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令和7年4月1日 大阪市長会見全文

2025年4月2日

ページ番号:650913

司会

それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いいたします。

 

市長

よろしくお願いします

 

新年度あいさつ

 

市長

本日より、新年度がスタートいたしました。先ほど、新区長8名、そして新所属長10名の任命式を行ったところです。本年度の異動件数は、2,637件となります。今年度の主な組織改正として、まず万博開幕を迎えまして、国内外からの賓客対応、大阪ウィークの実施、ボランティア拠点の運営に取り組むなど、万博推進体制の強化を図っていきます。次に、各種行政サービスの向上に向けましたDX、インフラ・技術分野におけるDX、バックオフィスDX等の取組を全庁的に強力に推進するために、デジタル統括室をはじめ、各局の体制を強化いたします。また、0~2歳児の保育無償化など、子育て環境の整備を推進するとともに、こども相談センターの機能強化を図るために、こども青少年局の体制を強化します。加えまして、大阪港湾局においては、ガバナンスの強化を図るため局事業の管理体制の整備や、現場事務所のマネジメント体制の再構築を図ります。新規採用の職員約700名を迎え、新たな体制のもとで、一人ひとりが多様な幸せを実感でき、誰もが安心していつまでも住み続けたいと思う「にぎやかで活気あふれるまち大阪」の実現に向けまして、万博の成功や、子育て・教育環境の充実、デジタル技術を活用した市民サービスの充実など、着実に市政を推進してまいります。私からは以上です。

 

 

質疑応答

 

司会

それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。それでは、幹事社の時事通信さん、よろしくお願いします。

 

時事通信 坪倉記者

はい。幹事社時事通信、坪倉と申します。よろしくお願いします。

 

市長

はい。お願いします。

 

時事通信 坪倉記者

 一点目です。今日から新年度となりますが、新年度の目標や抱負をお伺いいたします。

 

市長

はい。まずはですねやっぱり目前に迫りました大阪・関西万博の成功でございます。 準備もいよいよ大詰めでございまして、テストランも間もなく開始となりますが、多くの方に会場にお越しいただいて、未来を感じてもらうためにまずは万博の準備を最後の大詰め、テストランの実行と、そして開会式と続いていきますが、まずは万博に向けまして全力で取り組んでいきたいと思います。万博はですね半年間で期間としては終わりますが、半年のイベントではなくて僕はこの間の取組が未来につながっていく大きな事業だと思っています。それぞれの技術を来場者の方が感じてもらうのは当然のこと、醍醐味というか面白いのはやっぱり「海外の皆さんが現地のパビリオンでスタッフで働いていただいて、各国のですねハイクラスの方々も来日されるわけです。こういった機会をしっかり捉えて大阪ともしくは関西と日本と海外をつないでいくビジネスや文化交流をつないでいく、これが50年100年後のレガシーにつながっていくと確信していますので、万博期間中の来場者の皆さんが楽しんでいただくっていうのは当然のこと、お越しいただく海外の皆様と文化的交流、経済的交流を強めていくこと、この辺りも念頭に今年度はしっかり万博に向けて取り組んでいきたいと思います。公約を着実に進めているところでもあるので、特に看板の公約のひとつでありますが、0~2歳の保育の無償化に向けた、0~2歳の保育の無償化というのは人材確保や施設の確保という非常に課題の多いところですが、これを着実に進めていきたいと思っています。そして健康でいきいき暮らせるまちづくりということで、ご高齢の皆様にもこれ介護保険の関係で非常に保険料のことで話題にもなりましたが、健康でいきいきと、もう介護が必要じゃないよと思ってもらえるようなまちであれば、これ理想的なわけですから、健康でいきいき暮らしていけるまちづくりというのを併せて取り組んでいきたいと思います。万博に関わるかもしれませんがやっぱり新たな挑戦が生まれるまちにですね、国際金融都市の取組も進めていますが、スタートアップ、これ大阪と言えばスタートアップと言ってもらえるようまちをめざしてな取組を加速させていきたいと思います。万博開催期間中には通常行っているHackOsakaを期間も規模も拡大して行います。やっぱり万博会場内では国が主催されるスタートアップエキスポもありますので、このスタートアップエキスポとバージョンアップしたHackOsakaとを連携させるというところも取り組んでスタートアップにも尽力をしていきたいと思います。万博をきっかけに大阪の都市格を上げていくような一年にしたいと思います。

 

時事通信 坪倉記者

ありがとうございます。2点目をお伺いします。

 

市長

はい。

 

時事通信 坪倉記者

組織改正についてお伺いします。港湾局についても改正がなされましたが、これは鯨の死骸処理費の膨張の問題、又はIRをめぐる公文書の不適切な問題と関連はございますでしょうか。関連がある場合、今回の改正でどのような効果が期待されますでしょうか。

 

市長

はい。この間ですね、例えばIRのメールの問題であったり、鯨の処理費用の件であったり調査等進めてですね、外務監察専門委員と監査委員と皆様からいただいた厳しいご意見をもとに新たに港湾局については更なるガバナンス強化を図っていくつもりです。これまでもマニュアルの徹底、例えば鯨についてもマニュアルを作成したり、契約事務については港湾局に限ったことではありませんので全庁的に随契の調査っていうのも行ってきました。更なるガバナンス強化というところも踏まえましてこの度の新年度からの組織体制の強化を図っていきたいと思います。総務部に新たに業務改革課というセクションを新設しまして局所管の業務全体を横断的に管理をしていきたいと思います。また新設する施設管理部とういう新たなセクションで現場事務所を集約して現場業務の一体的な管理と総務連携を図っていきたいと思います。いずれの職場におきましてもよりコミュニケーションをとったり、マニュアルを徹底したり情報連携したり指示系統をしっかり持つことでこういった不適切といわれる事案は確実になくしていくことができると思っておりますので、今回のガバナンス強化を通じて、こういった不適切といわれるような事案が発生しないように取り組んでいきたいと思います。

 

時事通信 坪倉記者

ありがとうございます。ほかの社で質問あられましたら対応お願いします。

 

司会

次の質問をお受けします。はい読売新聞さん。

 

読売新聞 猪原記者

読売新聞社猪原と申します。新体制の関係で先程ちょっと質問にありました大阪港湾局の関係なんですけれども、局長も代わりましてですね前の局長が外郭団体に出向という形になって新局長が就任されたということですけれども、この局長人事のねらいについてお伺いできますでしょうか。

 

市長

はい。港湾局につきましてはガバナンス強化が急務であるというところから、全市的にみて相応しい人材を任用している所です。新しい局長はですね、港湾局の経験があるかっていうと実は港湾局の経験というのはないんですが、事務職として財政、会計、契約などの分野に精通しており、経済戦略局や政策企画室などで豊富なマネジメント経験を有しておりますので、今の港湾局の局長として最適であるという思いで任命をしています。

 

読売新聞 猪原記者

前の局長が代わってますけれどもその代わり先といいますか、その関係の人事のねらいというのは何かあるんでしょうか。

 

市長

人事は全体的にみてそれぞれのセクションでこれから力を入れていくということでやっておりますし、降格というイメージではなくて同じ理事というか部長級(正しくは、局長級)でいってますので新しい任用先についてもこれからベイエリアはどんどん変わっていきます。東と西の軸をつくっていくというのも重要ですし、ベイエリアの交通の活性化というのは非常に重要なミッションです。夢洲駅もオープンしましたし、こういった意味で前の局長は引き続き、是非お力発揮いただきたいと思いますし、港湾局はやはり少し世の中的にも大変お騒がせしまして監査等通じて厳しいご意見頂いた事案が続きましたので、ガバナンス強化が急務といった観点からこういった対応をしております。

 

読売新聞 猪原記者

ありがとうございます。組織体制全般に関してなんですけども、今日の入庁式とかでもですね、いわゆるそのベンチャー企業に入ったような気持ちでと言っているようなことを声かけられたんとだと思いますが、なかなか大きい組織だと思うんですけれどもそういった中でベンチャー性というか新規な考えをこう導入していくにあたってですね、どういうふうにしていけばいいのかその運営全般に対するお考えみたいなことがあればお伺いできますでしょうか。

 

市長

はい。今日の入庁式でも所属長会でもお伝えしましたが、まず認識としてはこの組織は大きいです。その35,000人以上の職員がいて、そして3兆円を超える税の使い道を決める組織ですから極めて責任が重い大きい組織だと思います。それが故のいろいろ組織のルールというのはありますので、まずこの辺りをしっかり新規の職員の皆さんには徹底いただいて、所属長の皆様にはガバナンスをしっかり発揮していただくていうのを大前提としてお伝えしたうえで、どんどん新しいものに挑戦してほしいという思いです。僕は自分自身「さん付け」もそうですが、私自身のキャラクターというのもあると思うんですけれども、よりいろんな意見がお互いに言い合って、それは職階の上の者下の者関係なく、あまり上の人が偉そうに指示をするだけの組織ではなくて、上の人も下の人もしっかり議論して意見を生み出していって、かつどんどん新しいことに挑戦していく組織であってほしいなという思いを込めて新しい職員の皆さんにも言いましたし、所属長、区長にもお伝えしました。見てみるとやっぱり例えば区でみると大阪っていうのは24区あって大正区が一番小さい区かな。抱える人口規模は6万人くらいですが、それでも一般の市町村等、平均的人口1,700で割ると大体70,000くらいになるわけですから、ひとつひとつを区役所がひとつひとつの自治体であるくらいの自負と矜持(きょうじ)をもって職員に是非望んでいただきたいと思います。いろいろ民間さんからご提案いただくというのもこの2年間たくさんありましたけど、じゃあそれを大阪市全域でできますかというとやっぱりできないケースが結構多いんです。そんなに大規模でいきなりできません。やっぱりキーマンは24の区役所で成功体験を生み出していって拡充していくとどんどん新しいアイデアや取組が官民連携でできるチャンスがあると思ってますので、こういったところからも前例踏襲にこだわらず新しいことを果敢に挑戦する、一方でコンプライアンスや、ガバナンスというところは市役所の職員として矜持(きょうじ)をもって臨んでいく、こういったところをお伝えしましたし、私自身もそういう組織のトップでありたいと思います。

 

読売新聞 猪原記者

最後に万博に関連して伺います。

 

 

市長

はい

 

     

読売新聞 猪原記者

ちょっと冒頭でもありましたテストランが4日から6日に開催されます。おそらく市長も参加されると思うんですけども、どういったところに着目したいとかですね、どういった部分をテストランで注目したいとかチェックしたいですとか、そういった視点でお考えがあればお伺いできますでしょうか。

 

市長

やっぱりいよいよ開幕ですのでテストランで会場の雰囲気であったりちょっと時間が限られていますので、当然全部のパビリオンは行けないんですけども、行ったパビリオンの発信なんかも含めて機運醸成というのをまず念頭に、自分が一来場者になった場合という目線でまずは楽しみたいと思います。もしその過程で何か例えば気になること、これ大丈夫かなって思うようなことがあればそれもしっかり共有して、課題解決してテストランのひとつの意義だと思うんですが、そういう懸念があれば開幕までにしっかり解消して開幕に臨んでいくというのもひとつの大きな役割だと思うので、一来場者として会場に行って楽しみに思う点や、もしかしたらちょっと不安に思う点、この辺りを明確にして発信をしていきたいと思います。

 

読売新聞 猪原記者

ありがとうございました。

 

市長

はい

 

司会

ほかに質問のある方いらっしゃいませんでしょうか。よろしいでしょうか。それでは終了いたします。

 

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