ページの先頭です

報道発表資料 食中毒の発生について(北区)

2024年2月8日

ページ番号:619673

問合せ先:健康局 健康推進部 生活衛生課(06-6208-9991)

令和6年2月8日 21時5分発表

 令和6年2月5日(月曜日)17時頃、神戸市内の医療機関から「令和6年2月3日(土曜日)に大阪市内で行われた研究会において、主催者が手配した弁当を喫食した参加者が食中毒様症状を呈している。」との届出が神戸市健康局を通じて大阪市保健所にありました。

 調査したところ、当該研究会で提供された弁当85食は、中央フードサービス株式会社がNCB会館(大阪市北区中之島6丁目2番27号)の2階調理場で調理されたものであり、当該弁当が配られた84名のうち25名が令和6年2月4日(日曜日)12時頃から令和6年2月5日(月曜日)19時頃にかけて腹痛、下痢、おう吐、発熱等の食中毒症状を呈していることを確認しました。

 発症者25名の共通食は当該弁当以外になく、その発症状況が類似していること、発症者のふん便からノロウイルスが検出されたこと、発症者に共通する感染症を疑う事象が確認されなかったことから、当該弁当を原因とする食中毒と断定し、中央フードサービス株式会社に対し、令和6年2月8日(木曜日)から令和6年2月10日(土曜日)までの3日間、当該調理場の営業停止を命じました。

行政処分及び調査概要

原因施設

名称:NCB会館(えぬしーびーかいかん)

所在地:大阪市北区中之島6丁目2番27号 2階

営業者:
中央フードサービス株式会社(ちゅうおうふーどさーびす かぶしきがいしゃ)
代表取締役 苅田 芳明(だいひょうとりしまりやく かんだ よしあき)

業種:飲食店営業

行政処分

原因施設の営業停止3日間

(令和6年2月8日(木曜日)から令和6年2月10日(土曜日)まで)

(注)ただし、本事案に関する営業停止は、2階の調理場部分

 <違反条項>

食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

発症者の状況

発症者25名(男:23名(29歳から87歳)、女:2名(43歳から48歳))

(注)発症者は全員快方に向かっています。

年齢別発症状況

年 齢

20~29歳

30~39歳

40~49歳

50~59歳

60~69歳

70~79歳

80~89歳

合 計

発症者数

1

4

6

5

4

2

1

23

0

0

2

0

0

0

0

2

在住府県別発症状況

在住府県

大阪府

滋賀県

京都府

兵庫県

奈良県

合計

発症者数

9

2

1

12

1

25

主症状

腹痛、下痢、おう吐、発熱等

病因物質

ノロウイルス

原因食品

令和6年2月3日(土曜日)に調理された弁当
玉子焼き、ぶり西京焼き、魚の造り、炊き合せ(たこ、海老芋等)、天ぷら、ご飯等

検査状況

検体名

検査結果

(ノロウイルス)

発症者ふん便(12検体)

7検体から検出

(注)本報道資料に関連して、検査の技術的な事柄については、地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所までお問い合わせください。

担当 地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所公衆衛生部健康危機管理課

電話 06-6972-1327

参考

《食中毒発生状況》

  • 令和6年1月1日(月曜日)から令和6年2月7日(水曜日)まで
    0件0名(本件含まず)
  • 令和5年1月1日(日曜日)から令和5年2月7日(火曜日)まで
    0件0名

(食中毒発生状況の年次集計は、毎年1月1日からの統計です)

(ノロウイルスについて)

  • ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、1年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
  • 感染すると1日~2日の潜伏期間の後、おう吐、下痢、発熱等の症状を起こします。
  • 症状は通常数日で回復しますが、乳幼児や高齢者など抵抗力の弱い方は重症化するおそれもあります。
  • 感染した人は症状が治まっても2週間以上便の中にウイルスを排出します。

(ノロウイルス食中毒予防のポイント)

  • トイレの後、調理をする前、食事の前にはしっかりと手を洗いましょう。特に「2度洗い」が効果的です。
  • おう吐や下痢、風邪に似た症状がある場合は、調理に従事しないようにしましょう。
  • カキなどの二枚貝を加熱調理する場合は、中心部まで十分に加熱(85度から90度で90秒間以上)しましょう。

探している情報が見つからない