簡単ロープ結索(けっさく)方法!
2022年7月22日
ページ番号:572809
簡単で便利なロープ結索についてご紹介します。
ロープ結索とは
結索は「けっさく」と読み、ロープ等を結ぶことです。ロープ結索は次の3種類があります。
①結合・・・ロープ同士を繋ぎ合わせる結索です。
②結節・・・ロープに輪や節を作る結索です。
③結着・・・ロープを物や人に結び着ける結索です。
消防隊員は災害現場でこういったロープ結索を活用し、人命救助及び災害防除に臨みます。また地域防災リーダーの方々も災害時に住民の皆様を助けるため、ロープ結索訓練に取り組んでいただいております。
このページではそういった消防隊員や地域防災リーダーも使用する基本的なロープ結索
巻き結び(結着)、本結び(結合)、もやい結び(結節)をご紹介します。
絵を使用してわかりやすく説明してますので是非ご覧ください。

ロープを物に結び着ける結索です。
・特徴
結索後、ロープに力をかけて引っ張っても、ロープは結び着けた物にどんどん締まっていき、解けにくくなる。解きたい時は、結び目を抜いていくことで解くことができる。
・どんな時使用するのか
長いものをまとめて縛ったりできる。命綱のロープ端を手すり・柱等の支持物(床・地面・壁等に固定された強固な物)に結び着けて安全を確保できる。

ロープ同士を繋ぎ合わせる結索です。
・特徴
結索後、それぞれのロープを力をかけて引っ張っても結び目はどんどん強くなり、まず解けない。解きたい時は、結び目を抜いていくことで解くことができる。
・どんな時使用するのか
長いロープが必要な時、短いロープを本結びによって繋ぎ合わせることで長いロープとすることができる。

ロープに輪を作成する結索です。
・特徴
結索後、力をかけて輪を広げても結び目はどんどん強くなり、まず解けない。また輪が小さくなることもない。解きたい時は、結び目を抜いていくことで解くことができる。
・どんな時使用するのか
輪が大きくなったり小さくなったりすることがないので、これ以上締めつけたくない物にロープを繋ぎたい時に有効。またロープを人の腰部に回し、しっかりと密着(且つ強すぎず)させてもやい結びをすると「身体もやい結び」による命綱を作成できる。
ロープ結索の活用
ロープ結索は消防隊員や地域防災リーダーにとって災害時の技術の一つですが、日常生活でも色々な場面でロープ結索は活用できます。例えば、
巻き結び→複数本の竿や棒状の物を束ねたい時。
本結び→短い紐やロープを長くしたい時。エプロンや浴衣の帯を止める時。
もやい結び・巻き結び→犬のリードを支柱や手すりなどに結ぶ時。
等々です。
是非皆様もロープ結索の技術を身に付けて、日常生活にも役立ててください。
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