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報道発表資料 総合福祉システムにおける自立支援給付等の利用者負担額(負担上限月額)の決定誤りに伴う過支給について

2023年4月19日

ページ番号:597781

問合せ先:福祉局障がい者施策部障がい支援課(06-6208-7995)、健康局健康推進部こころの健康センター(06-6922-8520)

令和5年4月19日 14時発表

 大阪市福祉局・健康局において、自立支援給付等の利用者負担額(負担上限月額)の決定に誤りがあり、過支給していたことが判明しました。

 このような事態を発生させたことにつきまして、当該利用者の方々に多大なご迷惑をお掛けし、また市民の皆様の信頼を損ねることとなりましたことを深くお詫び申しあげますとともに、対象となる方々に対しましては、個別に事情説明とお詫びを申しあげ、適切な対応に努めてまいります。

1 概要と事実経過

 令和4年5月16日付けで、厚生労働省から自立支援医療及び補装具費等の所得区分の算定事務について、一部の自治体で、平成21年7月の税制改正に伴う変更が反映されておらず、所得区分の算定誤りが判明したため、同様の事例が発生していないか調査依頼がありました。

 本市の利用者負担額(負担上限月額)を算定する総合福祉システムの保守管理を行う事業者に、依頼内容に基づき、プログラム内容の確認を依頼した結果、平成21年7月の税制改正に伴うシステム改修時に、自立支援給付等の利用者負担額(負担上限月額)算定のための市民税所得割額の計算を行う際、寄附金税額控除(基本控除・特例控除)を控除前の額で算定するべきところを、寄付金税額控除の一部(特例控除)のみを控除前の額で算定するプログラムとなっているとの報告が令和4年8月末にありました。

 事業者からの報告を受け、直ちに申請書等が保存されている平成29年4月以降について調査を開始し、地方自治法に基づく請求権の消滅時効期間を除く平成30年2月利用実績分からの対象者24,912件の所得区分及び利用された実績を1件1件確認したところ、令和5年4月17日時点で、令和5年1月利用実績までの分として、69名の方の利用者負担額(負担上限月額)が本来よりも低額で計算され、本市が負担する給付費を過大に支給していることが判明しました。

2 影響人数及び金額 

影響人数及び金額
 事業名称過支給となっていた方  過支給額
 自立支援医療(更生医療)            3名    91,202円
 自立支援医療(精神通院医療)            6名    52,858円
 障がい福祉サービス           10名   738,964円
 障がい児(通所・入所)給付           50名 5,571,473円
 合計           69名 6,454,497円

3 原因

 平成21年7月の税制改正に伴うシステム改修において、厚生労働省からの通知等の内容を誤って解釈し、プログラム設定したことが原因と考えています。

4 判明後の対応

 誤っていたプログラムについては、直ちにシステム改修を行い、令和5年4月25日(火曜日)から正しいプログラムでの運用を開始します。

 影響のあった方には、速やかに、電話等で謝罪を行うとともに、正しい利用者負担額(負担上限月額)の支給決定通知書等を随時送付します。

 また、過支給分について遡ってご負担いただくことになることを説明するとともに、納付をお願いしてまいります。

5 再発防止策

 福祉局・健康局として、今回の事態を厳粛に受け止め、今後は制度改正等におけるシステム改修の際には、システム担当者と事業担当者との綿密な情報連携はもとより、各根拠法令や国通知等の確認や改修にかかる仕様等を組織的に管理する体制を構築し、市民の皆様の信頼回復に全力で取り組んでまいります。

6 その他

 令和5年2月以降の利用実績分については、現在調査中でありますので、改めて公表いたします。

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