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再発見!すみよし文化レポート その9

2014年6月2日

ページ番号:268831

再発見!すみよし文化レポートその9 すみよし歴史案内人の会 城田 廣平(しろたこうへい)さん

住吉区で文化的・歴史的活動をされている個人や団体に活動内容や住吉の魅力についてお話を聞いていきます。

 

 「住吉、おもしろいよ!」と言いたい  すみよし歴史案内人の会 城田 廣平(しろた こうへい)さん

 晴れ渡った住吉大社の境内で、ボランティアガイドさんの声が響きます。住吉の歴史や文化を語る、ボランティアガイド「すみよし歴史案内人の会」のみなさんです。「すみよし歴史案内人の会」のみなさんは、住吉大社をはじめ、帝塚山付近、遠里小野や大和川など、住吉のみどころを案内するボランティアガイドとして、大活躍されています。今回は、会の世話人代表である城田廣平さんに、ボランティアガイドの視点から見る住吉、ボランティア団体としての会の運営、これからの住吉についていろいろお伺いしました。

ボランティアガイドを始めたきっかけは?

―もともと、歴史に興味をお持ちだったんでしょうか?

 歴史に関することは好きでした。会社勤めをしていたとき、もとはシステムエンジニアをしていたんですが、30歳のときに営業職になりました。今までの仕事の内容とやることが全く違うし、自分でも疲れているなと思うことが増え始めました。システムエンジニアの時は、本と言えばコンピューターの専門書ばかりでしたが、そのころから「日本の歴史」というシリーズ本を読み始めました。1巻から20巻まで、江戸後期ぐらいまででしょうか、集中して読みましたね。読んでますます歴史に関することが好きになりました。住吉で暮らし始めたのは12~13年前です。住吉の歴史に関心を持ち出したのは10年前、平成16年に開催された区役所主催の「ボランティア養成講座」を受講してからです。

 

―講座を受講されたきっかけは何ですか?

 実は講座は家内が申し込んでいたんですよ(笑い)。家内は、歴史に関する単なるセミナーだと思っていたんですが、受講通知書を見ると、「グループ分けをしてテーマを決めて勉強して、最後には発表会がある」というものだったので、女房が思っていた内容と違ったようで、代わりに私が受けることになりました(笑い)。私にはこの講座の内容は合っていました。

 

―講座を受講された後、ボランティアガイドを始められたきっかけを教えてください。 

 「ボランティアガイド養成講座」を3年間受講して、最後まで残った22名の受講生で「すみよし歴史案内人の会」が作られました。本当は気楽にやりたかったんですが、なぜか世話人代表になってしまいました(笑い)。


この日も40名の方にガイドをされました

チームワークでガイドする

―22名で発足した「すみよし歴史案内人の会」ですが、今はどのような活動をされていますか?

 会が発足してからは、「大阪奈良リレーウォーク」に参加したり、「すみ博」でのまち歩きイベントを担当したり、「大阪あそ歩」でもまち歩きを担当しています。他にも依頼があれば、ガイドをしています。

 

―活発に活動されていますね。メンバーのみなさんも、とてもいきいきされています。

 ええ。いろんな活動の中で、ガイドをするチャンスが増え始め、メンバーたちにガイドとしての力がついてきました。今までは、頼まれた企画や依頼を受け、まち歩きのガイドをするのみでしたが、ぼつぼつ自主企画のまち歩きができるんじゃないかとメンバーの一人から、積極的な声があがってきました。毎月何日にはこんなツアーをする、など事前にPRして募集するようなまち歩きを仕掛けていきたいと考えています。メンバーの人数も増えて、いろんな人材が増えて、いろんな取り組みができるようになってきています。今のメンバーはその「ボランティア養成講座」の1期生から3期生たちです。今は2期生が中心になって、いろんな勉強会を開催したり、まち歩きを企画したり、新しいことをやってくれています。「ボランティア養成講座」は、今までは区役所主催で開講されていましたが、今年からは「すみよし歴史案内人の会」自主企画として「ボランティア養成講座」を開講し、第4期生を募集します。

 

―自主企画として講座を開催されるのは、どんな理由からですか?

 今のメンバーはよくやってくれていますが、ずっと同じメンバーだけでは、会の高齢化が進んでしまいます。新しいメンバーを増やす必要があります。自分が得た知識を披露するだけのガイドが集まっても、会という組織はちゃんと成り立たないと思います。後輩を育てる活動をしないといけません。

 

―ガイドの育成は、会を運営されるうえで大事なことなのですね。

 いろんな考え方があると思いますが、私はひとりの人気者ガイドに頼る方法は選択したくないんです。私たちはチームワークでガイドをやっています。ひとつのまち歩きの行程も、ここは誰、ここは誰、とパート分けして担当を決めて説明する方式です。新人でも、まずは一か所から始められます。新聞にも取り上げていただいて、ほめてもらえました(笑い)。嬉しかったです。

 

―会の運営にとても気を配られているんですね。

 どうしても、ガイド自体よりも、会の運営の方に気が向いてしまいます。もし、私が世話人代表に選んでいただいた理由があったとすれば、この性格が理由かもしれないですね。私より歴史に詳しい方はたくさんおられますから(笑い)。

 

―城田さんのお話には「新しい」という言葉がよく出てきますね。これも運営のコツのようなものでしょうか?

 勤めていたころから、正月に一年の計として、「something new(サムシングニュー)、 何か新しいこと、今までやったことのないことでやるべきこと」は何かを考えることにしています。堅苦しいものじゃなく、思いついたらやるといった感じです。会を発足するときも、講座を企画するときも、他の市にもヒアリングに行きました。そのうえで、身の丈にあった新しいことをやってきました。


「すみよし歴史案内人の会」世話人代表城田廣平(しろたこうへい)さんとボランティアガイドのみなさんです


「すみよし歴史案内人の会」吉田さん。資料を使って丁寧に説明されています。

「住吉、おもしろいよ!」と言いたい

―「すみよし歴史案内人の会」世話人代表として、住吉はどんな町だと思われていますか?

 この会は、基本は住吉の活性化を考えて行動しています。住吉には住吉大社という歴史的資産がありますが「観光都市」とは言えないですよね。ホテルや旅館は少ないし、滞在型の観光は望みにくいです。やれることは限られますよね。だから、知恵を出さないといけないですね。いろんな人達同士が、お互いが常にコミュニケーションをとって、アイデアを持ち寄っているような関係がいいと思います。あるところで聞きましたが、住吉は大阪と堺に挟まれているのが特徴だとのことです。商売という点ではこのふたつの都市には勝てないかもしれないけれど、住吉大社の参詣者など、外から来る人に対しての「おもてなし」は得意なんじゃないでしょうか。おもてなし精神でやっていくしかないかなと思います。

 

―城田さんご自身は、ボランティアガイドとして、区民のおひとりとして、住吉はどんな町だと思われていますか?

 まず、住吉大社という大きな歴史的資源があります。他にも、帝塚山やあびこ観音などがあり、多様性を感じます。泊りがけでなくていいから、もっと多くのひとに来てほしいです。ボランティアガイドをして感じるのは、地域のお祭りなど、古くて地域に根付いたものを大切にしながらも、住吉以外の人にも「住吉、おもしろいよ!」と言いたいということです。住吉のおもしろいところを発信するのが大事なんだと思っています。住吉大社だって、初詣で混んでいる場面だけでなく、もっと他の面も見てほしいです。個人的には御田植神事や十日戎などがおすすめです。もっとみなさんに、住吉の歴史に触れてほしいですね、おもしろいですよ。

 

―他にはどんなところが住吉のおすすめスポットですか?

 そうですね。帝塚山というまちは既にブランドですね。大阪市立大学が住吉区にあるのも大きいと思っています。その存在をもっとPRしたいです。私たちの会も、大阪市立大学の授業の一環として、まち歩きをさせていただいたことがあります。先生や学生さんとまち歩きの企画ができたりしたら、おもしろいでしょうね。

 

―では、城田さんは住吉がどんなまちになればいいと思いますか?

 住吉大社さんのお祭りなどに、人がたくさん来てほしいですね。いろいろありますから。あとは、住吉大社は歌の神様でもあるので、そのあたりももっと浸透してほしいです。俳句や和歌が盛んになって、文化的な活動が増えないかなと思います。私自身は歌を詠む才能がないと思っています。子どものときから和歌に親しんでいたら、うまくなっていたでしょうか(笑い)。住吉が、これからも文化人が育つような環境があるまちであってほしいと思います。かつて住吉には作家や画家などの文化人がたくさんおられました。住吉を中心に文化人が居住したり、活動したりするような、そんなまちになってほしいです。「住吉、おもしろいな、ちょっと勉強しに行ってみようか!」って思ってもらえる、そんなまちになってほしいと思います。

 

城田さん、ありがとうございました。


すみよし歴史案内人の会 世話人代表 城田 廣平(しろた こうへい)さん

城田 廣平(しろた こうへい)

平成16年住吉区で開催された「ガイドボランティア養成講座」の3年間受講をきっかけに発足した、ボランティアガイド有志による「すみよし歴史案内人の会」の世話人代表となる。以降、代表を務め、今年(平成26年)で7年目となる。

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