南港市場の沿革
2024年7月12日
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昭和14年2月に開設していた「大阪市立と畜場」に併設して、昭和33年1月16日、中央卸売市場法(現「卸売市場法」)に基づき、食肉を取り扱う「中央卸売市場食肉市場」を大阪市が全国に先がけて西成区に開設しました。
その後、施設の狭あい・老朽化とともに、食肉の流通形態の大きな変化に対応するため、南港南埠頭地区への移転を決定し(昭和56年11月に着工、昭和59年3月末に完成)、名称も「南港市場」と改め、近代的で衛生的な食肉処理場などの設備を備えた緑に囲まれた市場として、昭和59年4月2日から装いも新たに業務を開始しました。
また、平成8年にO157による大規模食中毒が国内で発生したことを受け、同年12月にと畜場法施行規則の一部が改正されたことに伴い、解体ラインを改良するなどの衛生対策を講じました。加えて、平成10年度には、せり機械の更新及び情報化機能の強化を行い市場のIT化に努めるなど、市場機能の向上を図ってきました。
その後、平成12年に口蹄疫、さらに平成13年にはBSE(牛海綿状脳症)が相次いで国内で発生し、ハード・ソフト両面にわたって、さらに厳しく徹底した衛生対策を講じてきました。特にBSE発生後は、関係業界と一体となって食肉の安全確保に取り組み、平成22年に再び口蹄疫が国内で発生した際にも、関係業界とともに徹底した防疫対策を講じるなど、消費者に対して常に安全かつ安心な食肉を提供できるよう、積極的な市場運営を進めています。
なお、移転後35年以上が経過し、施設の老朽化・狭隘化への対応や更なる衛生水準・機能の向上が必要であり、現在「南港市場将来戦略プラン(平成27年1月)」に基づき、令和9年度事業完了を目指して施設整備事業を推進しています。
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