報道発表資料　大阪市行政委員会事務局における大阪市職員（消防吏員B（男）1）採用試験第1次試験の採点処理誤りによる合格通知の誤送付について

　大阪市行政委員会事務局において、大阪市職員（消防吏員B（男）1）採用試験第1次試験の採点処理誤りにより、合格通知1通が受験者に誤って届いたことが判明しました。

　このたびの事案を発生させたことにより、受験者及び関係者の方々に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対し、深くお詫び申し上げますとともに、再発防止に努めてまいります。

（注）「大阪市職員（消防吏員B（男）1）」の数字の正式な表記は、ローマ数字です。

　大阪市職員（消防吏員B（男）1）採用試験第1次試験の合格発表日前日の令和5年10月25日（水曜日）、行政委員会事務局任用調査部任用調査課の職員が第2次試験用の資料を作成していた際に、採点処理システム上の受験者データを確認したところ、男性の受験者を女性と誤って登録していたため、10月13日（金曜日）に行った採点処理に誤りがあることに気づきました。

　消防吏員採用試験の第1次試験（体力試験）においては、男女別の採点基準を設けていることから、直ちに担当職員が全ての受験者の性別を訂正し、改めて採点処理を行った結果、当初合格と判定した12名について、不合格であったことが判明しました。

　また、合格通知については、当該12名分を含め、10月25日（水曜日）に郵便局へ持ち込んでいたことから、当該12名分の合格通知を回収するべく、同日、郵便局へ取戻し請求を行いました。

　一方、第1次試験の合格発表については、訂正後の採点処理に基づく合格者93名の受験番号を、合格発表日の10月26日（木曜日）に大阪市ホームページに掲載しました。

　当該受験者へのお詫びと事実経過の説明に努め、ご理解をいただきました。

　採点処理システムに受験者データを登録する際に、受験番号及び氏名については他の採用試験と同様、複数人によるチェックを行っていたものの、消防吏員採用試験では他の採用試験と異なり男女別の採点基準を設けているにもかかわらず、性別について複数人によるチェックを行っていなかったことが原因です。

　このたびの事案の発生を厳粛に受け止め、受験者データの正確なシステム登録の重要性についての認識を関係職員全員に改めて徹底するとともに、全ての採用試験事務の業務プロセスに対応した点検項目のチェックリストを作成のうえ、受験者データをシステム登録する際は、チェックリストを基に複数人でチェックする体制を整備することにより、再発防止に努めてまいります。