消毒用アルコールの取扱いにご注意!
2024年3月11日
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消毒用アルコールの実は・・・
こんな表記書かれていませんか?
昨今、新型コロナウイルス感染症予防のため消毒用アルコールが広く普及しました。
普段何気なく使用している消毒用アルコールですが、火のそばで消費すると、、、
過去には、火力を強めるためにバーベキュー台へ消毒用アルコールを吹きかけたところ大きく炎上、衣服に燃え広がり死亡事故に至った事案も発生しています。
以下、消毒用アルコールの特徴や注意点をまとめましたのでぜひご覧ください。
注射を打つ時の匂いを思い出してみて!
注射を打つ前の、アルコール消毒するときに独特の匂いがしますよね。あれは、アルコールが蒸発することにより、わたしたちは匂いを感じています(室温時)。蒸発したアルコールは、可燃性で空気より重く低い場所に溜まりやすい性質があるんです。
消毒用アルコールを使用する時等の注意点7箇条!
1.火気の近くでは使用しない
2.容器の詰め替え等を行うときは、風通しのよい場所や換気が行われている場所で行う
3.詰め替える場合は漏れ、あふれまたは飛散しないように注意する
4.詰め替えた容器に「消毒用アルコール」と分かるようにし、「火気厳禁」等の注意事項を記載する
5.密閉した室内で多量の噴霧はさける
6.設置・保管する場所は、直射日光を避け、高温とならない場所にする
7.容器を落下させたり、衝撃を与えたりする等しない
※アルコール濃度の高い酒類で消毒する場合も同じ危険性があります。
以上の事に注意して、安全に衛生管理に気をつけていきましょう!
ちょこっと豆知識
アルコールって聞くと、「仕事終わりに一杯!」のお酒も一緒じゃないの?って思われる方もいるかもしれませんね。ですが、一般のお酒に比べ、消毒用アルコールは成分や濃度が違うんです。
消毒用アルコールは、除菌率が高いと言われているエタノール70%前後で作られています(70%以上のお酒も販売されています)。
このように高濃度の消毒用アルコールは消防法上「危険物第4類アルコール類」に該当することがあります!
なので、貯蔵や取扱いの基準等が適用される場合があります。そのため、大量に保管・使用されている場合、消防署に手続等が必要になってくる場合がありますので、一度ご相談していただくようお願いします。
- アルコール類判断フローチャート
総務省消防庁が発信しているアルコール類判断フローチャートになります。