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大阪市コスモスクエア地区交通バリアフリー基本構想

2022年11月1日

ページ番号:207396

大阪市コスモスクエア地区交通バリアフリー基本構想は、平成18年4月に制定されました。

基本理念・基本方針

ひとにやさしい移動空間、人が集まり交流・活動できる未来都市空間を目指して  

  • 駅を中心とした移動動線のバリアフリー化の推進
  • 地区内の回遊性を高める移動動線のバリアフリー化の推進
  • 安全で円滑な移動と、活動を支える多様なアクセスの選択性の確保
  • ハード整備を活かすソフト面の充実

重点整備地区

 重点整備地区は以下の考え方に基づき、鉄道駅を中心とした面積約173haの区域を設定しました。  

  • 駅500m圏を中心に地区のまとまりを考慮した範囲
  • コスモスクエア開発地区のまとまりを考慮した範囲

主要な経路

 主要な経路は以下の考え方に基づき、10路線を位置付けました。  

  • 駅から周辺の主要な施設(主要官公庁施設、福祉施設、大規模病院、集客施設、大規模商業施設、商店街など)の入り口までの経路
  • 商業・業務施設、文化施設、公園などが面的・線的に広がる地区における、施設間の回遊性を考慮した経路
主要な経路(画像)

主要な経路拡大図

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整備の基本的な考え方と整備内容

 公共交通、道路、交差点等で移動の円滑化にあたり、整備の基本的考え方と整備内容を示します。ここに示された事項は、基本構想策定後、関係する鉄軌道事業者、道路管理者、公安委員会等が基本的に国の基本方針に基づき平成22年を目標にバリアフリー整備に取り組みます。しかし、整備時期は個々の施設により整備条件が異なることから4つの整備目標時期を設けています。  

  • 時期A1:平成22年までに完了
  • 時期A2:平成22年までに完了(土地の未開発地区はコスモスクエア地区の開発の進捗に合わせて着手するもの)
  • 時期B:平成22年までに着手(一部整備、土地の未開発地区はコスモスクエア地区の開発の進捗に合わせて着手するもの)
  • 時期C:平成22年以降に着手(現在の技術基準等を考慮した場合、平成22年までに着手困難であるが、今後引き続き検討を進めるもの)

駅舎・鉄道車両

  更新時期等を勘案しながら最良のタイミングにあわせて、よりよい整備を進めていきます。 

  • 視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A1〕
  • 音案内の提供の検討(特にトイレ前の男女の区別)〔時期B〕
  • 駅舎内の一貫した連続性のある案内・誘導施設の充実〔時期B〕
  • 車両等の運行に関する異常時に、改札付近等ですべての利用者が次の行動が判断できるような情報提供に努める。〔時期A1〕
  • 聴覚的・視覚的に、よりわかりやすい情報提供手法の検討〔時期B〕
  • 身体障がい者の使いやすさに配慮した券売機の導入〔時期C〕
  • 拡幅改札口の設置〔時期A1〕
  • 移動円滑化された経路の確保
    ・ エレベーター等によるホーム~コンコース階~公共用通路の経路の確保〔時期A1〕
    ・ 乗り換え経路の確保〔時期A1〕
  • 階段の改良
    ・ 踏面端部の識別化、手すりに行き先の点字表示〔時期A1〕
  • ホームにおいて文字、音声による列車案内の充実〔時期B〕
  • 車両とホームとの隙間・段差の改善
    ・ 新規増築・大規模改良時におけるホーム構造の変更や車両構造の検討〔時期C〕
    ・ 渡り板の配備と適切な対応〔時期A1〕
  • ホームにおける安全対策
    ・ ホーム縁端付近に連続して視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A1〕
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックへ、線路側とホーム内側との区別が容易にできる工夫〔時期A1〕
    ・ 線路側以外のプラットホーム両端に、点状ブロックを敷設〔時期A1〕
  • トイレの改良
    ・ 車いす対応トイレの設置〔時期A1〕
    ・ 新規、改良時の多機能化〔時期B〕
  • 鉄道車両の改良
    ・ 車いすスペースの確保〔時期A1〕
    ・ 行き先等の案内表示装置の設置〔時期B〕
    ・ 車両間の転落防止装置の設置〔時期A1〕

バス車両

  バス車両のバリアフリー化は、鉄道駅施設のバリアフリー整備の効果を広域の利用者に波及できることから、バス車両のノンステップバス化を推進します。

  • 市営バスは新規導入時にノンステップバスを導入する

   注 市営バスは平成30年4月より民営化し、大阪シティバスが運営しています。

道路、交差点等

  重点整備地区内の主要な経路において、関係事業者が連携、調整して事業の推進を図っていきます。

  • 道路
    ・ 歩道の改良〔時期A1、時期A2〕
      段差の解消、勾配の改善、舗装面の改善など
      (ただし勾配の改善が困難な場合は迂回路等を検討)
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A1、時期A2〕
    ・ 歩行空間の確保〔時期B〕
      (ただし幅員確保が困難な場合は、通行方法の検討や路側帯のカラー舗装化などの環境整備を検討)
    ・ 連絡デッキの路面の適切な管理〔時期A1〕
    ・ 立体横断施設(コスモスクエア駅からコスモ国際フェリー線を横断)の整備〔時期A1〕
  • 交差点
    ・ 地域要望を踏まえ、音響信号機等の設置を検討〔時期A1〕
    ・ 横断歩道部への視覚障がい者の横断を支援する施設の開発・導入の検討〔時期A1〕
  • 歩道上の障害物、違法駐車対策
    ・ 放置自転車等歩道上の障害物の撤去
    ・ 横断歩道上、バス停留所付近等の取締り強化
  • 案内・誘導
    ・ 分岐点や交通結節点等の主要地点において、道路標識(案内標識や歩行者案内標識)の整備〔時期B〕
    ・ 視覚障がい者誘導用ブロックと連携した音声案内等の開発・導入検討〔時期B〕
    ・ バス停(国際交流センター前)から主要な施設(国際交流センター)への視覚障がい者誘導用ブロックの敷設〔時期A1〕
  • その他
    ・ 休憩施設の設置の検討〔時期A1〕
    ・ 「コスモスクエアまちづくり要綱」に基づき、開発者に対してバリアフリー化の協力を求める〔時期B〕
    ・ 咲洲キャナルへのアクセス〔時期A2〕

ソフト面

  駅、道路等の施設整備を進めるだけでなく、市民のバリアフリーへの関心を喚起し、理解を深め、一人ひとりがバリアフリーに参加するような効果的な情報提供、広報・啓発活動等を推進します。

  • 施設利用支援の取り組み
    ・ 駅長室等で充実した案内サービスの提供
    ・ エレベーター、トイレ等バリアフリー施設の情報提供 等
  • 基本構想策定の取り組みの市民への周知などバリアフリーへの関心の喚起
  • バリアフリーへの理解の深化
    ・ ノーマライゼーションに対する正しい認識を深めるための広報啓発の充実等
  • バリアフリーのまちづくりへの参加
    ・ 放置自転車対策の強化、自転車利用マナーの向上等

建築物

 大阪市では、新しい建物や施設を建てたり、改修したりする場合には、すべての人が利用しやすくなるように、「大阪市ひとにやさしい整備要綱」に基づき、出入口部の段差の解消やスロープの設置、障がい者対応のトイレ、視覚障がい者のための誘導用ブロックなどの整備を行う等、交通バリアフリーの取り組みとあわせ、大阪市の建築物のバリアフリー化に努めていく。

基本構想全文

大阪市コスモスクエア地区交通バリアフリー基本構想

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特定事業計画の進捗状況については、特定事業計画の進捗状況一覧をご覧ください。

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このページの作成者・問合せ先

計画調整局 計画部 交通政策課
電話:06-6208-7823 ファックス:06-6231-3751
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所7階)

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