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新聞報道のあった水道管向け塗料に関する不適切な行為に対する対応方針について(第3報)

2022年5月26日

ページ番号:567754

 これまで、公益社団法人日本水道協会のホームページにおいて、令和4年4月8日に、神東塗料株式会社による不適切行為のあった水道管向け塗料の衛生性の確認が公表されたが同社製の全製品の調査に至っていませんでした。このたび、同年5月20日に、同社製全製品の調査が完了し、4月8日分と異なる新たに判明した不適切行為のあった水道管向け塗料の衛生性、及び物性の確認もできたとの見解が公表されるとともに、同年5月25日に再発防止策(早期、短期、中期)のうち早期再発防止策の実施内容が公表されました。

 今後も、情報収集に努め、早期再発防止策の有効性を確認しつつ、短・中期再発防止策等の内容についても、引き続き注視してまいります。

 なお、水道局が実施している定期水質検査において、これまで異常は確認されていません。今後も、引き続き水質状況に大きな変化がないかを注視してまいります。

公益社団法人日本水道協会の公表概要

(1)「神東塗料株式会社による不適切行為のあった塗料に係る衛生性の確認について(追補版)」令和4年4月8日公表)別ウィンドウで開く

 令和4年3月31日をもって、JWWA K 139(水道用ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗料)とみなした塗料を用いた水道用資機材については、過去に当該塗料を用いて製造された既設のものを含めて「水道施設の技術的基準を定める省令」に適合しており、衛生性の確認ができた。

 

(2)「神東塗料(株)による水道用ダクタイル鋳鉄管内面 エポキシ樹脂粉体塗料(JWWA G 112)等の新たな不適切行為とその対応について」(令和4年5月20日公表)別ウィンドウで開く

 JWWA G 112(水道用ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装)及びJWWA G 112規格を準用した塗料の一部型式に対し、新たな不適切行為が報告されたが、令和4年5月20日をもって、当該塗料は「水道施設の技術的基準を定める省令」に適合しており、衛生性の要件は満たしていることが確認できた。また、「塗料の比重」と「耐カッピング性」の影響(注)については、水道用資機材の材質に必要な要件は備えていることが確認できた。

(注)「塗料の比重」を変更すると、粘度が改善され、塗装時・焼き付け時に塗料が液だれを防止し、塗装の作業性を改善ができる一方、「耐カッピング性」が低下し、基準の押し込み深さまで達しない場合がある。
塗料の比重とは、原料の配合比を確認する目的に規定するもの。
耐カッピング性とは、塗膜が標準条件下で、押し込みによって部分変形を受けた場合の割れ・金属基板からの剥がれに対する抵抗性を評価するために規定するもの。

 

(3)「神東塗料㈱の不適切行為に関する再発防止対策について(お知らせ)」(令和4年5月25日公表)別ウィンドウで開く

 神東塗料(株)の認証品塗料に対する不適切行為を受け、同様の事案を防止するため、 認証審査委員会及び認証制度運営委員会において再発防止対策の検討を進めていく。

 この再発防止対策は、早期対策(令和4年6月実施)、短期対策(令和5年4月実施予定)、中期対策(令和6年度以降実施予定)に分類し段階的に実施していく。

 この再発防止対策のうち、次の早期対策を令和4年6月1日から実施する。 

  1. 組成表等による日本水道協会規格等との照合
  2. 厚生労働省令に定められている全項目の浸出試験の実施
  3. 浸出試験用試験片の作成における監視強化
  4. 浸出試験の試料選定方法の見直し
  5. 誓約書の提出
  6. 工場調査時におけるコンプライアンス体制などの確認項目を強化

これまでの公益社団法人日本水道協会からの公表内容

これまでの大阪市水道局の対応

 本事案発覚後、水質に異常がないこと、水道水による健康被害に関するお客さまからのお問合せがないことを確認の上給水を継続するとともに、計画的な工事については、当該水道管の安全性が確認されるまでの間、工事を原則停止しました。(令和4年1月14日公表)

 その後、使用塗料の衛生性に問題がないことが確認されたことから、これまでどおり安全に使用できるとされた水道管を用いる計画的な工事についても再開しているところです。(令和4年1月18日公表)

 また、関西の主な水道事業者及び水道用水供給事業者と共同で公益社団法人日本水道協会に対し、原因究明、再発防止策並びに情報提供の迅速な実施について要望書を提出しました。(令和4年3月10日報道発表)別ウィンドウで開く

問合せ先

(水道水の安全性に関すること)

大阪市水道局工務部計画課

〒559-8558 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビル ITM棟9階

電話::06-6616-5514 ファックス:06-6616-5519

 

(水道管材料や工事に関すること)

大阪市水道局工務部工務課(技術監理担当)

〒559-8558 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビル ITM棟9階

電話:06-6616-5530 ファックス:06-6616-5529

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