ページの先頭です

大阪市天王寺・阿倍野地区交通バリアフリー基本構想

2022年11月1日

ページ番号:206733

 大阪市天王寺・阿倍野地区交通バリアフリー基本構想は、平成15年4月に制定されました。

基本理念・基本方針

 交通バリアフリー化による移動の円滑化を図り、賑わいのある人にやさしいまちをめざす

  • 人にやさしい経路の確保
  • 人にやさしい施設の整備
  • 人と人がふれあうバリアフリー
  • まちの将来像を見据えたバリアフリー

重点整備地区

 天王寺・阿倍野地区の重点整備地区は、以下の考え方に基づき面積約137haの重点整備地区を設定しました。

  •  高齢者、身体障がい者を含めた多数の人が利用する施設を含み、駅とそれらの施設との移動の円滑化を図ることが重要だと考えられる範囲
  • 面的なまちづくりと連携を図り、効果的・効率的なバリアフリー化を進めるため、まちづくり事業を含める範囲

主要な経路

 主要な経路は以下の考え方に基づき、10路線を位置付けました。  
  • 駅から周辺の主要な施設(主要官公庁施設、福祉施設、大規模病院、集客施設、大規模商業施設、商店街など)の入り口までの経路
  • ターミナルから阿倍野駅方面までの連続性を確保

重点整備地区と主要な経路

主要な経路
凡例

主要な経路図

Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。

整備の基本的な考え方と整備内容

 公共交通、道路、交差点等で移動の円滑化にあたり、整備の基本的考え方と整備内容を示します。ここに示された事項は、基本構想策定後、関係する鉄道事業者、道路管理者、公安委員会等が、基本的に国の基本方針に基づき平成22年を目標にバリアフリー整備に取り組むこととしていますが、整備時期は個々の施設により整備条件が異なることから3つの整備目標時期を設けています。
  • 時期A: 平成22年までに完了
  • 時期B: 平成22年までに着手(一部整備)
  • 時期C: 平成22年以降に着手(現在の技術基準等を考慮した場合、平成22年までに着手困難であるが、今後引き続き検討を進めるもの)

駅舎・鉄道車両

 今回基本構想を策定する地区の鉄道関係の3社が調整し、協議を重ねて整備の基本的考え方を整理しました。更新時期等を勘案しながら最良のタイミングにあわせて、よりよい整備を進めていきます。

※ 鉄道事業者:西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、大阪市交通局(現 Osaka Metro)

  • 阪堺電気軌道天王寺駅前駅
     関係者との協議を行いながら、ガイドラインをふまえたバリアフリーな駅舎への検討を進める(時期:阿倍野再開発事業の進捗状況に併せ実施)

 

  • 視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A〕
  • 音案内の提供の検討(特にトイレ前の男女の区別)〔時期B〕
  • 駅舎内の一貫した連続性のある案内・誘導施設の充実〔時期B〕
  • 車両等の運行に関する異常時に、改札付近等で利用者が次の行動が判断できるような情報提供〔時期A〕
  • 身体障がい者の使いやすさに配慮した券売機の導入〔時期C〕
  • 拡幅改札口の設置〔時期A〕
  • 移動円滑化された経路の確保
    ・ エレベーター等によるホーム~コンコース階~公共用通路の経路の確保〔時期A〕
    ・ 民間施設の既存エレベーターの活用推進等、多種な手法による乗り換え経路の確保〔時期B〕
  • 階段の改良
    ・ 踏面端部の識別化、手すりに行き先の点字表示〔時期A〕
  • ホームにおいて文字、音声による列車案内の充実〔時期B〕
  • 車両とホームとの隙間・段差の改善
    ・ 新規増築・大規模改良時におけるホーム構造の変更や車両構造の検討〔時期C〕
    ・ 渡り板の配備と適切な対応〔時期A〕
  • ホームにおける安全対策
    ・ ホーム縁端付近に連続して視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A〕
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックへ、線路側とホーム内側との区別が容易にできる工夫〔時期B〕
  • トイレの改良
    ・ 車いす対応トイレの設置〔時期A〕
    ・ 新規、改良時の多機能化〔時期B〕
  • 鉄道車両の改良
    ・ 車いすスペースの確保〔時期B〕
    ・ 行き先等の案内表示装置の設置〔時期B〕
    ・ 車両間の転落防止装置の設置〔時期B〕

バス車両

 バス車両のバリアフリー化は、鉄道駅施設のバリアフリー整備の効果を広域の利用者に波及できることから、バス車両のノンステップバス化を推進します。
  • 市営バスは新規導入時にノンステップバスを導入をする
  • 民営バスは国の定めた基本方針に基づきノンステップバスの導入を推進する

   注 市営バスは平成30年4月より民営化し、大阪シティバスが運営しています。

道路、交差点、乗り換え経路

 重点整備地区内の主要な経路において、関係事業者が連携、調整して事業の推進を図っていきます。
  • 道路
    ・ 歩道の改良〔時期A〕
      段差の解消、勾配の改善、舗装面の改善など
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A〕
    ・ 放置自転車等歩道上の障害物の撤去〔継続実施〕
    ・ バス乗り場における路線図、時刻表等の見やすさの改善〔時期B〕
    ・ タクシー乗り場の段差の解消〔時期A〕
  • 交差点
    ・ 音響信号機等の設置検討〔時期A〕
      (谷町筋、あびこ筋、今宮平野線)
    ・ 横断歩道部への視覚障がい者の横断を支援する施設の開発・導入検討〔時期A〕
  • 乗り換え経路
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A〕
    ・ 歩道橋のバリアフリー化〔時期B〕
    ・ 地上と地下の連続性の確保〔時期B〕
  • 地下街
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A〕
    ・ 周辺施設への移動円滑化の確保〔時期A〕
  • その他
    ・ 休憩施設の設置の検討〔時期A〕
    ・ 天王寺公園のバリアフリー化の継続〔継続実施〕

案内・誘導

 安心して"都心地区などに出かけよう"という気持ちになれるように、バリアフリー状況をはじめとする都心利用のための情報を掲載したマップの作成と、当該情報の事前入手が可能なシステム等を検討します。
  • 案内・誘導
    ・ 乗り換えや、周辺地域・施設への案内など、一貫した連続性のある案内・誘導サインの整備〔時期B〕
  • その他
    ・ 一貫性のあるルール化された連続的な案内誘導システムの検討〔時期A〕
    ・ バリアフリーマップの作成・改良〔時期A〕
    ・ 視覚障がい者誘導ブロックと連携した音声案内の開発・導入の検討〔時期B〕

基本構想全文

大阪市天王寺・阿倍野地区交通バリアフリー基本構想

Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。

特定事業計画の進捗状況については、特定事業計画の進捗状況一覧をご覧ください。

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • Xでポストする
  • LINEで送る

このページの作成者・問合せ先

計画調整局 計画部 交通政策課
電話:06-6208-7823 ファックス:06-6231-3751
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所7階)

メール送信フォーム