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トコジラミについて

2024年11月15日

ページ番号:497955

 トコジラミは、「南京虫(ナンキンムシ)」とも呼ばれ、かつては都市の住宅密集地域でよく見られた一般的な虫でした。その後、殺虫剤の普及とともに1970年代には激減しましたが、近年、再びトコジラミの被害が増加しています。

 室内でトコジラミが増えてしまうと、駆除することは困難です。トコジラミの特徴を知り、被害に気が付いたら、早期に対策を行いましょう。 【大阪市ではトコジラミの駆除は行っておりません。駆除業者の協会のご連絡先を案内してます。】         

トコジラミの形態と習性について

体長5~8mmの茶褐色で空腹時は扁平な吸血昆虫です。卵や幼虫は白く粘着性があります。トコジラミは人の衣服やカバンにくっつき長距離を移動します。特に卵や生まれたばかりの幼虫は白くて小さいため、付着していることに気付きにくいため、注意が必要です。

移動した先でまた吸血し、繁殖するため、衛生的な場所であっても発生することがあります。

 雌雄に関わらず幼虫から成虫まですべて吸血します。成虫は吸血しなくとも1年以上生きます。吸血すると濃血色になり、丸く膨れ上がります。夜寝ている時に吸血されることが多く、吸血後はすばやく潜伏場所に戻るため、トコジラミの存在に気が付かないことがあります。また、人以外に犬や猫などにも吸血します。

 刺されると赤く腫れ、激しいかゆみに襲われます。また刺されることに対する不安から不眠になったり、皮膚をかくことで皮膚障害を起こすこともあります。

トコジラミの卵写真

トコジラミの幼虫写真

一齢幼虫   

トコジラミの成虫写真

左:吸血後のトコジラミ(成虫)
右:空腹時のトコジラミ(成虫)

写真提供:国立感染症研究所昆虫医科学部   

トコジラミの生息場所

マットレスやベッドの隙間、家具と壁の隙間などによく潜んでおり、夜寝ている間に刺されることが多いため、英語では「bed bug」と呼ばれています。


マットレスに生息するトコジラミの写真

マットレスに生息するトコジラミ 

たたみに生息するトコジラミの写真

たたみのへりに生息するトコジラミ写真

提供:大阪府ペストコントロール協会

トコジラミと血糞写真

トコジラミと血糞  

写真提供:国立感染症研究所昆虫医科学部

防除対策について

 トコジラミは、現在一般的に販売されているピレスロイド系殺虫剤に抵抗性を示すと言われており、効果が低い可能性がありますのでテネベナール、(一般名:ブロフラニリド)、メトキサジアゾン、プロポクスル等が入った殺虫剤を使用してください。また、卵には効果がありません。卵は1週間おきに孵化しますので1週間ごとに殺虫剤を使用する必要があります。

※殺虫剤の過度な使用は害虫に抵抗性を獲得させる恐れがあるほか人や環境に影響を及ぼす可能性もありますので、注意してください。


【自身での駆除が困難な場合】

トコジラミは発見が難しく、市販の殺虫剤も効きにくいため個人での防除が困難と言われています。効果が出ない時は迷わず駆除業者にご相談していただきますようにお願いします。費用が高額になることもありますので複数業者に見積もりを取るようにしてください。

啓発リーフレット

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動画

トコジラミの特徴と駆除方法についてそれぞれ動画を作成しました。大正区役所のFacebookに動画を投稿していますので、ぜひご覧ください。

トコジラミの特徴別ウィンドウで開く

トコジラミの駆除方法別ウィンドウで開く

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大正区役所 保健福祉課  健康づくりグループ 生活環境担当
電話: 06-4394-9973 ファックス: 06-6554-7153
住所: 〒551-8501 大阪市大正区千島2丁目7番95号(大正区役所3階)

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