令和8年 職員向け年頭あいさつ
2024年10月28日
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職員の皆さん、新年誠におめでとうございます。
また、市民生活を守るために、この年末年始も業務に取り組んでいただいた職員の皆さんが大勢いらっしゃいます。改めまして、職員の皆さんのご尽力でこうして無事に新年を迎えられましたことを心から感謝したいと思います。
さて、昨年を振り返りますと、まず何といっても「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催された万博がありました。
この万博は、初めて人工島で開催され、史上初となる海上万博でした。
184日間という約半年間にわたり世界中から多くの方をお迎えしました。
本当にあっという間でしたが、市長就任以降、この万博を成功に導くために、皆さんとともに尽力して参りました。
課題は多くありましたが、多くの方が楽しんでいただいた万博になったことを心からうれしく思います。
国際社会は、年始から大変緊張感が溢れる状況ですが、それでも184日間にわたって、万博会場の中で、課題を解決しながら、平和に努めようとした万博の意義というものを、改めて、この開催地である大阪市の我々がしっかりと発信していかなければならないと思います。
9月には、大阪市として実に36年ぶりとなる姉妹都市提携を、英国のグレーター・マンチェスターとの間で締結することができ、改めて新たな絆が生まれたことを感謝いたします。また、グレーター・マンチェスターを含めた11の国や地域ともMOU等を締結することができました。これも大阪にとっては新たな海外とのご縁であります。国際都市をめざすにあたって、改めてこの万博の期間が大変重要なきっかけになったと思います。これを機に今後は環境や経済、文化やスポーツなど、多方面に交流を拡大して、各都市との連携強化を図っていきたいと思います。
12月に民間シンクタンクが発表しました、2025年版の世界の都市総合力ランキングでは、大阪市が一昨年の35位から、一気に18位に躍進いたしました。躍進の要因は、万博開催に合わせて都市開発が進み、誘客にも弾みがついたことでしたが、引き続き様々なまちづくりを通じまして大阪の魅力を世界に発信していきたいと思います。
これは、もともと大阪が持っていたポテンシャルが、万博を通して世界に大きく知れ渡ったことが大きいと思います。これまで築き上げてきた、この大阪のポテンシャルが改めて世界に発信されたがゆえに、今大阪の評価が大きく上がってきていることを確信しています。
そして、市民の皆さんに大変著しい影響を及ぼしております物価高対策についてですが、プレミアム付き商品券事業等を実施しまして、事業を通じて市民の暮らしをしっかりと支えていきたいと思います。
引き続き、誰もが安心していつまでも住み続けたいと思う、「にぎやかで活気あふれるまち大阪」の実現に向け、市民サービスの充実や、大阪の成長のための政策推進、新たな自治の仕組みの構築、未来へつなぐ市政改革に取り組み、着実に市政を前に進めていきたいと思います。
それでは改めまして、今掲げている市政の方針、方向性について私の思いをお話しさせていただきます。
まず、市民サービスの充実についてです。
子育て・教育環境については、0~2歳児の保育無償化に向けて、第2子の保育料無償化の実施とともに待機児童対策を強力に進めるなど、「子育て・教育の無償化」に最優先で取り組み、家庭の状況に関わらず等しく子育てができる環境の整備を推進するほか、いじめや不登校対策、こどもの貧困対策など、こどもたちの学び、成長を支える環境整備を引き続き推進してまいります。
また、保育無償化については、第1子の保育料についても、実現に向けて、次年度の予算編成過程でしっかり議論し、総合的に判断していきます。
さらに、重大な児童虐待ゼロに向けて着実に対策を行いますとともに、安心してこどもを産み育て、働くことができるよう、すべての妊産婦や子育て世帯、こどもへの包括的な支援も進めてまいります。
暮らしを守る福祉等の向上については、特別養護老人ホームの計画的な整備や、認知症施策等の推進により、真に支援が必要な方にしっかりとサービスを届け、住民福祉のさらなる向上を図ります。
また、健康寿命の延伸を図るため、各種検診の受診率向上などの健康づくりの取組を進めるとともに、高齢者がいきいきと暮らし続けられるよう、介護予防に対する関心・意欲を高め、日常的に介護予防活動に取り組む方の増加につながる取組を進めていきます。
加えて、大阪を支える人材力の強化に向け、若者、子育て世代、女性、高齢者、障がい者、外国人など、意欲のあるすべての人が能力を発揮できる環境を整備します。
さらに、外国人住民の増加や国籍の多様化などの状況を踏まえ、地域住民及び外国につながる市民双方の意識啓発や相互理解、交流の促進を図るなど「大阪市多文化共生指針」に沿って、取組を進めていきます。
各区の特色ある施策の展開に向けては、市民ニーズにきめ細かく応えられるよう、区長の皆さんは、ニア・イズ・ベターを徹底するとともに、マネジメント力を発揮して、地域の実情に即した区政の充実に引き続き努めていただきますよう、よろしくお願いします。
次に、大阪の成長に向けた取組についてです。
経済成長に向けた戦略の実行については、昨年の万博のレガシーを継承し、万博を機に拡大した国内外とのビジネスをはじめとした多様な交流の促進や、未来へつながるイノベーション創出のさらなる加速など、大阪の未来に向けた取組を切れ目なく進め、大阪・関西ひいては日本の持続的な成長への道筋を確かなものにしていきます。
また、万博で実証・披露された新技術をはじめ、先端技術の社会実装の推進を含めたイノベーションを生み出すビジネス環境づくりや生産性の向上に取り組むとともに、スタートアップの創出・成長のための支援や海外を含めた支援機関等との連携を強化し、グローバル拠点都市として、世界に伍するスタートアップ・エコシステムの構築に取り組みます。
加えて、新たな国際観光拠点をめざす夢洲において、IRの開業に向けた取組や万博跡地となる夢洲第2期区域の開発に向けた取組を推進するとともに、官民一体となって夢洲やうめきた2期などのフィールドにおいて、万博のレガシーを継承しつつ、スーパーシティ構想を推進することにより、住民の生活の質の向上や都市競争力を強化します。
そして、まちの環境美化や分煙環境の整備、民泊の地域との調和など、住民はもとより、大阪を訪れる方にとってもより一層快適で美しいまちをめざした取組を進めます。
都市インフラの充実については、キタ、ミナミに、ニシ、ヒガシを加えた様々なエリアで魅力ある拠点の形成をめざし、新大阪駅周辺地域や夢洲をはじめとするベイエリアのまちづくりを進めるほか、大阪城東部地区では「知の拠点」をめざし、新たに森之宮キャンパスを開設した大阪公立大学を先導役としてまちづくりを推進します。
また、広域的な観点に立ち、リニア中央新幹線や北陸新幹線の大阪までの開業、なにわ筋線や淀川左岸線など、都市インフラの整備も着実に進めていきます。
市域の防災力の強化については、首都機能のバックアップも見据えつつ、持続可能な上下水道システムの構築や災害救助用備蓄物資の充実、避難所の良好な生活環境の確保など、ソフト・ハード両面から様々な取組を進めていきます。
また、複雑多様化する災害や特殊なビル火災に対応するため、新たな消防防災施設の整備などによる災害対応能力の強化を図ります。
こうした取組を推進する中で、時代に合わなくなっている規制や制度の課題に対しては、国家戦略特区の制度を活用し、より効果的な施策の推進につなげることが出来るよう、規制等の見直しを国に提案していきます。
行政サービスにおけるDXの推進については、「行かない・書かない・待たない」を実現することによる、ストレスを感じない窓口サービスの実現やLINEによるプッシュ型の情報発信など利用者目線の「サービスDX」、AI等のデジタル技術を活用して多様なデータを収集・分析し、便利・安全・安心に暮らせるまちの実現をめざす「都市・まちDX」や、業務の変革と生産性の向上を図る「行政DX」の3方向から取組を進め、市民のQoLの向上と都市力の向上を図ります。
次に、新たな自治の仕組みの構築として、府市間で統合した機関等の機能強化や府市一体の政策強化により、大阪の成長・発展に向け取り組むとともに、平時は日本の成長をけん引し、非常時には政治・行政・経済の中枢機能を代替する副首都・大阪の実現をめざし、副首都が担うべき機能や組織のあり方について検討を深めます。
市政改革の取組については、市政改革プランの6つの方針である、DXの推進、官民連携の推進、業務改革の推進、働き方改革、ニア・イズ・ベターの徹底、持続可能な行財政基盤の構築にかかる取組を進め「未来へつなぐ市政改革」の実現を図ります。
最後になりますが、昨年の大阪・関西万博において世界に発信された大阪の魅力や国内外との多様な交流、実証・実装された先端技術など、万博の成果をレガシーとして将来につなげていくためにも、我々は大阪の未来に向けた取組を切れ目なく進めて行かなくてはなりません。
職員の皆さんにおかれましては、本市がこれまで積み上げてきた実績に加え、万博にかかる経験を糧にしていただき、引き続き、適正な事務処理を行いコンプライアンスの確保に努めながら、様々な課題に立ち向かっていただきたいと思います。
大阪は今、これまでの皆さんの市政への貢献が身を結び始め、国内でも、また世界的にも評価が上がってきていることを確信しています。一方で、1つのコンプライアンス違反が、その信頼を損なうことに繋がりかねません。
市民の皆さんからの信頼を得ながら「にぎやかで活気あふれるまち大阪」の実現につなげていきましょう。そのためにも、全ての職員が心身ともに健全な状態で職務を全うすることが出来るよう、安全で風通しのよい職場環境の構築に取り組みたいと思います。
また、昨年は中央区宗右衛門町で発生した火災において、消防局職員2名の尊い命が失われるという大変痛ましい事故がありました。このような事故を二度と繰り返さないよう、この町で暮らし働く人々の大切な財産とあたたかな暮らし、尊い命が守られるまちづくりを推進するため、ともに全力で取り組んでいきましょう。
2026年、今年もどうか皆さんよろしくお願いします。
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