禁煙はおもいやり~あなたがやめれば空気は変わる~
2024年2月16日
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大正区は喫煙率が高いです!
次のグラフは令和3年度の国民健康保険特定健診受診者のうちの喫煙者の割合です。
大阪市24区の中で、大正区の男性は1番、女性は3番目に喫煙率が高くなっています。大阪市と比較して大正区は喫煙者の割合が高いことがわかります。
たばこは百害あって一利なし
たばこを吸う人への影響
喫煙は、肺がん、咽頭がん、食道がん、肝臓がん、胃がん、すい臓がん、膀胱がんなど、全身のがんに関係していることが明らかになっています。また、喫煙することで血栓ができやすくなったり、気道や肺が傷ついたりします。たばこを吸う人は、吸わない人と比べ、心臓病・脳卒中で死亡するリスクや、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、糖尿病等のリスクも高くなります。
周囲の人への影響
他人のたばこの煙にさらされることを「受動喫煙」といいます。たばこの煙には、喫煙者本人が吸いこむ「主流煙」と、たばこを燃やした先から立ちのぼる「副流煙」があり、受動喫煙で吸いこむのは主に「副流煙」です。たばこの煙には、約5,300種類の化学物質や約70種類の発がん性物質が含まれており、主流煙よりも副流煙に有害物質が多く含まれます。
受動喫煙が原因で脳卒中、肺がん、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、ぜん息、乳幼児突然死症候群(SIDS)の病気で年間推計約15,000人が亡くなっています。(出典:厚生労働省 喫煙の健康影響に関する検討会報告書 喫煙と健康2016改編)
禁煙のメリット
禁煙に遅すぎることはありません。禁煙して20分後には血圧や脈拍が正常に戻り、数日で味覚や嗅覚が改善します。さらに禁煙年数が長くなるにしたがって、虚血性心疾患や肺がんなど様々な病気のリスクが徐々に下がり、10年から15年後にはたばこを吸わない人と同程度のリスクにまで下がります。
また、”ニコチン切れ”によるしんどさがなくなる、たばこ代が節約される、家族と過ごす時間が増えるなど、禁煙によるメリットは計り知れません
やめられないのは、意志が弱いからではありません!
喫煙習慣は「ニコチン依存症」という病気!
ニコチンは快楽や覚醒、食欲抑制、気分の調整、認知作業の向上などの働きがある脳の神経伝達物質の分泌に影響を及ぼします。 喫煙し続けると 、これらの経伝達物質の調節をニコチンが担うようになるため、禁煙すると神経伝達物質の分泌が低下し、さまざまなニコチン離脱症状(たばこが吸いたくて落ち着かない、イライラする など)が出現します。喫煙することによって、離脱症状が消失するため、再び喫煙してしまう現象が起こり、その結果、喫煙を繰り返してしまいます。
禁煙手帳を作成しました
大正区では、たばこをやめたい方へ向けた禁煙手帳を作成しています。
たばこをやめようと考えている方の中には、どのように禁煙すればいいかよく分からないという方も多いかもしれません。禁煙手帳には、禁煙の方法やポイント、禁煙に役立つ情報などを掲載しており、たばこをやめたいと思ったその日から役立つ手帳です。
禁煙手帳は大正区保健福祉センター(大正区役所保健福祉課保健活動グループ)の窓口(3階32番)で配布しています。
また、以下のPDFでダウンロードもできますのでご活用ください。
禁煙手帳
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このページの作成者・問合せ先
大阪市大正区役所 保健福祉課保健活動グループ
〒551-8501 大阪市大正区千島2丁目7番95号(大正区役所3階)
電話:06-4394-9968
ファックス:06-6554-7153