令和7年1月6日 大阪市長会見全文
2025年1月6日
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司会
それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。
市長年頭あいさつ
市長
新年、皆様、誠におめでとうございます。市長就任以来、一人ひとりが多様な幸せ、ウェルビーイングを実感でき、そして、誰もが安心していつまでも住み続けたいと思う「にぎやかで活気あふれるまち大阪」の実現に向けまして、着実に市政を進めてきたところです。市長として3年目を迎える令和7年は、より一層強い思いで取り組んでいきたいと思います。そして、2025年です。いよいよ4月には大阪・関西万博が開幕となります。万博はですね、開催都市としての認知度向上や新たな産業の創出など、大阪・関西の今後の持続的な成長・発展に非常に大きな効果があり、SDGsの実現にも寄与するものでございます。さらなる機運醸成に取り組みますとともに、安心してご来場いただけるよう様々な環境整備を図りまして、万全の状態で盛大に開幕を迎えて、そして成功に導いていきたいと思います。万博会場では、産学官民が一体となったオール大阪での「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示をはじめ、世界の国・企業等による出展展示を通しまして、最新技術や多様な価値観に直接触れることができます。次代を担う子どもたちを含めまして多くの皆様方に、ぜひ万博会場へ足を運んでいただきたいと思います。また、子育て世帯への支援の充実に向けまして、これまでの第2子の保育料無償化や習い事・塾代助成の所得制限撤廃に加えて、本年は、待機児童対策の強化や在宅等育児への支援などを推進してまいります。さらに、健康長寿都市の実現をめざし、各種検診の受診率向上や生活習慣病予防などの健康づくりの取組や、高齢者の社会参加の後押しなど介護予防の取組も進めてまいります。加えまして、万博を機に、イノベーションを生み出すビジネス環境づくりやスタートアップの創出・支援に一層注力しますとともに、循環共生型社会の構築に向けまして、再生可能エネルギーの普及拡大にも、引き続き取り組んでまいります。そして、都市インフラの充実のため、様々なエリアで魅力ある拠点の形成を図るまちづくりや、広域交通網、防災力強化などの取組も進めてまいります。令和7年、皆様のご多幸を心より祈念いたしまして、年頭の私からのご挨拶としたいと思います。本年も1年、どうぞよろしくお願いいたします。
質疑応答
司会
それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。質問のある記者様はいらっしゃいますでしょうか。読売新聞さん。
読売新聞 土谷記者
あけましておめでとうございます。
市長
おめでとうございます。
読売新聞 土谷記者
幹事社の読売新聞の土谷です。本年もどうぞよろしくお願いします。
市長
お願いします。
読売新聞 土谷記者
3点ほど質問させていただきます。先程の年頭挨拶でも言及されましたが、今年4月に開幕を控えた万博イヤーです。改めて、どのような万博にしたいか、抱負や期待感をよろしくお願いいたします。
市長
いよいよ4月に開幕となります。これまでですね、私も就任後、市長として、大阪府、市、国、経済界、皆さんと連携しながら開幕に向けた準備に取り組んできたところです。いよいよ4月に開幕しますと、約160の国や地域の方々、国際機関の皆さんが、技術や夢や文化をその場でご展示いただくことになります。大阪にいながらですね、世界中の最先端技術を感じていただける絶好の機会ですので、ぜひお一人でも多くの方にご来場いただいて、夢を感じていただいてですね、そして、やっぱり子どもたちに行っていただきたいと思います。本当に世界が広くてですね、可能性が無限大だということをぜひ感じてほしいと思いますし、それを契機に、万博を契機に、イベントで終わるんじゃなくて、そこからソフト面やハード面でいろんなレガシーが引き継がれていく、大阪元年のような、新大阪の、新しい大阪の元年のような年になったらなというふうに思います。ぜひ多くの皆さんと、大阪のおおらかな人柄でですね、世界中の皆さんをお迎えして、おもてなししてですね、大阪の魅力を全世界に発信していきたいと思います。
読売新聞 土谷記者
万博について、機運醸成など課題はまだいろいろあると思いますけど、現状の課題をどのように分析されていて、府市で協力してどのように対応されていくか、所感をよろしくお願いします。
市長
建設面やですね、ハード面ではかなり課題対応も進んでまいりまして、順次パビリオンも準備が進んでいる状況かと思いますので、いよいよ開幕に向けて、機運醸成と認知度向上、来場意欲度の向上、この辺りが非常に重要になってくるかなと思います。パビリオンの中身もですね、順次発表が続いてますし、イベントも発表が続いてますし、1月13日からいよいよチケットのいろんなAdoさんとかガンダムパビリオンとか、割と話題になったパビリオンもたくさん予約が開始されますので、そういったタイミングでまた話題になってくれたらなという思いもあります。これまでも申し上げてきましたが、やっぱり何もそこに何があるのかが分からない状態でですね、万博に来てくれだけお伝えしても、やっぱりなかなか行きますという思いになれない方も多かろうと思いますので、こういったイベントがあります、こういった技術の展示がありますというところをしっかりお伝えして、魅力を感じていただいて、チケット購入や来場意欲度の向上につなげていきたいと思います。
読売新聞 土谷記者
最後に伺います。市政運営における抱負だったり、展望、課題について伺ってもよろしいでしょうか。
市長
はい。万博を除いた面の市政運営の課題というのは、これは非常に多岐に渡りまして、先程の職員の皆さんへの年頭の挨拶でも申し上げましたが、まず、我々は基礎自治体ですので、市民の皆さんが安心してもらえるような各種サービス、教育、子育て、まちづくり、身近なところでいろんな行政サービスが日々動いてますので、万博という大きなイベントを行いつつも、基礎自治体としての役割を、しっかりと責任を果たせるように、この点は進めていきたいと思います。去年を振り返るとですね、1月1日に能登で大きな地震が発災して、夏には豪雨災害もありました。防災をどうするかというところは、去年も引き続き検討を進めてきたところですので、防災面での意識向上や防災力強化っていう点、並びに、まちづくりに関しては、キタやミナミに加えて、ニシやヒガシというまちづくりも進んでおりますし、これに加えて、去年は年末に介護予防プロジェクトチームを立ち上げましたので、子どもたちや子育て世代だけではなくて、ご高齢の皆さんもいきいきと大阪のまちに住むと、何かいろんなとこで運動できる機会というか、まちに出たら出会いの機会とかそういうのがあるなと感じてもらえるような、ご高齢の皆さんもいきいきと暮らしていけるようなまちづくりを進めていきたいと思います。併せまして、看板の公約でもありました保育料の無償化につきましては、塾代助成の所得制限の撤廃は昨年の秋に、これは一歩、第2子からの保育料無償化も進めることができましたので、引き続き、将来世代への投資、これは看板政策として本年も進めていきたいと思います。
読売新聞 土谷記者
ありがとうございました。
司会
次の質問をお受けします。朝日新聞さん。
朝日新聞 原田記者
朝日新聞の原田と申します。本年もよろしくお願いいたします。
市長
お願いします。
朝日新聞 原田記者
万博の関連で、先程新年の年頭挨拶でもありましたけれども、大阪市がホストシティとしてというところで、これまでも各国に対して、市営住宅の提供だったりとか、そういったところをしてきたかと思うんですけれども、改めて、各国からいらっしゃるパビリオンのスタッフだったりとか要人の方に対して、大阪市として何かどのようにアプローチをかけていくのか、市長としてのお考えあればお伺いできますでしょうか。
市長
ごめんなさい、働くスタッフの方。
朝日新聞 原田記者
働く方であったり、すいません、要人も含め、要人であったり、働くスタッフであったりっていう両方です。
市長
まず、働くスタッフの方々は、これは半年間、この大阪でですね、パビリオンを中心として活動いただくことになりますので、少しでも快適にお過ごしいただきたいと思いますし、先程ご質問の中でもありましたとおり、住まわれるところの提供ですね、この辺りも進めてきたところです。引き続き、そこは博覧会協会とも相談しながら、大阪市として何かご要望があれば、対応できるものについてはもちろん考えていきたいと思います。要人の対応はですね、これは、今日、先程、儀典長、植田儀典長もいらっしゃいまして、ご挨拶もいただきましたが、まだこれから、どういった規模で、どういった方々が来られてっていうのは、まだまだこれからのところもあると思うので、ただ、海外にいくつか僕も伺った時はですね、割と各都市の皆さんが、我々の国からハイレベルな方々が行くのでお願いしますというお声がけを結構たくさんいただきまして、加えて、姉妹都市という国レベルじゃなくて、都市レベルでも、恐らくですが、ハイレベルな方々が来られることが想定されますので、非常に多くの、半年の間にですね、本当に非常に多くの方に来ていただくことになるんじゃないかなというふうに考えてます。だから、儀典関係のメンバーや賓客接遇のメンバーは本当に大変かと思うんですが、ただ、来られた時に、会場を見てそのまま帰るわけでは絶対ないと思うんです。皆さん大阪に来られて、会場を見て、恐らくですが、ほかの大阪のビジネスシーンや、恐らく大阪にとどまらず、関西や東京に行ったりですね、日本との何らかのネットワークというのもつくられて帰る可能性が僕は非常に高いと思うので、そのひとつひとつのチャンスにおいて、それはなかなか、かなうの難しい点はあるかもしれませんが、例えば我が国とこういった面の経済的な強化をしたいと、ついては、こういう企業が、こういう声があるんだが、何か連携できないかと言われたときに、例えば適切に法人さんにつなぐことで、何か新しいビジネスチャンスが生まれたり、文化の交流が生まれたり、そういうのは非常にチャンスが多いんじゃないかなと思ってますので、接遇賓客対応っていうのは、僕は非常にチャンスにあふれてるなというふうに思います。それが、ひいてはソフトレガシーとして、何十年先に引き継がれていくものになると思いますので、この点は、大阪市もそうですが、関係自治体や経済界、国としっかり連携しながら、可能な限り、おもてなしをしたうえで、国内のネットワークにつなげていけたらという思いがあります。
朝日新聞 原田記者
あともう1点の万博の関係で、チケットが、年末に売り上げ状況など示されたかと思うんですけれども、改めて、年末から数字はあまり変わってませんけど、その状況についてどのように考えられているのかというところと、また、先程、1月13日の予約の話もありましたけれども、大阪市として、来場サポートデスクだったりとか、支援を続けてらっしゃるかと思います。改めて、どのようにチケットを、販促のために大阪市として取り組むのかお伺いできますでしょうか。
市長
はい。チケット販売はですね、これから開幕に向けて、どんどんイベント内容やパビリオンの中身の内容が発信されますので、僕はかねてからやっぱり何が展示されて、どういう体験ができるのかというのをよりイメージいただくことで、これはチケット購入に結びついていくものと考えてますので、何か私がレクチャーを受けるもの以上に、たくさんの情報が既に世の中に、メディアの皆さんも発信いただいてますし、博覧会協会の方からも発信されてるので、私自身もちょっと追いつけてないぐらい情報がいろいろ出回ってきています。いい情報が。それらをしっかり発信しながら、このご時世ですね、恐らく1970年代とかは、やっぱり月の石っていうのが非常に話題になったりした時代ももちろんあるんですが、1つのものがめちゃくちゃ話題になるというよりは、情報社会ですから、いろいろなものを、それぞれのファンというか、それを応援してるクラスターの皆さんが、それに関心を持っていただいて来ていただくということになるのかなと思います。価値観が多様化してますから、いろんな価値観を、集まった万博というのを発信、いろんなものを発信することで、それぞれに関心がある方に、じゃあ、万博行ってみようかなと思ってもらうことが大事なのかなと思ってます。ですので、それぞれ皆さん関心あるところは多種多様と思いますので、その関心事に触れることができるように、いろいろなイベントや技術が出だしてますから、情報が。それらをいろいろ発信することで、関心を持っていただいて、チケット購入の意欲をつなげていきたいと思います。
司会
次の質問をお受けします。ほかに質問のある方はいらっしゃいませんでしょうか。それでは、終了いたします。
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