市場発、食の情報(No.9:ちりめん)
2024年7月2日
ページ番号:533096
沢山噛んで!ちりめん!
食の情報No.9は、ちりめんをご紹介します。
ちりめんは加工によって、「釜揚げちりめん」「上乾ちりめん」と種類があります。
その中でも今回取材したのは「釜揚げちりめん」!
ちりめんの旬は4月から5月。今が美味しい季節です。
今回も、おすすめの食べ方、保存方法など、市場の”食のプロ”に教えてもらいます!
栄養
栄養素:カルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンB12
ちりめんはイワシの稚魚のことで、体の成長のために欠かせないタンパク質やカルシウム、カルシウムの吸収をよくするビタミンDが豊富です。その他、貧血予防に効果的なビタミンB12も含まれています。
ちりめんの特徴は、骨まで丸ごと食べられることなので、日々の料理に添えればお手軽に栄養を加えることができます。
”プロ”おすすめの食べ方
プロは調理はせずに、そのまま食べるのが一番美味しいとおすすめです。調理しすぎてしまうと、ちりめんの風味が弱くなってしまうのだそうです。
プロ曰く、白米との相性が抜群とのことで、卵かけご飯や納豆ご飯にプラスすると、栄養も美味しさも各段に上がるとおすすめでした。ちりめんには塩分もあるので、しょうゆをかけなくとも美味しくいただけるとのこと。
また、お浸しなどの副菜に添えても、風味が良くておすすめです。
その他にも離乳食としても優秀で、初めは釜揚げちりめんを使うと柔らかくて良いそうです。(青魚ですので、時期や体質にご注意ください)
ちりめんは産地や加工工程によって、食感が様々ですので、月齢によって硬さを使い分けることができます。”幼いころから魚に親しんでもらいたい”、”たくさん噛んで、ずっと健康であり続けてもらいたい”とプロは熱く語ってくださいました!
たくさん「噛む」ことで、消化や吸収が良くなったり、唾液の分泌が促進されるため口内の健康を保つ効果があります。その他にも、脳の目覚めや心身の活力に影響を与えるホルモンが増えるとされています。
上の写真では左側が高知県産、右側が兵庫県産のちりめんです。
産地ごとに塩の濃さや、柔らかさが違います。
プロ曰く、この高知県産のちりめんは塩が控えめで、甘めのふっくらした食感。
対して、兵庫県産のちりめんは、しっかりした塩味でちりめんの食感がよくわかるとのことでした。
美味しいちりめんの見分け方
プロが教えてくれたちりめんの見分け方は
少しクリームがかった色
をしていること。この色はちりめんに脂がのっている証拠で、食べたときに美味しいのはこっち!とのことでした。
大きさが揃っていなくとも、美味しいちりめんが味わえます。
保存方法
プロ曰く、冷凍で1か月程度保存ができるそうです。
釜揚げちりめんは水分が多く冷蔵保存にはむかないので、沢山買った際は小分けして冷凍保存がおすすめです。
おわりに
今が旬のちりめんをご紹介しました。
いかがでしたか?
日々のご飯に少し添えることで栄養アップ!
沢山噛んで、旬の美味しさを感じてください!
〈取材協力〉
大阪市水産物卸協同組合
株式会社和伍屋
- 大阪市中央卸売市場公式X(エックス)
X(エックス)もご覧ください!
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
大阪市 中央卸売市場 企画課
住所:〒553-0005 大阪市福島区野田1丁目1番86号(業務管理棟15階)
電話:06-6469-7935
ファックス:06-6469-7939