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令和4年10月6日 大阪市長会見全文

2023年10月17日

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司会

それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。

 

北区ビル火災を踏まえた避難対策強化事業(セルフ・レスキュー・コーチング)の実施について

北区ビル火災を踏まえた避難対策強化事業(セルフ・レスキュー・コーチング)の実施について

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市長

はい。私からは、北区のビル火災を踏まえた避難対策強化事業についてです。令和3年12月に発生した北区ビル火災を受け、大阪市では、特殊なビル火災による人的被害を軽減することを目的に、火災発生時の避難するための、直通階段が1つしかなく、不特定多数の人が利用する建物5,480件全てを対象に、「セルフ・レスキュー・コーチング」を令和4年10月から新たに開始をします。建物構造上の危険度の判定を行う状況調査を行うとともに、特殊な火災発生時など、有事の際に、対象となる建物に応じた、具体的なセルフ・レスキューの知識や方策を習得していただきます。煙の流入防止方法や、避難器具の使用方法などのほか、2階からの、ぶら下がり避難など、通常の消防訓練では指導しない、「命を守るための最終手段」のコーチングも行います。これにより、対象となる建物関係者の方々に、避難が難しい建物で勤務等をしていることを認識をいただき、万が一のときに、自身や利用者の命を守る助けになってほしいと思います。今後、「避難訓練ガイドライン」が全国に発出されると聞いていますが、このような建物が多く抱える本市が全国に先駆けて、セルフ・レスキュー・コーチングを展開をいたします。大阪万博開催を控える国際都市大阪として、これまで以上に災害に強いまち・安全な都市をめざし、当事業を、重点的かつ継続的に進めていきます。僕からは以上です。

 

質疑応答

 

司会

それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名と氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問につきましては、市政関連のみでお願いします。では、幹事社の共同通信さん、お願いします。

 

共同通信 鶴留記者

共同通信の鶴留と申します。今回、それぞれの対象物に応じた命を守るための知識や方策をコーチングするというふうにありますけど、先程、松井市長からも一部ご紹介ありましたけれども、具体的にどのような指導内容が想定されるのでしょうか。

 

市長

まず、特殊な火災の発生などにより、唯一の階段が使用できなくなった場合の手段として、ベランダからの避難器具による避難方法や、一時避難場所への退避の仕方、煙の流入の防止法、窓からのぶら下がりの避難方法など、それぞれの建物の状況に応じたコーチングを行います。これらの取組によりまして、関係者の方には、自身が有事の際に、避難が困難となる建物で、今勤務しているということを、危機意識を持っていただくことが重要だと考えています。

 

共同通信 鶴留記者

もう1点、コーチングに関しては、毎年1回というふうにあるんですけれども、現況調査は、これは、今回1回限りなのでしょうか。建物の管理者ですとか、テナントが変わった場合に、構造物がまた付け加わったりだとか、そういった場合、可能性がある場合には、改めて調査することがあるのでしょうか。

 

市長

これ、法定による立入検査などの機会により、建物の状況が変更されていた場合には、再度、現況調査を実施をし、変更後の状況に応じたコーチングを行います。

 

司会

次の質問をお受けします。朝日新聞さん。

 

朝日新聞 寺澤記者

朝日新聞の寺澤です。このビル火災踏まえたセルフ・レスキュー・コーチングに関してなんですけれども、今回、この新しい取組についてですね、市長が期待されること、現実問題として、北新地みたいな事件が起きたときに、なかなか避難とか命を守る行動、とっさにするっていうのは非常に難しいと思うんですけども、そういった中でも、これをやる意義というかですね、期待されるところを、あればお願いします。

 

市長

このあいだの北新地のあの火災、被害者の方、周辺の方も、あのようなことが起こるというのは、なかなかやっぱり、普段から想像しとくっていうのは難しいというか、ある日突然、ガソリン持って、その建物に、そういう加害者が侵入して来るって、普段からそれ、考えてるかっていうのは、あまり考えてないと思うんですよ。だから、こういうことを通じて、そういう、いざというときに、とっさに自分の身を守れる、そして、そのビルに来られてるお客さんを守れる、そういう条件反射的に、そういうふうに対応できるような形になればなと思います。それが僕は一番期待してるところです。

 

司会

次の質問をお受けします。朝日放送テレビさん。

 

朝日放送テレビ 岡谷記者

朝日放送の岡谷です。この危険度の判定っていうのは、具体的にはどのような段階があるんでしょうか。

 

市長

危険度の判定。

 

朝日放送テレビ 岡谷記者

はい。今回、現状調査で、建物に応じて危険度の判定を行って、それによってコーチングみたいなことをされるということなんですけど。

 

市長

階段は1つしかないけど、その建物の構造っていうのは、それぞれいろいろありますので、その辺ちょっと。

 

消防局 奥中予防部長

よろしいでしょうか。

 

市長

はい。

 

消防局 奥中予防部長

すいません、消防局予防部長の奥中でございます。コーチングにつきましては、危険度判定ということで、建物の構造、窓があるとかですね、ひさしがある、もしくは、書いてありますとおり、バルコニーがあるのかとか、そういったものが建物によって違いますので、その辺りをまずしっかりと確認をさせていただきます。その建物状況に応じた避難の方法、開口部があれば、2階、3階であれば、最悪飛び降りというような、そういうような避難の方法、こういったものもコーチングしていきたいということで考えております。あと、プラス、階段の確認と書いておりますけれども、そういった防火管理、ソフト面の管理状況、こういったものも、その現況調査の時に確認をさせていただきます。以上です。

 

朝日放送テレビ 岡谷記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。産経新聞さん。

 

産経新聞 山本記者

産経新聞の山本です。よろしくお願いします。こういったコーチングの方法であったりとか現況調査の方法っていうのは、国で、消防庁の方で有識者の検討会が行われた報告書を作成されてたと思うんですけども、そういったものも参考にされたりしてるんでしょうか。

 

消防局 奥中予防部長

よろしいでしょうか。

 

市長

うん。

 

消防局 奥中予防部長

すいません、消防局です。報告書の中には、具体的なコーチングの方法とかですね、そういったものの記載はございません。ただ、誘導的な対策として、そういう避難の訓練、こういったものを指導していくというところまでが、国の報告書には記載がありましたので、京都アニメーション火災で示された京都の避難行動の指針でありますとか、こういったものを参考に、当局で考えてつくったものでございます。以上です。

 

司会

次の質問をお受けします。関西テレビさん。

 

関西テレビ 竹中記者

関西テレビの竹中と申します。この強化事業の前に、これまでにも、この事件が起きてから立入検査等を行っていたと思うんですが、その際には、こういった避難の指導まではされていなかったという認識で合ってますでしょうか。

 

消防局 奥中予防部長

はい。具体的なここまでの指導というのはしておりません。ただ、階段が1つであるというような危険性、こういったものを認識していただくというような指導はさせていただいております。今後、ですので、具体的に、その建物に応じた避難の対策、こういったものを指導していきたいというふうに考えております。以上です。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。読売新聞さん。

 

読売新聞 行田記者

読売新聞の行田です。ちょっと危険度判定のところでなんですけども、危険度については、何か大中小とか、そういう何か定量的なものでビルのオーナーさんとか所有者さんにお伝えするっていうような感じになるんですかね。

 

消防局 奥中予防部長

すいません、建物の状況のレベルに応じた危険度という、大中小というの、区分けというのはちょっと考えておりません。ただ、防火管理とかですね、消防法令に違反しているような、そういった建物については継続的に指導していかなければならないと思いますので、立入検査で我々が指導していくということで、質問にあります大中小というようなレベル分けというのは今のところしておりません。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。よろしいですか。それでは、終了いたします。ありがとうございました。

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