犬のフン害対策「イエローチョーク作戦」を試行実施しました
2023年10月30日
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「イエローチョーク作戦」とは、犬のフンに困っている人が道路上に放置された犬のフンの周りを黄色いチョークで囲み、発見した日時を書きこむことにより、フンを放置した飼い主に困っている人や迷惑を被っている人がいることを伝える方法です。
大正区役所では、令和2年7月と11月から12月にかけてイエローチョーク作戦を試行実施し、効果を検証しましたのでお知らせします。
作戦の概要
実施期間
第1回目:令和2年7月1日~7月22日
第2回目:令和2年11月25日~12月24日
実施地域
実施方法
- 道路上に放置されたフンの周りを黄色いチョークで囲み、囲んだ横に発見した日時を書く。
※放置されたフンを強調することで飼い主に警告することが目的のため、フンは片づけずにそのまま放置する。 - 日や時間帯を変えて再度確認する。
フンがあるとき⇒確認日時を書く。
フンがないとき⇒確認日時とともに「なし」と書く。
犬のフンがなくなるまで繰り返す。
実施結果
第1回目 フン放置個所が8か所⇒6か所に減少
第2回目 フン放置個所が15か所⇒6か所に減少
検証結果
第1回目
第1回目の実施では、フンのあった個所は8か所あり、そのうち7か所は同じ道路上に集中して確認された。その後、フン放置個所は6か所になり、調査期間中は新たなフンの放置は見られなかった。フンの放置個所数は減ったものの、実施期間中に雨が続いたため、チョークがすぐに消えてしまい継続的な啓発ができなかったこと、またフン自体が雨で流された可能性が高いことから、本取り組みによる効果であるとは言えなかった。
第2回目
第2回目の実施では、フン放置個所のうちフンが途中でなくなっている個所が複数確認され、その後新たなフンの放置が見られなかった場所とその近くで新たにフンの放置が確認された場所があった。また、フンがなくなっている個所によっては、飼い主以外の人が掃除している可能性があるところも見られた。
一方、フンがずっと回収されずに複数のフンが放置されていた場所には放置ゴミも多く見られたことから、人の目に付きにくい場所の方がよりフンが放置されやすいことが推察された。
総評
今回の試行実施の結果、イエローチョークによる啓発により新たなフンの放置が見られなかった個所もあったことから、一定程度の効果を確認することはできた。一方、フンがなくなっている個所については、飼い主が回収したのか飼い主以外の人が掃除したのかが定かではなく、また天候にも大きく左右されることから、すべてがこの取り組みの効果であったとは言い切れないが、区役所では今後この「イエローチョーク作戦」を犬のフン害対策の一つの方法として紹介することとする。
犬のフン害にお困りの方へ
区役所の窓口(3階31番生活環境担当)では、飼い主によるフンの後始末を啓発するポスターの提供を行っています。
また、今回区役所で試行実施しました「イエローチョーク作戦」の方法について、リーフレットを作成しましたのでご活用ください。
イエローチョーク作戦の方法
- CC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC-BY4.0で提供いたします。
- Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)
- PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。
犬の飼い主の方へ
•飼い犬にトイレトレーニングを行い、普段から排泄を家で済ませてから散歩に出かけるよう習慣づけましょう。
•散歩中に排泄してしまった場合に備えて、フン尿を取るためのちり紙やペットシーツ、洗い流すための十分な水等を携帯しましょう。
•散歩中に犬がフンをしたときは、必ず飼い主がその場で拾い、自宅に持ち帰りましょう。
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このページの作成者・問合せ先
大正区役所 保健福祉課 健康づくりグループ 生活環境担当
住所: 〒551-8501 大阪市大正区千島2丁目7番95号(大正区役所3階)
電話: 06-4394-9973 ファックス: 06-6554-7153