過去10年の西区内の火災分析
2026年1月27日
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西区内で発生した火災から見えてきたこと
消防士は火災現場での消火活動を行うとともに、火災の原因調査も行っています。
火災を防ぐため、過去10年間に西区内で発生した火災の原因調査から見えてきたことをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
【火災発生の原因で多かった順 5つ】
たばこによる火災

住宅やマンションなど、お住まいでの発生率が高くなっています。
たばこを吸っているときも、吸い終わったあとも、吸い殻を適切に取り扱っていれば火災発生を防止できます。
事例1
住宅の部屋で紙巻たばこの吸い殻を灰皿にもみ消したが、灰皿の中がいっぱいになったのでビニール袋に入れてゴミ箱に捨てたところ、数分後に出火して火災になった。

事例2
布団に横になって紙巻たばこを吸っていたところ、そのまま寝込んでしまってたばこの火種が布団に落ちて火災になった。


電気製品による火災
この10年間で増加しており、特にリチウムイオン電池使用製品による火災が増えています。
リチウムイオン電池は見た目から分かりにくいですが、可燃性の有機溶剤が入っています。衝撃などによってリチウムイオン電池の中の材料が漏れたりすると、ショートして急激に発熱し、中に入っている有機溶剤からの可燃性ガスに着火してしまいます。
事例1
ごみ収集車が一般ごみを回収した時に、ごみの中に入っていたリチウムイオン電池が押しつぶされて出火し、ごみ収集車の内部が燃えた。
事例2
電動アシスト自転車のバッテリーを、付属品でない充電器で充電していたところ過充電になって出火した。

電気配線類による火災
10年間で、ほぼ横ばいの状態で発生しています。

天ぷら油による火災
住宅やマンションなど、お住まいに関する場所や飲食店舗での発生率が高くなっています。
事例1
住宅の台所で揚げ物をしていたところ、会話に気を取られて目を離してしまっているうちに、天ぷら油の入った鍋から火が出てしまった。慌てて消そうと思って水をかけたら爆発的に火災が広がってしまった。

事例2
飲食店の調理場で、天ぷら油の入った鍋に火をかけて待っていたところ、別の用事を思い出して調理場から離れてしまった。調理場に戻ると、火が上がっていた。

ガスこんろによる火災
住宅やマンションなど、お住まいに関する場所や飲食店舗での発生率が高くなっています。
事例1
ガスこんろで調理するために火をつけたが、そのことを忘れてしまって時間が過ぎ、過熱された食材が発火して、ガスこんろの近くにあったプラスチック製の調理器具に燃え移り台所の壁へと燃え移った。
事例2
飲食店で肉を焼いていたところ、肉の脂や火の粉が排気ダクトに吸い込まれてしまい、排気ダクトの中に付着した油脂に火がついて出火した。

放火による火災
発生件数は、10年前より大幅に減少していますが、完全にはゼロではありません。
紙などに火をつける放火がほとんどです。








