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第83回大阪市住宅審議会(会議録)

2014年9月10日

ページ番号:71830

第83回大阪市住宅審議会 会議録

1.日時

平成22年2月2日(火) 午後2時から午後3時10分

2.場所

大阪市役所本庁舎P1会議室

3.出席者

<委員>

三輪会長、山本会長代理、大竹委員、篠崎委員、篠田委員、髙田委員、谷委員、德矢委員、

長﨑委員、中島委員、橋爪委員、波多野委員、久委員、弘本委員、村田委員、矢田貝委員

<幹事>

岩城都市整備局長、浅井政策企画室理事、平岡都市整備局理事、酒井都市整備局企画部長、

澁谷都市整備局まちづくり事業部長、坂本都市整備局住宅部長、

國松都市整備局住宅整備担当部長

<事務局>

野口住宅政策担当課長、坂中住宅政策担当課長代理

4.議題

・今後の大阪市の住宅政策について

5.議事録

(1) 開会

(配布資料確認)

・    座席表、会議次第、名簿

・    資料1「今後の住宅施策の方向について答申(案)」に対する意見の取り扱い(案)

・    資料2「今後の住宅施策の方向について(答申)(案)」

(2) 局長あいさつ

(岩城都市整備局長)

  皆様方には大変お忙しいところお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。審議会の開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

  昨年の2月に諮問させていただきまして以降、これまでに4回にわたりましてご審議を賜り、前回の審議会ではパブリックコメントに向けました答申案等をまとめていただきました。本日はその寄せられましたご意見も踏まえまして、最終的な答申の取りまとめに向けた、ご審議をお願いしたいと存じております。ご多忙のところご審議を賜りますことに対しまして感謝を申し上げますとともに、これまでのご尽力に対しても深く感謝を申し上げる次第でございます。

  まことに簡単でございますが、開会にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。本日はよろしくお願い申し上げます。

(4) 今後の住宅施策の方向について

(三輪会長)

  委員の皆様にはご多忙のところお集まりいただきましてありがとうございました。

  ただいまから第83回大阪市住宅審議会を始めさせていただきます。

  会議次第によりますと、本日の議題は、今後の大阪市の住宅施策についてでございます。今回の審議会におきましては、昨年12月から本年1月にかけて当審議会が実施いたしましたパブリックコメント答申案に関する意見募集で寄せられましたご意見についてご審議いただきたいと思います。お寄せいただきましたパブリックコメントの原文につきましては、委員の皆様のお手元にあらかじめ送付させていただいておりましたが、本日用意しております資料では、私と会長代理のほうでその原文を確認しながら、そのご意見として寄せられたものについて個々の提案を全部要約いたしまして、整理をして並べてございます。それで、それぞれのご意見に対する審議会としての取り扱い、これは最終的な答申文書の中にどの場所にどういうふうに織り込むかというあたりも、一応私と会長代理と事務局のほうで作業いたしまして、仮にまとめてございます。きょう最初に見ていただきます資料の1番がその作業の結果でございますが、本日はこれをもとにいたしまして委員の皆様にご判断をいただきたいと考えております。

  なお、本日の審議会におきましては、答申に向けた最終的な取りまとめをさせていただきたいと考えておりますので、後ほど皆様のお手元の答申の最終案はパブリックコメントでいただきましたご意見のうち、これは書き込んでもよいと事務局で考えたものは全部ではございませんが、既に書き込んでございます。全体の答申文案につきましては、事務局と私と会長代理で作成した最終バージョンでございますので、皆様方にこれを通してご覧いただきまして、ご了解いただければ、それを本日の審議会の結論ということにさせていただきたいと考えております。一応そのつもりで用意してございます。

  それではまず、最初の薄いほうの1番の資料を使いまして、事務局のほうから、こういうご意見をいただいてこういうふうに作業して、このあたりにこういうふうに織り込んだらどうかという、その辺をまとめたものの概要の説明をお願いすることにしたいと思います。

 

(野口住宅政策担当課長)

  事務局を担当しております住宅施策担当課長野口でございます。どうぞよろしくお願いします。

  それでは、事務局のほうからご説明をさせていただきます。本日ご説明させていただきます内容は、パブリックコメントの内容を踏まえた答申最終案についてでございます。

  まず、昨年11月6日の前回審議会以降の事務局での作業経過ですけども、前回のご審議を踏まえ、会長、会長代理のご指導によりまして、答申案につきまして字句、文章を調整させていただき、あわせて「はじめに」と「むすび」を新たに加えさせていただきました。そうした修正を行った案について、事前に委員の皆さんにご送付させていただき、その後、審議会として意見募集をかけさせていただきました。本日はパブリックコメントいただいたご意見を踏まえまして、さらに加筆修正を行いました最終案ということで、資料2としてお手元に用意させていただいております。

  それでは、早速ですけども、右肩に資料1とありますA4横の答申(案)に対する意見の取り扱い(案)に沿って、いただいた意見、そして意見に対しての審議会としての取り扱い、文案修正について説明をさせていただきます。

  1ページの表紙に今回の意見募集の概要をまとめておりますが、昨年12月15日から本年1月12日まで、約1カ月間を募集期間といたしまして、大阪市のホームページを初め市役所、各区役所で閲覧をしていただきまして、答申案についての意見募集を行いました。結果としまして、そこにございますように全部で4件、項目にして21項目の意見を頂いております。3ページ以降にその内容をまとめておりますが、取りまとめに際しましては先ほど会長からご案内ありましたように、会長、会長代理に内容をご確認いただきながら、すべての項目について要旨を要約して、この資料の中で整理をさせていただいております。なお、頂いた意見の原文につきましては事前に委員の皆様に送付させていただいております。

  資料の構成ですけども、3ページを見ていただきますと、一番左側の欄にいただいた意見の趣旨を項目別に整理しております。真ん中の欄に答申案の中での該当箇所を示しております。そして、一番右側の欄に住宅審議会としての取り扱いについてのコメントを案としてまとめさせていただいております。整理番号は、ご意見の該当箇所をおおむね章立ての順に整理をさせていただいております。

  それでは、整理番号の順にご説明をさせていただきます。

  まず、3ページ1番目ですけども、意見としては第1章の現状と課題認識の部分で、平成7年以降の人口回復傾向の背景としまして、このころのマンション建設の増加があることを加筆できないかというものでございます。審議会の取り扱いといたしましては、参考資料のデータからも特に平成12年以降のマンションの供給の増加ということが人口増加の1つの要因であると判断できますので、右欄の下線部にありますように、「活発な分譲マンションの供給等もあり増加幅が大きくなっている」という文章を加筆させていただいております。

  次の2番ですが、意見の趣旨は、最近の高層化されたまちでは、地域コミュニティ等で新たな課題が起こっており、そうした変化に対応した提言が求められるのではないかというものです。まちの高層化の中で、課題として、過去の審議会におきましても地域コミュニティの希薄化といった意見もございました。第1章の課題認識のマンションに関する記述の部分と、それからあと第5章、具体的施策のところの住宅の長期利用とストックの再生・有効活用の項目の文章において、それぞれ右欄の下線部にございますように、「また、居住者間や地域とのコミュニティが希薄になっているものも見られる」というような課題認識と、施策の部分につきましてもその下の下線部にございますように、「あわせて、居住者間や地域とのコミュニティ活性化の取り組みを促進する」という文章を加筆させていただいております。

  4ページ、整理番号の3でございますが、ご意見といたしましては1章の分譲マンションの現状認識の部分で、「建築後30年以上経過したものが約5万6,000戸存在し、今後老朽化した分譲マンションの増加が見込まれる」という原文がございます。意見の中では30年老朽化論ということでご指摘をされておりますが、原文を見ますと築後30年イコール老朽化というふうに読めてしまうというご指摘があろうかと存じます。この部分につきましては、原文の趣旨の明確化ということを図るために、右側の欄の下線部にございますように、「建築後30年以上経過したものが5万6,000戸存在するなど、築後年数の長い分譲マンションの増加が見込まれ、今後、マンションのより適切な維持管理が求められる」というように修正をさせていただいております。

  次の4番でございますが、基本目標の記述に関するものでございまして、人がまちに住むメリットとして、職住近接による時間的余裕の享受という文言を追加できないかというご意見でございます。この趣旨につきましては、取り扱い欄にございますように、原文中に「発達した交通機関により利便性や文化施設の充実、情報や人との多様な交流機会といった大都市の特性」という記述でご意見の趣旨も踏まえているという考え方でございますので、原文のままの対応ということにさせていただいております。

  次の5番も基本目標に関する記述でございます。基本目標は「住みたい、住み続けたい、住まいとまち大阪の実現」というのが表紙にありますけども、意見としましては住みたい、住み続けたいだけじゃなくて、住み続けられるという方向性を目標に補足すべきだという意見でございます。この点につきましては、取り扱い欄にございますように、原文中の基本目標を趣旨説明する中で、右欄にございます2行目から4行目にありますけれども、「これからの住まいとまちは、安定した市民生活を支える基盤として、社会経済情勢の変化にも耐えていけるものでなければならない」としており、住み続けられるというようないただいた意見の趣旨も説明をした上で目標を掲げさせていただいておりますことから、これにつきましても原文のままという取り扱いとさせていただいております。

  次の6番ですが、3章の今後の施策の方向性の中の都市の活力を高める住まい・まちづくりの記述で、幅広い世帯の市内居住を積極的に促進するという原文中に、幅広い世帯の例示としまして、経済的に恵まれた世帯ということを示せないかというご意見です。これにつきましては、原文がこの指摘の趣旨も含めたものとして表現しているという考え方でございますので、取り扱いのほうも原文のままとさせていただいております。

  続きまして5ページにまいりまして整理番号7です。こちらも先ほどの6番と同様の箇所で、住宅ストックという言葉の前に修飾語として都市型という文言をつけて、都市型住宅ストックとしてはという趣旨でございますが、取り扱いといたしましては、この意見の趣旨も含めて広い意味での原文となっておりますので、そのままとさせていただいております。

  次の8番目でございますが、このご意見は密集市街地の再生に際して区役所機能の拡充や、住民が担い手となった地域特性を生かしたプランづくりの必要性といったことが趣旨でございます。このご指摘につきましては、取り扱い欄にございますように、施策展開に当たっての視点というものを記述した第4章に掲げております市民との協働の項目におきまして、文言として「密集市街地整備など、地域特有の課題を踏まえ、長期的なビジョンをもって、着実に進めていかなければならない分野においては、市民と共に取り組むことが求められる」。また、「地域と密接な関係にある区役所の機能を活用しながら、「市民協働」を前提とした施策を推進する必要がある。」としてございまして、意見の同趣旨の内容が既に示されておりますので、これも原文のままの扱いとさせていただいております。

  次の9番の意見は4章の先導性の発揮の項目の中で、大阪市においては都市に共通する課題が先行して顕在化しているという特徴を示している部分がございます。そこで、戦後の都市発展の過程の中で、住宅地の郊外化等について説明の補強を趣旨とするものでございます。住宅事情、それから人口等の推移につきましては1章の現状と課題の部分で一定の整理がされておりますので、この分につきましても原文のままの取り扱いとさせていただいております。

  6ページ、7ページをお開きください。

  整理番号の10番から12番、3つのご意見につきましては、それぞれの趣旨が共通あるいは関連いたしますので、あわせてご説明をさせていただきます。

  10番のご意見は、ハウジングプアー階層の居住環境を踏まえ、市営住宅の大量建設や民間住宅への家賃補助制度の実施、また医療、福祉、地域コミュニティなどにかかわる施策の必要性についてのご意見です。また、11番のご意見は、大阪市には公営住宅入居資格基準以下の世帯が多く、今日の雇用不安などもあってセーフティーネットとしての市営住宅ニーズが高いことから戸数増が求められるというご趣旨です。さらに整理番号12のご意見は、セーフティーネットの役割を担う市営住宅の役割の重要性が高くなっており、必要戸数を明らかにして施策を具体化すべきということ。また、公営住宅入居者は高齢者と低所得者の比率が高まっており、自治会活動に支障が生じるなど、団地の維持管理などが保証できない状況にあるというご指摘でございます。いずれの意見もセーフティーネットの役割、それから、それに関わる市営住宅のあり方についてのご指摘と考えております。

  答申案といたしましては、その右欄にまとめて書いてございますけども、これまで論議にもありましたように、市民の居住の安定を確保し、住宅セーフティーネットを構築していくことの重要性につきましては、審議会としても認識しておるところでございまして、今回の答申案におきましても、例えば民間賃貸住宅への入居支援でありますとか、市営住宅について、住宅困窮度の高い世帯への住宅の提供などの施策案を掲げております。また、市営住宅につきましても、これまでも論議をされてきたところでありますけども、現在の約10万戸の市営住宅ストックを有効に活用することが重要で、このため、計画的な更新・維持管理や住宅困窮世帯に対応できる公平・公正な管理の推進に努めるとともに、活力あるコミュニティが形成され、地域まちづくりにも貢献する「市民住宅」再編の取り組みを積極的に進めていくことが必要というあり方についての方向性が答申案の中には示されてるところでございます。また、福祉や教育などの関連分野にかかわることにつきましては、第4章にあります様々な分野との連携・協力の項目におきまして、「様々な政策分野との整合を図り、連携・協力して、総合性を確保するとともに、相乗的に効果を高めていくことが必要である。」としております。こうした大きな考え方が示されておりますことから、原文のままという取り扱いとさせていただいております。

  続きまして、8ページをごらんください。

  整理番号13のご意見でございますが、生活保護に係る住宅貧困ビジネスの実態調査と施策の検討のご提案でございます。この事業につきましては、右欄にございますように、大阪市では健康福祉局を中心としまして生活保護行政特別調査プロジェクトチームを昨年立ち上げております。被保護者の生活実態や、いわゆる貧困ビジネスの事業者等に関する実態調査を実施しておるところでございまして、こうしたことから文案につきましては原文のままとさせていただいております。

  次の14番、15番はいずれも第5章にございます市営住宅の11回落選者特別措置制度の見直し検討に対してのご意見でございまして、制度の保持を趣旨とするものでございます。これらの意見についての考え方ですが、右欄にございますように、大阪市の市営住宅の募集制度につきましては、これまで母子世帯・高齢者等の福祉的配慮を特に要する世帯向けでありますとか、新婚・子育て世帯向けなどさまざまな優先選考を実施しているとともに、またDV被害者や破産・失業その他の理由による緊急に住宅を必要とされる方に対して随時募集を導入するなど、住宅困窮者により適切に住宅の供給ができるよう制度の充実が図られているところでございます。その一方で、11回落選者特別措置制度につきましては、ほかの優先選考と異なりまして11回落選者の登録者全員に住宅をあっせんする制度であるということで、現在では本制度による入居者が公募全体の約3分の1を占めている状況にあります。市営住宅について、セーフティーネット機能の充実でありますとかコミュニティの活性化など新たな課題に対する政策的な活用を図っていくためには、以上の状況を踏まえますと本制度のあり方を含め見直しについて今後検討する必要があると考えておりますことから、文案といたしましても原文のままとさせていただいております。

  次の16番は第5章にございます市営住宅の家賃減免制度の見直し検討について制度改悪をすべきでないとのご意見でございます。これに対する考え方といたしましては、右欄にございますように、家賃減免制度には同程度の困窮度の者が同程度の負担水準になっていないという課題でありますとか、減免後の負担家賃が広さや設備水準など住宅の便益を適切に反映しないといった課題がございます。そのため、入居者の居住の安定はもちろん、公平性という観点も踏まえまして制度の見直しを検討する必要があるという考えでございまして、文案といたしましては原文のままとさせていただいております。

  下の9ページに移りまして、整理番号17番でございますが、第5章の幅広い都市居住ニーズへの対応の項目の中で、「幅広い人々の都市居住を促進し」という箇所がございます。幅広い人々の説明として、先ほど6番の意見とも同趣旨でございますけども、経済的に恵まれた人々もといった文言を加筆できないかというご意見でございます。このご意見の趣旨も含めて「幅広い人々」と表現しており、取り扱いとしては原文のままとさせていただいております。

  次の18番でございますけども、第5章の住宅の長期利用とストックの再生・有効利用の項目におきまして、民間賃貸住宅におけます安全性、定住性、適正な管理システム等について、大阪独自の施策を検討すべきとのご意見でございます。これにつきましては、同所におきまして住宅改修の支援でありますとか、住宅の適切な維持管理に関する普及啓発、さらに民間賃貸住宅ストックの有効活用に関する施策など、大阪市が独自に行うべき取り組みも提言されておりまして、取り扱いとしては原文のままとさせていただいております。

  次の19番目は、第5章のマンションの適正な維持管理と円滑な建替えの支援の項目についてのご意見でございまして、内容は、分譲マンションの供用部分は区分所有者の負担で維持されているが、行政的、社会的負担で維持していくべきことが多々あるのではないかというものです。これにつきましての取り扱いですが、右欄にございますように、分譲マンションの維持管理の推進についての行政の役割といたしましては、やはり区分所有者による管理を基本に、適切な維持管理や円滑な建替え等に向けた情報提供等について支援の充実を図ることが重要と考えております。

  答申案ではそうした考え方に立って幾つかの施策提言がされております。取り扱いとしては原文のままとさせていただいております。

  次の20番、そして最後の21番ですけども、こちらも住宅事情関係資料に関するご意見で、20番は都心部における主な高層マンションの位置図、21番は大阪市基本計画における土地利用構想図を記載してはどうかというご意見でございます。マンションにつきましては、附属の参考資料において供給状況を大阪市の都心部、それから都心部以外の内訳で整理をさせていただいております。ご意見の趣旨は原案に含まれていると考えております。また、土地利用図につきましては、大阪の状況を示す資料の1つと存じますが、最終的に答申に添付する参考資料といたしましては、本審議会の論議で参考とした資料のうち、住宅施策に関係の深いものを掲載させていただくということでまとめさせていただきたいと考えております。扱いとしましては原文のままの取り扱いとさせていただいております。

  以上が頂いたご意見の要旨と審議会としての取り扱いについての説明でございます。

  なお、最終案について附属資料の追加を行っております。お手数ですが資料2の答申案をご覧いただきたいと思います。答申の中ほど、A3の折り込みページある次のページ、53から59ページにかけまして、附属資料という形で、今後取り組むべき主要な住宅施策の一覧という表を追加しております。施策項目ごとに今回いろいろご議論賜りまして、答申案に盛り込んでいただきました主要な施策を抜き出しまして、今後、新規または拡充などして新たに取り組むべきものと、継続して取り組むものに分けまして表として整理をしてございます。これまでの審議でお示ししたものを簡単に整理したものでございますが、その前の折り込みのページの施策体系のチャートとあわせますと、答申の全体が把握できるようにということで資料を整理させていただきました。

  説明については以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(三輪会長)

 はい、ありがとうございました。

  説明の前半は、パブリックコメントでこういうコメントをいただいた、ここはこう直したらどうかというようなこと、あるいはこういう趣旨を書き込んだらどうかといろいろございました。その個別のご意見に対して事務局と私と会長代理とご相談しまして、その要点について答申文案のほうに反映できるところは反映してございます。ご趣旨は確かにわかるんだけど、こちらのほうではそのテーマについてはこういう考え方でまとめていくことを考えているというようなことで、コメントいただいたものをそのままそっくりここへ転載するというような形になってないのもございます。

  以上のような扱いをしてございますが、まず眺めていただきたいのは、パブリックコメントに頂いたコメントに対して、こういうふうなまとめでよいかというのがまず1つでございます。この点につきまして、何かご意見、ご質問ございませんか。

  特にないようでございましたら、先へ進ませていただいてよろしいでしょうか。

  本日皆さんにご確認いただきたいのは、この答申の文書の本体のほうでございます。これが最終のバージョンでございまして、途中のところでは何回かご覧頂いているかと思いますが、はしがきとむすびのついた、こういう冊子の形で眺めていただくのは本日が初めてかと思います。また、今後取り組むべき主要な施策の一覧表がついているものも本日が初めてかと思います。附属資料は何回か見ていただいたので、細かい改良点が随分ございましたけれども、過去の審議会でいただいたご指摘の点は大体全部消化してこの中へ織り込んでございます。それから、途中で気がついて、用語集の中に入れようと思ったもの、新たに入れたりしたものもございますが、ここで逐一ご説明するのは控えたいと思います。特に、はしがきのあたりから始まって、本文がずっとあって、大きな見出し、中見出し、小見出し、そういう組み立て方、それから最後のむすび、それから施策一覧表、そのあたりをご覧いただきたいと思います。それで、何かお気づきの点がございましたらご発言いただきたいと思います。

 

(弘本委員)

  1つよろしいでしょうか。「(5)地球温暖化等の環境問題の深刻化」のところの緑化に関する記述あたりに比較的関係が深い事柄になるかと思いますが、皆さんご承知のとおり、今年COP10という生物多様性に関する国際会議が行われますが、これはCO₂の問題と両輪の世界的な環境問題の課題解決の取り組みでして、世界的にその辺の認識が高まっていて、両方やらなければいけないという動きが進んでおります。日本でCOP10も開催されることですし、COP10があるからといって、やるだけで終わってはいけない問題なんですけども、生物多様性というものを都市の中でもどのように回復していくかということは、大きな課題になっていると思いますので、何かキーワードとして一言追加していただいてもいいのではないかなというふうに、今の世の中の流れという意味で思いました。

 

(三輪会長)

 26ページからのところのどこかですか。

 

(弘本委員)

 そうです。

 

(三輪会長)

  具体的に教えていただけましたら。例えば総論的なところで何かキーワードであるとか、あるいは何か各論のほうのところで記述したほうが良いのか。

 

(弘本委員)

  13ページから15ページのところに地球温暖化等の環境問題が深刻化という事柄を幾つか分類して書かれていますが、例えば、「一層の促進が求められる市内の緑化」のあたりに一言加えてもいいのではないかと思います。生物多様性という観点からも、都市緑化すればいいだけという話ではないということに対しても都市環境というのはこたえていかなければいけないというような課題があるということを一言触れてはどうかと思いますが、どういう文言でここに加えるということは、すぐには、申し上げられませんが。

 

(三輪会長)

 本日の会議の終わりぐらいまでに何か文言を教えてくださいますか。

 

(弘本委員)

 わかりました。では考えてみます。

 

(髙田委員)

  今のことに関連して、確認をしたいんですが、環境という言葉の使い方がどういうルールで使われているのか、生物多様性という言葉は、44ページに初めて出てくるんですよね。それで、地球環境問題、グローバルな環境問題は環境問題というふうに整理されているように見えるんですが、地域的な環境について、自然環境という言葉は何回か出てくるんですよね。これは環境というのは自然環境だけじゃなくて、社会的な環境とか経済的な環境とかいろんな意味で使われる言葉ですので、その環境の頭にほかの言葉がついて、それがまた概念として整理されることがあるので、この冊子の中では自然環境というのはグローバルな意味の自然環境ではなくて、地域的な自然環境という意味で出てくるときには自然環境という言葉が使われているのかなと思って、読ませていただいたので、そういう読み方でいいんでしょうか。

 

(三輪会長)

  今の件につきまして事務局よろしくお願いします。

 

(酒井企画部長)

  環境と一般的に申します際には主に、地球環境とかグローバルな意味の環境でございまして、さっきご指摘の44ページに具体的に記述ございますが、生物多様性に配慮した敷地内の緑化や水辺の整備などそれぞれの地域における自然環境、ここで自然環境と使ってますが、ここは地域における具体的な自然環境という意味の環境でございます。

 

(髙田委員)

 ローカルな環境のときに自然環境と、緑とか水とかそういうものを自然環境というふうに整理されてるというルールですね。

 

(酒井企画部長)

 はい、ここではそういう使い方をしております。

 

(髙田委員)

 わかりました。

 

(三輪会長)

 今の髙田先生のお話、言葉の定義が合ってないということですか。

 

(髙田委員)

  全部統一されていればこの冊子としては問題ないと思います。そのことを確認させていただいただけです。

 

(三輪会長)

  ありがとうございました。

  ほかに何かお気づきの点ございませんでしょうか。

(德矢委員)

  市民の方からもいろんな意見をいただいて、それを分析してこうして取り入れられて、大変よくできているなと思っておりますが、51,52ページにあります体系表を見てみると、縦に4つの枠に分かれておりまして、その左端の現状の課題に対して、右に、住宅施策の基本目標、それから施策の方向性というふうに書いてある枠がある。それから、右に施策展開にあたっての視点という枠があって、右端に今後取り組むべき主要な施策とあります。そこで、例えば2番目の枠の基本目標に関しては「住みたい、住み続けたい、住まいとまち大阪の実現」という表現について、その下の施策の方向性はそれぞれ「まちづくり」という表現がされていて、まちづくりという行動の形で書いてありますが、例えば1番目の施策の方向性の安全・安心を支える住まい・まちづくりというのは次の施策展開に当たっての視点の5つに分かれている項目のどれかにつながっているのか、全部が関係あるのか、安全・安心のまちづくりは次の展開に当たっての視点のどれかの項目にあるのかという関連性といいますか、その辺が余りはっきり出ていないので、どういうふうにこれをとらえればいいのかなと思います。左から右に流れていくときに、この枠は次の枠のどれに関係ある施策だったり目標だったりとかいうのでまとめていくというほうがわかりやすいと思いますが、全部が左のほうに関係があるのか、どれかは特にどれかとつながっていくという、矢印でつながる形で分析できるのか、右側へのつながりがわかりにくいという感じがしました。

 

(三輪会長)

 ありがとうございました。この表の読み方について事務局から説明してください。

 

(野口住宅政策担当課長)

  住宅施策の基本目標の「住みたい、住み続けたい、住まいとまち大阪の実現」を目指して、「今後の方向性」として4つございまして、「主要な施策」では、それぞれの方向に基づいてどういう施策が必要かというのを具体にグルーピングして施策をそれぞれ固まりをつくっており、必ずしも1対1で対応するのではなく、例えば、方向性の「安全・安心を支えるまちづくり」が「主要な施策」の1番だけで対応しているかというとそうではなく、ほかにも幾つかそういう要素があります。

  また、視点についても、1対1の対応ではなくて、それぞれの施策を進めていく上で全体を通してこういった「市民の協働」でありますとか、「ストックの有効活用」でありますとか、「情報の発信・交流」など、そういったものをすべて主要な施策を実施するに当たって共通した視点として持って施策を進めるべきだという意味で表現しています。それが矢印の間で下から指しているのはそういう意味を示しています。複雑な体系になっていますが、できるだけ解りやすくするためには、こういう整理が一番いいかなと考えまして、このような表現にしております。

 

(德矢委員)

  趣旨はわかりますが、例えば担当課が分かれている場合、1個が1個で対応するというものでないというのはわかるんですけど、つながるものとつながらないものがあるかと思うのですが、そうした部分を表現できたほうが良いのではと思いました。

 

(酒井企画部長)

 德矢委員ご指摘のように、「施策の方向性」と「主要な施策」のそれぞれを一つ一つの線で結ぶというやり方も確かにあるかとは思いますが、この表の整理の仕方としましては、左から2つ目の基本目標の列のところで今後の基本目標と、その基本目標を実現していくための4つの方向性をあげていまして、一番右側の今後取り組むべき主要な施策のところの(1)から(7)とありますが、この並びはおおむね方向性の4つの柱に近いものを上から順番に並べております。ですから、左から2列目と一番右の列は比較的上から順番に近いものが並んでおりまして、右から2列目の施策展開にあたっての視点というのは、具体的な施策をどんな視点をもって進めるかということで、上の矢印に向かって下から三角の印で表現しています。これが三角より、矢印のほうがわかりやすいかもしれませんが、この左から2列目と一番右との間にこの視点というのがクロスしてかかってきて、一番右の施策が具体的に出てくるということをお示しできればということでつくっている図でございます。

  例えば、安全・安心を支える住まい・まちづくりという方向性に対して、市民との協働もあるし、そういうストックを使うという、既存のものにおいても何か考えないかんということもありますでしょうし、この施策を進めるに当たって情報の発信・交流というようなことを考慮するといったこともあるということで、それぞれ関連が出てくるかと思いますが、それを下から上に向かっての三角印で矢印のところ結んでおり、その結果として安全・安心を支える住まい・まちづくりに関連する主要な施策としては(1)の安全・安心な住宅・住環境づくりと、(2)の居住安定確保に向けた取り組みの強化といったものが比較的関連が強いということで、この順番に並べております。きっちり並んでおりませんが、おおむね左から2列目の方向性の4つの項目と並びと、一番右側の(1)から(7)は上から下に関連が深いものが並ぶような配置をしてございます。それがこの全体の章立てにも反映しているということでございます。

 

(三輪会長)

  少しわかりにくいかもしれませんが、よろしいでしょうか。

先ほど最初のところでご質問があった2番目の縦の欄、一番上が基本目標で、その下に4つコマがあって方向性と書いてございますが、それは一番上の枠の基本目標の住まいとまちと2つ書いてあります。その下のそれぞれ4つのスローガン、「住まい・まち」と2つ並んでございますので、まちづくりだけにシフトしているわけではございませんので、いろんな読み方ができるのだと思います。一つ一つ矢印を途中で点々になって「視点」の欄の下をくぐって次の「主要な施策」を結ぶとすると、非常に複雑な体系表になりますので、その辺はまとめたほうがよいのではという考えもあって、省略し、なるべく単純に表現しようというつもりであったと思います。

  その辺でよろしゅうございますか。何か特にこういう工夫を加えたらどうかというようなことがございましたらお願いいたします。

  先ほどの生物多様性のところについて、何か具体的なご提案ができていましたら、お願いします。

 

(弘本委員

  14ページの一層の促進が求められる市内の緑化のところの下に少しまだスペースが2行ぐらいは入りそうですので、ここに、例えば、「また、生物多様性の保全・再生の観点から、都市環境においても生態系への配慮の必要性が指摘されている。」という一文を加えてはどうかと思います。というのは、ここで課題として挙げられていることは、人の側から書いてあることが並んでいるのですが、生物の側からの配慮というものが必要になってきているのだということを、人間もその中に含まれるわけですけれども、入れておいたほうが良いのではないかと思います。

 

(三輪会長

 見出しは両括弧のところの(市内の緑化)、この両括弧の続きですね。

  事務局のほう、今伺った文言について記録できましたか。

 

(弘本委員

  ポツと中黒の丸をまず打っていただいてから、「また、生物多様性の保全・再生の観点から、都市環境においても生態系への配慮の必要性が指摘されている。」くらいでいいかなと思います。適当に修文していただくのは全然構いません。

 

(三輪会長

  関連して用語集のところについても、先ほどご指摘がありましたが、矛盾なしにいきますでしょうか。

 

(弘本委員

 はい。

 

(三輪会長

  今のご提案のところで、この箇所についてはこういう方向で筆を加えていくということ、皆さんよろしゅうございましょうか。

  ほかに何か特にこの辺はこういう工夫を加えたらどうかというようなご発言がもしございましたらよろしくおねがいします。

 

(村田委員

  非常に細かいことで申しわけありませんが、24ページの「様々な分野との連携・協力」で、福祉、子育て、教育等々ございますが、私、実感としてやっぱり高齢化が進むというので医療という言葉ですね、やはり病院とか診療所とか健康面への関心というのがやっぱりまちに住む特に高齢の方にとっては大きな関心事ですので、その2文字もつけ加えていただけたらと思います。

 

(三輪会長

  24ページ下から3行目あたり、この並びですね。

 

(村田委員

 そうです。その並びのところにやはり医療という健康絡みの言葉というのは入れていただければと思っております。

 

(三輪会長

  ご指摘ありがとうございます。これもいろいろ修正をいたしたいと思います。よろしゅうございますか。ありがとうございました。

  先ほどの德矢先生ご指摘の51ページ、52ページの表につきまして、もう少しわかりやすい何か改良点があれば、それを工夫させていただきたいと思います。

 

(久委員

  51、52ページで、先ほど1対1対応のほうがわかりやすいのではというご意見がありましたが、私は、従来の施策というのが1対1過ぎて、そこだけ見ていれば何とかなるというような、いわゆる縦割りがそこから出てきている部分もあったのではないかと思います。

  そういう意味で、一番右側の主要な施策は各部署で頑張っていただくということになると思うのですが、そこへ持っていくまでにこの3段構えをすべての部署のすべての担当者が読んでいただいて、こういう基本的な姿勢、基本的な課題認識の中で自分たちの一番右の施策を打っていただくというような、そういう読み方のほうがいいのではないかというように思っておりまして、ぱっと見は従来に比べてわかりにくいと思うんですけれども、左3つはやはりしっかり読んでいただいて右側の各個別施策を展開していただくという意味では、これはこれとして非常に意義のある書きぶりではないかなと理解しております。

 

(三輪会長

  ありがとうございます。私が少し思いますのは、この表では、矢印の印と二等辺三角形と2つあるわけですね。これが違うのか一緒なのか、同じ関連を図表で出すときのグラフの書き方、図表の書き方としては少し整理がまだ足りないのではと思います。

  例えば、真ん中にある三角が上を向いているんですね。これは、矢印が上を向いてるんだと思うのですが、短い柄がついているのが本当だろう。その辺のことも含めて、多少の改良はさせていただいてもいいかなと思っておりましたので、先ほどそう申し上げました。ただいまのご発言本当にありがとうございます。

  

(篠﨑委員

  表現の問題なんですけど、住宅政策の基本目標、18ページの「住みたい、住み続けたい、住まいとまち大阪の実現-「まちに住まう」新時代をめざして-」の1つ目の黒ポチのところなんですけれど、読めば読むほどこれはちょっと視点が違うのではないかなと今思っております。

  というのは、「人がまちに住まうことは、都市活力の源となる経済、文化、コミュニティをはじめとする都市活動の活性化にとって不可欠であり」とありますが、都市活動を活性化することではなくて、人がまちに住んで暮らしを豊かにする、その豊かな暮らしを実現するために経済や文化やコミュニティの活性化が必要であるというのではないかなというふうに思います。鳩山首相が人間のための経済とおっしゃることと合わせるわけではないんですけれど、まちに住まうといいましても今日本の中でまちに住んでらっしゃらない地域というのは非常に限られているかと思います。人がまちに住まう、確かに大阪の場合、都心に人が住まなくなって都市活動が弱くなるというのは、現象としてはそうなんですけれども、私は人を主体に、人の暮らしを主体に書く視点も必要ではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。

  それと、もう一つだけお願いしたいのは、次世代へ引き継ぐという言葉が一言19ページにあるんですけれど、やはりこれは子どもさんのいない単身層であっても、住まいは市民が豊かな生活を送り、次世代を育むというふうな言葉、次世代を育むのは社会共通で育むわけですから、そういう言葉を少し最初の基本目標の中に入れておくといいのではないかなという気がいたしますが、いかがでしょうか。

 

(三輪会長

  次世代を育むということでございますね。それから、最初の黒丸のところは、今おっしゃったこと、これはお預かりして、私どもで検討させていただけますか。ちょっとここですぐどっちがいいかと投票で決めるようなことではないと思う、何か一番の基本の哲学の認識みたいなところだと思います。

 

(篠﨑委員)

  読み方にもよりますが、都市は経済活動が活性化するためにあるというふうにも読めないことはないでしょう。やはり人の暮らし、少し視点を変えたほうがいいのかなという気はいたします。お任せしますので、よろしくお願いします。

 

(三輪会長

  ここで皆さんにご判断いただく文案にすぐにはならないので、一度検討させてください。私ども2人で責任を持って検討させていただきます。

  

(大竹委員

  細かいことですが、51ページから52ページの先ほどの今後の施策の方向性、それから本文にもあるんですが、最初が安全・安心を支えるからずっと始まっていて、最後だけ環境と調和するってリズムが違うので、何々を何とかするというふうにとられると、きれいかなと思っただけです。もしいいアイデアが事務局のほうでも考えていただいてあれば、直したらすっきりすると思います。

 

(三輪会長

  事務局に、格調が高くて目標がはっきりとに伝わるにはどうしたらいいか考えてもらいましょうか。

  ほかに何かありませんか。

 

(橋爪委員

  全体の考え方はこれで問題ないと思いますが、1点、5カ年の計画、具体的な施策を書いている中で、その評価といいますか効果の検証等に関しては、唯一むすびのところのポツの3つ目のところに、具体の施策の効果等について常に検証し、必要に応じて工夫を凝らしていくことを望みたいという文言だけがございます。

  現在の社会状況とか財政状況を考える上で、この効果の検証及び状況に応じて工夫を凝らすということは非常に大事なことだと思いますが、「望みたい」という表現ではなく、「工夫を凝らすべき」だとか、「状況に応じて工夫を凝らし、効果の検証を常に行うべき」だとか、このあたりを強めるほうがよいのではないかと思います。

 

(三輪会長

 ご発言、ご指摘ありがとうございます。どういう形でまとめていくか一度預からせてください。

  ほかに何かございませんでしょうか。

  特にご発言ないようでございましたら、本日お手元にございます答申文書案、本日頂いたコメントの修正点は別にいたしまして、大筋としてこれでほぼよろしいということでまとめさせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。

  これを中心に、あとテクニカルな意味での「てにをは」などを含めて整理をして、答申文案を私と会長代理と事務局に手伝ってもらいますがそこで整えまして、市長さんのほうへ答申するということにさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。

  ありがとうございました。

  市長がお忙しいので答申の日程などは決まっておりませんが、最終的な答申書が固まりましたら、それは皆さん方にお配りしたいと思います。その後に市長にお渡しする、そういう段取りになろうかと思います。市長にお目にかかるときは私と山本会長代理と2人でお邪魔して答申をさせていただくつもりをしております。

  昨年の2月に大阪市長から今回の諮問をいただきまして、本日まで大変長い間にわたりまして、今後の住宅施策の方向についてご審議いただきまして、一応答申の大筋について本日取りまとめを終えることができました。この間、委員の皆様方に大変お忙しい中審議に参加をいただきまして大変ありがとうございました。

  それから、また企画委員の先生方にも折に触れていろいろ貴重なアドバイスをたくさんいただきまして、本当にありがとうございました。お礼を申し上げます。

  本日の審議会の議題はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。

  それでは、事務局にお返しします。よろしくお願いします。

(5) 局長あいさつ・閉会

(酒井企画部長)

  会長、委員の皆様、大変ありがとうございました。

  それでは、諮問を受けてのこの審議を終えるに当たりまして、岩城都市整備局長よりごあいさつ申し上げます。

 

(岩城都市整備局長) 

  会長はじめ委員の皆様方には長期間にわたりご審議を賜りまして本当にありがとうございました。昨年2月の諮問から本日の審議会を合わせて計5回、多岐にわたる内容につきまして活発なご審議を賜り、また本日は答申につきましての一定のおまとめをいただきましたことに対しまして厚く御礼を申し上げます。また、企画委員の先生方におかれましては素案並びに審議資料作成に当たりまして数多くのご指導を賜り、この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げます。

  私どもといたしましては、答申にございます「住みたい、住み続けたい、住まいとまち大阪」の実現を目指しまして、非常に厳しい財政状況のもとではございますが、住宅施策のさらなる推進に向けてより一層努力してまいる所存でございます。今後とも住宅行政の推進に関しまして引き続きご指導、ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げまして、簡単でございますがお礼のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。

 

 

(酒井企画部長)

  どうも本日は本当にありがとうございました。最終的な答申につきましては、先ほど会長のほうからご案内いただきましたとおり、今月中には市長にお渡しいただく予定としております。委員の皆様には事前に整理したものをご送付させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

  皆様、この間、長期間にわたりまして本当にありがとうございました。

6.会議配付資料

・    資料1「今後の住宅施策の方向について答申(案)」に対する意見の取り扱い(案)

・    資料2「今後の住宅施策の方向について(答申)(案)」

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