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令和6年 職員向け年頭あいさつ

2024年10月15日

ページ番号:490750

令和6年1月4日の職員向け年頭あいさつを掲載いたします。

 新年を迎え、一言ご挨拶を申しあげます。
 まず、この度の令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申しあげますとともに、被災されたすべての方々にお見舞を申しあげます。
 本市におきましても、元日から区役所、各局におきまして多くの職員が被害状況の把握等の対応にあたっていただきました。1,700名を超える職員が対応にあたっていただいたと報告を受けております。また、消防局による救助活動や水道局の給水活動など、既に被災地の支援に取り組んでいただいております。
 引き続き、国や関西広域連合等と緊密に連携しまして、迅速かつ柔軟な対応をお願いいたします。

 新型コロナウイルス感染症が5類に移行され、社会経済活動の正常化が進む一方で、国際情勢の変化等による物価高騰はいまだに続いております。市民生活をしっかりと支え、将来にわたり豊かな大阪を実現するため、昨年は、プレミアム付き商品券事業や上下水道の減免など、物価高騰対策や、日本一の子育て・教育サービスをめざした取組みなどを進めてまいりました。
 今年も引き続き、誰もが安心していつまでも住み続けたいと思う「にぎやかで活気あふれるまち大阪」の実現に向けまして市民サービスの充実や大阪の成長のための政策推進、新たな自治の仕組みの構築、政策推進の礎となる行財政運営に取り組み、着実に市政を前に進めたいと思います。

 まず、市民サービスの充実についてでございます。

 子育て・教育環境については、第2子の保育料無償化や習い事・塾代助成にかかる所得制限の撤廃など、「子育て・教育の無償化」に最優先で取り組み、家庭状況に関わらず、等しく子育てができる環境の整備を推進するほか、いじめ対策や不登校対策、ヤングケアラーの支援など、子どもたちの学びの保障、成長を育む取組みを引き続き推進いたします。
 また、重大な児童虐待ゼロに向けまして、着実に対策を行いますとともに、すべての妊産婦や子育て世帯など、子どもへの包括的な支援も進めていきます。

 暮らしを守る福祉等の向上については、特別養護老人ホームの計画的な整備や、認知症施策等の推進により、真に支援が必要な方にしっかりとサービスを届け、住民福祉のさらなる向上を図ります。
 また、就業支援を通じた自立支援や、安心して暮らせるセーフティネットの構築、さらなる女性の活躍の促進など、意欲のあるすべての人が能力を発揮できる環境を整備します。

 各区の特色ある施策の展開に向けては、市民ニーズにきめ細かく応えられるよう、区長の皆さんには、ニア・イズ・ベターを徹底するとともに、マネジメント力を発揮して、地域の実情に即した区政の充実に引き続き努めていただきたいと思います。

 次に、大阪の成長に向けた取組みについてです。

 今年は万博開催に向けてラストスパートをかける1年になります。
 万博では、約150カ国もの国々の英知が結集され、未来に向けた先進的な技術やサービスが実証・実装されます。これらが新たなイノベーションとなって、大阪・関西から、日本全体の経済成長・発展へとつながっていきます。加えて、次代を担う子どもたちが、これらの新たな技術に直接触れることで、将来、自らがチャレンジする道しるべとなり、新しい時代を創造する世代が育まれ、世界の課題解決に結びついていきます。
 こうした意義を広く市民の皆さんにお伝えし、さらなる機運醸成を図りますととともに、会場である夢洲周辺における交通やインフラ整備等を着実に進めるなど、開催に向けて、全庁をあげて取り組んでいきましょう。

 また、万博を機に、先端技術の社会実装の推進を含めたイノベーションを生み出すビジネス環境づくりや生産性の向上に一層取り組みながら、中小企業等の変革や健全な発展を図り、新たな活力を創出します。
 加えて、スマートシティ戦略を踏まえ、本市のDXを推進するとともに、官民一体となって夢洲やうめきた2期におけるスーパーシティ構想を推進することにより、住民の生活の質(QoL)向上や都市競争力を強化します。

 都市インフラの充実については、うめきた2期区域の一部先行まちびらきや、なんば駅周辺の歩行者空間化を推進するとともに、新大阪駅周辺地域や夢洲のまちづくりに向けた検討を進めるほか、大阪城東部地区では「知の拠点」をめざす大阪公立大学を先導役としたまちづくりを推進してまいります。
 また、広域的な観点に立ち、淀川左岸線をはじめとする道路や鉄道など、都市インフラの整備も着実に進めていきます。

 さらに、市域の防災力を強化するため、要支援者の個別避難計画の作成や防潮堤の耐震強化など、ソフト・ハード両面から様々な取組みを進めてまいります。

 続いて新たな自治の仕組みの構築として、府市間で統合した機関等の機能強化や府市一体の政策強化により、大阪の成長・発展に向け取り組むとともに、副首都・大阪の実現に向けた取組みを進めてまいります。

 次に政策推進の礎となる行財政運営ですが、財政状況を以前に後戻りさせることなく、様々な行政課題に対応していくため、新たに策定する市政改革プランに基づく取組みを着実に進めていきます。
 新たなプランの6つの取組方針の中でも、とりわけ、限られた行政資源の中で、従来の仕事のあり方を抜本的に見直すDXを本格的に推進するとともに、民間との連携による新たな事業手法の活用・促進を図る官民連携、職員一人ひとりが安心して働くことのできる魅力ある職場の実現のため、働き方改革に取り組んでいきたいと考えております。
 各所属長の皆さんには新たな市政改革プラン等を踏まえて運営方針を策定するとともに、全市横断的な推進体制のもと、自ら先頭に立って所属を指揮し、取組みを進めてください。

 最後になりますが、市政運営を円滑に進めるためには、市民の信頼が不可欠です。
 今年度は、法令等に対する知識・理解不足等を原因とする不適正な事務処理事案が多く発生していますが、改めて市民の信頼を高めることができるよう、日々の仕事において、適正な事務処理を行っていただくとともに、市民の皆さんの不信を招くことのないよう、コンプライアンスの確保にしっかりと努めてください。また、管理職の方々には、引き続き適切に組織マネジメントを行っていただきますよう、重ねてよろしくお願いいたします。
 職員の皆さんには力を最大限に発揮いただくためにも、健康にはくれぐれもご留意いただき、市民のため、大阪市の将来のため、ともに頑張っていきましょう。

 以上、私からの新年のあいさつとします。
 本年も一年よろしくお願いいたします。

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