感を感じていただけるような支援を意識しています。ご家族に手挽きのコーヒーをふるまうことを日課にされていた方には、コーヒーミルのハンドルを回すためのリハビリをしました。少しでも自分らしい生活を送り、リラックスして過ごしてもらえるよう一人ひとりに合った支援が大事だと考えています。

はじめましょう 「人生会議」
「もしものとき」のために次の質問等への回答内容を保管しておきましょう。

将来、病状が悪化したり、もしものときが近くなったとき、あなたはどこで過ごしたいですか?
- 自宅
- 家族の家
- 病院などの医療機関
- 老人ホームなどの介護施設

もしものとき、あなたにとって何が大切ですか?(複数可)
- 先々に起こることを詳しく知っておくこと
- 自分で身の回りのことができること
- 家族に負担にならないこと
- 家族や友人と十分に時間を過ごせること
- その他( )

あなたの思いを誰に知ってもらいたいですか?(複数可)
- 家族や友人( )
- かかりつけ医( )
- 看護師( )
- 介護支援者( )
- その他( )
- 記入日( 年 月 日)
- 話し合った日( 年 月 日)
- 話し合った人( )

問合せ

西区役所 保健福祉課(地域保健)
- 電話 06‐6532‐9882
- ファックス 06-6532-6246
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このページの作成者・問合せ先
大阪市西区役所総務課総務グループ
住所: 〒550-8501 大阪市西区新町4丁目5番14号(西区役所5階)
電話: 06-6532-9989 ファックス: 06-6538-7316